01/01 汗と油と放射能「K19」を観てくる。

 元旦吉日から観るにはヘビーな作品でしたが、アクシデント・ヒューマンドラマとしてはよくできていますね。無駄にドラマティックな演出がなく、素直に感動というか、感慨深いものがありました。ただし、事故処理の判断が本当に賢明なのかとか、国家の威信をかける割には即製ではないかとか、ろくな準備もせずに出航するのはおかしいとか、フィクションであれノンフィクションであれ、奇妙な点が目に付きました。実は、国家機密とか核戦争とか言って焦っていたのは自信過剰なソビエトだけで、この作品はそれを皮肉っているような気もします。

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