04/13 米英連合の偶然「007 ダイ・アナザー・デイ」を観てくる。

 世界的に有名なイギリス諜報部員ジェームズ・ボンドが、あまりに有名すぎてちっとも任務を遂行できない話。

 かつての知的でスタイリッシュでちょっとスケベな007シリーズはすっかり影を潜め、どんちゃん騒ぎの娯楽アクションになってしまいました。とはいえ、過去のスタイルにこだわらなければ十分に楽しめるというところで、007シリーズが生きながらえているのもまた事実なのでしょう。そもそも、情報を扱うのが諜報部員であるのなら、敵を倒すのが役目の007は破壊工作員なんですから、細かいことにこだわってはいけない。

 そんなジェームズ・ボンド君なのですが、今回は活躍というよりも足をひっぱっている印象。ボンドガールにしてアメリカからの回し者、ジンクスに任せておけば万事よかったんじゃないか。というわけで、僕にはちっとも魅力的には見えないのですが、主演はジンクスなのでした。でもまあ、はったりの効いた秘密兵器はよかったね。アストン・マーチンとジャガーもこれでもかといわんばかりだけど、あの衛星はソーラーシステムだとかソルだとかなんてケチはつけないであげよう。

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