09/14 強い女は美しいほうがいい「バイオハザード」を観てくる。

 世界屈指の大企業アンブレラ社は、ラクーンシティーの地下深くに作られたハイブで極秘裏に生物兵器の開発にいそしんでいた。しかし、何者かが研究中のウイルスをばらまき、ハイブは未曾有のバイオハザードにおそわれる。直後に派遣された特殊部隊は、バイオハザード処理のために記憶を失っていたアリスを発見し、彼女を伴ってハイブの奥深くに潜入する。だがしかし、彼らを待ち受けていたのはTウイルスによって生ける死者と化したハイブの研究員たちなのであった。アリスの失われた記憶に隠されているものは何か、彼らの運命やいかにっ!

 とまあ「ゾンビ(1978)」をベースにしたゲーム「バイオハザード」の映画化だけあって、「ゾンビ」からショッピングセンターのくだりを抜き出して「エイリアン」の味付けをしただけともいえるんですが、閉鎖空間のさらに狭い範囲を舞台にすることで緊迫感はうまく引き出されています。ショックシーンの描写を控えたのは時代の流れなのですが、直接描写をしないことは思ったよりも効果的で、恐怖感は嫌悪感の一歩手前でとどまることになりました。それを生ぬるいと見るかどうかは難しいところですが、確かに中途半端で気が抜けちゃう描写もあるものの、気持ち悪がりたいわけではないのでちょうどいいんじゃないでしょうか。また、全編にわたって鳴り響くヘヴィーメタルが、よりオーソドックスな作りを感じさせます。DVDレビュー以外で感じたのは、やはり映画館で見た方が迫力があって良かったなと。何よりもミラ・ジョボビッチは美人だし。もう一人のヒロイン、ミシェル・ロドリゲスもがんばってはいますが、あの悪い目つきがどうにもこうにも怖すぎだよ。

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