04/06 毒毒座頭市「デアデビル」を観てくる。

 もとがマーベルなのでちょいと侮っていたけど、バットマンとスパイダーマンの間ぐらいの雰囲気かな。レーダーセンスはコウモリの知覚能力なので、バットマンにこそ欲しいところ。

 発端が「毒毒」なのにはやっぱりそうかと思ったけど、デアデビル以外の超人に説得力がなかったのは残念。悪役にもカタルシスがなかったしね。それでも散らかりがちな話をうまくまとめて、話としてはそれなりに重くて面白かった。

 しかし、生の演技では見応えのないアクションが、演出や視覚効果で補われていたり補われていなかったりと、なかなか悲惨な仕上がりになっておったぞ。おまけに瀕死になってからが異常に長く、突然妙に元気になったりすることも興ざめ。盲目であることもさほど生かされていないので、スタッフは勝新太郎の「座頭市」を観て勉強し直そう。

 余談ながら、エンディングテロップ中に続編への布石が打たれているので、話のタネにしたい向きは最後まで席を立たないように。

戻る