07/21 バカ対サソリ「ハムナプトラ2」を観てくる。

 「ミイラ再生(1932)」のリメイクとしては方向性を間違え、編集の粗さが見えてしまった前作とは一転、SFXアドベンチャー・コメディー・パロディーにしたてあげた傑作になっていた。「インディー・ジョーンズ」+「ロマンシング・ストーン」をベースに、壮大なモブシーンは「ファントム・メナス」、アクションは「マトリックス」、天井を歩くイムホテップは「エクソシスト3」、命を吸い取るイムホテップは「スペース・バンパイア」、月をバックに飛ぶロケット飛行船(これの活躍はかっこよかった)は「ET」、修理して助けに来るラストは「地球の頂上の島」、砂漠を行く機関車は「ワイルド・ワイルド・ウエスト」、サイをもって闘う女二人は「死亡遊戯」というのは考えすぎだけど、とにかくおもしろかったよ。これだけ盛り込んでもオリジナリティーを失わなかったバカ夫婦×2対サソリ男は。

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