小樽の歴史にふれてみる ― たまには重要文化財を見に行ってみよう


小樽に国の重要文化財がふたつあるのをご存じですか?

ひとつが旧日本郵船(株)小樽支店です(もうひとつは、  

平成13年11月に指定された小樽交通記念館構内にある

旧手宮鉄道施設)。ここ旧日本郵船は入館料300円で

見学出来ます。                

小樽駅から歩いて20分、北運河をの〜んびり歩きがてら

見に行ってはいかが? 運河と言えば観光客でいっぱいだ

と思うでしょう? でも、この北運河の方では観光客の姿は

まばら。20分も歩くのは嫌だぁっていう人はバスでも行けま

す。駐車場もあるので車でも行けます。




営業室(1階)
工部大学校(現在の東京大学工学部)の第1期生佐立七次郎

(さたちしちじろう)の設計で、1906年(明治39年)に建てられ

ました。総工費は当時の金額で5万9941円22銭。佐立七次郎

の作品で現存するものはほとんどないのでこの建物は貴重です。
1904年日露戦争が起こったっていうのは歴史で 

習いましたよね? 1905年(明治38年)9月5日 

締結のポーツマス条約で樺太の南半分が日本の 

領土となり、1906年(明治39年)11月13日に

その条約に基づく国境画定会議がこの会議室で

開かれました。                        

会議室(2階)
小樽会議余禄

 11月13日(火曜)晴 午後1時半

日露両委員会議、小樽なる日本郵船会社支店にて開会、郵船会社支店にて

日露両国の会議室に充てられたるは両国なりとて北海道名産タモの木材にて

縷めたる貴賓室の中央に大卓子を据え、辺眩しき唐紅の毛綾織を敷き詰め上

に大輪たる黄白の菊花と翠滴る松の盆栽を安排し用意殊に典雅なり。


 11月16日(金曜)晴

本部にて魁陽亭(山の上にあり現に海陽亭と称す)に宴を張り露国委員長

演説して曰く、「北海道は日本の新天地なり」と、「面して其の急激なる発展

此の如し、日本が精力の旺盛になる宴嘆す」と。宴後、小樽の諸君らと海陽

亭の雅会に赴く。 (中略)                              


    『小樽市史跡樺太国境劃定会議誌』より                  



貴賓室
国境画定会議の後、隣の貴賓室で

祝杯が交わされました。

この貴賓室の壁紙は「金唐革紙」

(きんからかわかみ)と呼ばれて

います。

壁紙の金唐革紙


住 所 小樽市色内3丁目7番8号 電話(0134)22−3316
                   (地図はここをクリック)
開館時間 午前9時半から午後5時
入館料 300円(中学生以下は無料)
休館日 月曜日、祝日の翌日(土、日は除く)
※ 祝日は開館しますが、その分の振替で翌日以降 
 で閉館になる日がありますので、祝日や連休の直後
 に行く場合には、 あらかじめTELで開館してるか
 確認してから行くことをお勧めします。          



All photos were taken by N. Ishikawa. Thanks !

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