BEFORE GET IN SLEEP

6.18
昼過ぎからERROR RECORDINGでFORESTONEの曲のミックス。FORESTONEはナチュラル・カラミティーの森くんとTICAの石井マサユキのユニット。ネーミングの由来は、なんだよ、ベタじゃん! ふたりがヴァンに機材を載せてやってきて、素材をPRO TOOLSに落とすところから始まる。
ナチュカラ森くんは何年か前に高木の完ちゃんに紹介してもらって、以来、いろんなところで顔を合わせてはきたのだけれど、一緒に何かやるのは初めて。物静かで礼儀正しい人。端正かつ男気も感じさせるギターにも人間が滲んでいると思う。素材は彼のG4のマックとMOTU2408のセットからオーディオで再生されるものと、マサユキが持ってきたアカイのサンプラーとコルグのTRITONからMIDIで再生されるものの両方。そういえば、最近はマサユキはほとんどコルグの音源しか使わないそうだ。アメリカのR&B〜ヒップホップの世界でもTRITON一台でやるというのが流行りらしいが。
曲はふたりのギターの会話がどんどんビルドアップされて行き、最初はワルツだったのに、途中はBPM130の四つ打ちでアッパーな展開もする。8分以上もあるので、素材を落とすだけで夕方に。仮ミックスも聞いていないので、落としながら、曲を把握していく。思えば、こうやって一度も聞いていない曲をいきなりミックスすることって、ほとんどしたことがない。が、ふたりからは特に注文もなかったので、思うままにやっていくことにする。ギターのトラックが8トラックぐらいあるので、それらがタペストリーのように織りあわされていく様だけでもう美しい。リヴァーブやディレイなど、まったく使わない状態で、空間の表現ができているので、ちょっとEQでデジタルくさいところ切ったりする以外は、ギターは加工しないことにする。
メインのドラムセットはマサユキがデヴィッド・ボウイのBBCライヴからリサイクル使って作ったセットだそう。打ち込みも昔のブリティッシュ・ロックを思わす雰囲気があったので、セットごとまとめてアナログに出してNEVEに通す。戻ってきたステレオ・チャンネルをコンプレッションで少し歪ませて、さらにオグジュアリーに出した信号をプラグインでガーっと歪ませてからリヴァーブに送り、歪んだリヴァーブが軽〜く返ってくるようにしてみた。リヴァーブやディレイに信号を送る時、直接、オグジュアリーで送るんじゃなく、一度、別のオグジュアリーに出して、加工してから送るというのを最近、よくやるようになった。そういう組み立てがささっと出来るようになったのは、自分にとってPRO TOOLSの道具としての自由度が増してきたからだろう。
TCのファイナライザーをステレオ・エフェクトに使ったり、ヴォコーダーを隠し味的にパーカッションに絡ませたり、ステレオ・ディレイのフィードバックを可変EQでコントロールしたり・・・と、自分の得意なことをいろいろ織りこみつつ、思いつくままのことをガンガンやっていったら、自分的には良い感じのところに数時間で辿り着いた。ふたりも「カッコイイ」と言ってくれているので一安心。夜半過ぎには「聞いてみましょう」ということになり、幾つか注文をもらって直しをしただけでOKに。いや〜、面白かった。曲は繊細なギター・アンサンブルとユーモアも孕んだリズム・トラックが合わさった感じの、そう、ドクター・ロッキットがやっていることをギターでやったような曲に思えてきた。FORESTONE、カッコイイなあ。
あ、書き忘れたが、この曲もMEMORY LABのコンピレーション「SEA OF MEMORY」に収録されるのだ。FORESTONEはこれが初録音だったのだが、アルバムを作る計画もあるそうで、ひょっとすると、このまま僕も参加?

6.19

昼頃に起きたものの、全然、身体が動かない。関節がバキバキ音を立てそうな感じ。公園散歩などしてみたが、疲労がたまっているのは明らかだったので、休むことにする。ホントは諸々、諸々、物事遅れていてヤバイのだが・・・。
結局、薄暗くなるまでベッドで過ごし、でも、スターバックスのラテが飲みたくなって、学芸大に。ダブル・トール・ラテで息を吹き返す。それからスタジオに行って、あすのマスタリングのためにマスターの整理・・・のはずだったが、聞き返すと、いろいろ手直ししたくなり、「カルアミルク」も「だいすき」もそれぞれ、ニュー・ミックスを作ってしまった。基本線は変わらないけれど、どっちもミックスで欲張り過ぎたところをマスタリング・エンジニアに任すことにして、少し緩めた作りにした。
「だいすき」は山口泰が送ってくれた二つ目のミックスと聞き比べ。う〜ん、さすが、山口のミックスは洗練されている。僕のギターやベースのリズム感が二十倍くらい良く聞こえる。打ち込みもアレッ、こんな手のこんだ打ち込みしてたんだと自分で目ウロコしたり。全体の質感は当然ながらニューヨークっぽいというか、今様のR&Bやヒップホップに通ずる。比較すると、僕のミックスはずっとテクノっぽく聞こえる。
でも、これはどちらもアリだろう。山口のミックスの方がカッコイイが、僕のミックスの方がユーモラス。プリンス好きらしさも出ているはず。なので、朝日と相談して、結局、あした、マスタリング・スタジオで直枝くんに選んでもらおう、ということにした。でも、僕としてはもう、今回の経験でミックスに関してかなり進歩できた実感があるので満足。あしたはマスタリングを楽しもう。

6.20

午後いちで某レコード会社で昼食会〜とある新人アーティストのコンベンション。久しぶりにギョーカイギョーカイしたところに顔を出す。
夕方、横浜の新子安に向かい、ビクターの工場でマスタリング。直枝政広、朝日美穂と3人で、世界の小鉄さんとのマスタリングを楽しむ。朝日の「だいすき」は山口ミックスと僕のミックスを聞き比べの結果、直枝さんの意見を聞いて、僕のミックスを採用。マスタリング・スタジオのラージで聞くと、たいてい、自分のミックスはあらが色々と見つかって、気になり出すものだが、今回はそういうこともなし。小鉄さんからも「コレ、高橋さんがミックスされたんですか? 完璧じゃないですか。もうやることないです」などと言われて、めちゃめちゃ舞い上がる。
とはいえ、そこは小鉄さん。「では、しばらく待っててください」と言われて十数分。マスタリング後の音を聞かせてもらうと、うわっ、こんなになるんだ!というぐらい音の豊かさが増す。山口ミックスと比べると、ゴージャス感や低域の厚みにかなり差があったのだが、その差も70%くらいは縮まってしまった。朝日がこんなバランスで・・・という参考CDとして、メアリー・J・ブライジを持ってきていたのだが、聞き比べてみると、まさしく同じバランスになっている。元は宅録だというのに。さすが、小鉄マジック!
直枝さんの「あの娘僕がロングシュート決めたらどんな顔するんだろう」と直枝+朝日の「カルアミルク」もそれぞれバッチリの音に。さらにアナログのカッティングもしてもらう。アナログはボーナス・トラックに山口ミックスを加えた4曲入りにすることにした。アナログに切ったら、僕のミックスはさらに音が太くなり、ゴキゲンな音に。
小鉄さんのプロフィールを見たら、1943年生まれだそう。ということは、あと2年くらいで定年退職になるのだろうか。でも、この日も僕達に付き合って、12時過ぎまで現場仕事。真っ暗になった工場に残って、「ベースの出し方、変えてみましょうか?」などとやっている。スタジオにはバーニー・グランドマンと肩を組んだ写真が。トム・コインやスティーヴン・マーカセンといったアメリカのマスタリング・エンジニアの話になると目を輝かせる。ライヴァルなのだ。カッコイイなあ。世界の小鉄、サイコ〜!

6.21

岡村トリビュート盤のマスタリングも終わり、一段落。MEMORY LABの仕事の方に戻れるか・・・と思いきや、やらなきゃいけないことの多いこと。一日、家にいて、マスターのCD-RからMDのコピーなど作りつつ、懸案をひとつづつチェック。
一番の問題は岡村トリビュート盤のジャケットがまったく上がらないこと。まあ、江口寿史氏といえば、原稿を落とすことを芸にまで高めてしまった漫画家だからなあ。しかし、こうして他人の原稿を待っていると、自分の過去の行いを深く反省させられる。
それはともかく、もうホントにホントにヤバイので、朝日やデザイナーの角田さんには任せておけず、僕が電話。が、当然、留守電には出ない。仕方ないので、サンプル・プレス分の盤面は違うデザインで行くと決断して、自分で盤面を作ることにした。タイスケ・マツオの盤面も自分でデザインしたので、テンプレートもあるし、もはや慣れたもの。ピンク色の盤面で結構、目立つ感じのが2時間ほどで完成。
が、夕方すぎに江口さんがラッキーなことに携帯で捕まった。こういう状況の時、どういう催促が最も効くか、当然ながら、僕はよく知っている。非常に事務的に「今晩中にレーベルマークが入らないと、明日、CDのプレス会社に素材を送りますので、盤面はレーベルマークなしの文字だけの盤面になります」と伝える。実は僕にとって江口さんは最も好きな漫画家のひとりなのだが、電話口では、あなたが誰だか知らないが、製造工程的にこうなので管理者としてはこうせざるを得ません、ご了承下さい、という調子で話したら、2時間後にレーベルマークがメールで届いた。やっぱり盤面デザインは2時間ってことか。
盤面はなんとかなったので、続いて、BIKINI RECORDSのWEBSITEのデザイン。江口さんのヴィジュアル素材がもっと揃ったら、いろいろデザインできるのだが、暫定版にならざるを得ないので、あれこれCDを聞きながら、いつもの調子で淡々とやる。なんだかんだで、夜中までかかって、一応、アップするところまでこぎつけた。http://www.ceres.dti.ne.jp/~donidoni/bikini/で見てください。

6.22

朝日新聞の試聴室会議。銀座に向かう途中、ミュージック・マガジンを読んでいたら、レターズ欄にチエコ・ビューティーの「オレンジ色の恋」のことを書いている人がいた。いまだに聞いてくれている人がいるんだなあ、と不思議な気分に。思えば、あれは10年以上前、ローランドのW30というシーケンサー/サンプラー内蔵のキーボードを買って、初めて自分で打ち込みをしてみた曲。スライ&ロビーがボサノヴァを演ったら?と考えつつ、日曜日の午後に作ってみた。当時の僕は楽器にほとんど触れることもなくなっていて、JAGATARAのOTOにつきあってもらって彼の知り合いの楽器屋に行き、よく分からないままに、そのキーボードを買ったのだった。今の自分のスタジオを見ると、あれから10年しか経ってないとは信じられなくなるが。
でも、考えてみると、「オレンジ色の恋」も自分で全部の楽器を演奏して作った。以来、たくさんのレコーディングをしてきたけれども、全部ひとりでやったのは、それと今回の「だいすき」だけかもしれない。で、僕にしか分からないことかもしれないが、実はこの2曲、アレンジの構造はよく似ていたりする。うん、考えれば考えるほど、よく似ている。全体の音色感覚も似ているだろう。僕はいろんな音楽が好きで、いろんな音楽にいろんな関わり方をしているから、何が自分の色なのか、自分でも掴みづらいのだが、やはり、あるわけだな。知らず知らずのうちに滲み出ている色というのは。
会議の後、JASRACに向かうと、代々木上原の住宅街の中で、なぜか、マーブルトロンブックスの関口に会う。関口も忙しそう。たまには茶でも飲みたかったが、立ち話のみ。お互い、身体に気をつけて走り続けようと言って別れる。JASRACで岡村の楽曲の著作権申請。それから表参道で某社の編集者と新しい連載に関するミーティング。それからスタジオに行って、サンプルのCD-R作り。が、そこに朝日から泣きの電話。クアトロのノーナ・リーブスのワンマンに来ているのだが、7/30のイヴェントのチラシを忘れたという。めちゃおいしいノーナ・ファンの500人。仕方ないので、チラシ持って、渋谷に行って、終演後のチラシ蒔きを手伝う。
スタジオ戻って、再び、CD-R作り。幸いなことに、レコード店のバイヤーからはすでに好意的な反応が返ってきている。来週からさらに怒涛のプロモーションしないと。

6.23

MEMORY LAB WEBSITEで日記再開したおかげで、このサイトのアクセス数は劇的に増えたのだが、ある人から指摘。初めて読む人はあなたが誰だか分からない。そっか。さらに別の指摘。パーソナル・サイトとリンクされてないので、BBSに反応がないんだよ。そっか。でも、なんかそれもいいかな、と思っている自分がいるのは何故だろう? まあ、BBSへのリンクは作ろうかなあ。
昼頃にひとりでカフェでボ〜ッ。ボ〜ッとしながら、音楽について、いろいろと考える。先日、直枝政広さんと一緒にレコーディングしたのは、とても刺激になった。彼が歌う岡村靖幸の「カルアミルク」はオリジナルよりはるかにエモーショナルで、オリジナル以上に詩のメッセージが伝わってくるものでもあった。不思議なことに、カーネーションやソロでの直枝さんの歌は、あそこまでエモーショナルには聞こえない。基本的には音楽家の音楽だと思う。音よりも先にメッセージが胸元に飛び込んでくるような歌を歌っているわけではない。カヴァーだからこそ、こぼれだしてしまった何かが、そこにはあるみたいだ。
僕は普段、歌詞などどうでもいいと思っているような音指向の人間だから、あまり濃密な歌と立ち向かうのが苦手なところがある。音楽家としての技術に支えられた音楽の方が好きなのだ。音さえ良ければ、メッセージなんてなくたっていい。感情が先走った音楽表現は安っぽい、と思っていたりもする。だから、僕自身の音楽への立ち向かい方は、メッセージなんてものとは無縁と言ってもいい。
一方で、物書きとしての僕には、ハッキリとしたメッセージがある。そのメッセージを伝えようとして書いてきたわけではないのだが、ある日、自分が書いていることというのは、一言でいえば、こういうことなのだというのが分かってしまった時があった。冷静に、客観的に見てみると、いつもいつも、同じことばかりを書いている。ブルーズマンやロックンローラーのように。それがどういうメッセージかは自分から明したりはしないけれど、ずっと同じことを書き続けられるのは、それが自分にとって無理がないからであり、また、それが自分のアイコンだとどこかで自覚しているからだろう。キース・リチャーズにとってのSUS4コードのようなもの。音楽について良い悪い、好きだ嫌いだなんて、誰だって書ける。12小節のブルーズなど、誰でも演奏できるのと同じように。でも、そこにオレ印のアイコンや通底したメッセージを置くことができている人は少ないとは思う。
だが、そうした物書きとしての自分に比べると、音楽家としての自分は、ちょっとアタマ悪いんじゃないか?と思うほど真っ白だ。キーボードに向かって和音を探している時、頭の中にはな〜んにもない。ただ、音を探しているのが面白いだけ。だから、スタイルもメッセージもエモーションもな〜んにもないと思う。出発点にそれがないのに、後から無理やりそういうものを付け加えるのは嫌だし。アイコンなど要らないし、似合わないはずだ。「音楽家」と今、書いてしまったが、これだけ演奏し、録音し、たくさん音源を作っていても、僕が音楽家とは認知されないし、また自覚もできずにいるのも、そのせいかもしれない。子供がオモチャで遊んでいるのと変わらないのだから。
しかし、こないだ直枝さんの歌う岡村の曲を聞きながら思ったのだった。メッセージは必要かもしれないと。メッセージを託した歌、ということではなくても、結局、物事はすべからくメッセージを孕んでしまう。直枝さんの歌う「カルアミルク」が岡村本人のヴァージョン以上に詩のメッセージを引き出しているように聞こえるのも、それはそう「聞こえる」からであり、つまるところ、音の響きの中に言葉以上のメッセージが詰まっているからだろう。
この歌がジンと来るのは、ある意味、それが笑えるくらいにエモーショナルな歌だからでもある。エルヴィス・コステロがバラードを歌う時みたいに、泣けるけれど、笑えもするのだ。とってつけたような、安っぽい感情表現ではない。これはもう、違うレヴェルに、行ってしまっている歌だ。このヴォーカル・テイク、直枝さんは喉のザラツキを気にしていのだが、僕は半ば強引にファースト・テイクを使わせてもらった。ミックスの時にMAX BASSというプラグインで、ヴォーカル・トラックの、声とは関係ない、足音や気配のようなものが出てくる超低域を強引に持ち上げて使っている。それもまた、口元から発せられる歌声以外のところに、メッセージを感じていたからかもしれない。
そして、僕も思ったのだ。メッセージを託した音楽ではないけれど、響きの中にそれが滲み出して、思わず笑ってしまうような音楽をもっと作りたいなと。どうしたら、そんなものが作れるのかは全然、分からないのだが。音に向き合う時はやっぱり、頭の中は真っ白だろうし。でも、それでも、今回の経験で何かしら、自分の中に化学変化が起きつつあるような、そんな気はしているのだった。

6.24

昨日からCD-Rの根性焼き。頑張って70枚くらい焼く。他にも岡村トリビュート関連でバタバタする。一番の懸案事項も言うまでもなく、江口寿史氏のイラスト。レーベル・マーク入稿後、連絡も取れず。
夕方、スタジオに行って、「SEA OF MEMORY」用のさかなの新曲のミックス。ADATにアコギ、エレキ、ヴォーカルが3トラック録音されているだけのシンプルな曲。でも、今までのさかなにはありそうでなかったタイプの曲でもある。これはPRO TOOLSミックスはしないことに決めていた。
西脇くんがやってきたので、その旨を告げると「え、そうなんですか?」と怪訝そう。でも、PRO TOOLSでやると、音もDIGIDESIGNのI/Oのパリっとした音になるし、せっかくのシンプルな曲にあれこれトリートメントを凝らして、洗練させていくに違いない。でも、そういうことは先日のFORESTONEのミックスでもやったし、さかなのこの曲はもっとざっくりとやった方が良い気がしたのだ。だから、あえて不自由な方法を選んでみた。
久しぶりに02Rを使い、卓を通したミックスだが、EQやコンプは基本的にアナログでやる。NEVEのEQ、ADLやUREIのコンプをかなり過激に使う。FINALIZERもアナログのステレオ・エフェクトとして使った。02RのデジタルEQは特定の周波数をカットする必要がある時のみ使用。で、ざっくりとバランスを取っただけで、西脇からもほぼOKのサイン。エレキだけはフェーダーを動かしたかったが、02Rのオートメーションを書くのは面倒だったので、DATに落としながら、リアルタイムでやることにする。が、これもワンテイクでOK。3トラックとはいえ、2時間も使わずにミックス完了。それでいて、PRO TOOLSでは絶対に得られないエッジがあるミックスで、ゾクゾクするような仕上がりに。
西脇と入れ換わりに朝日がやってきて、いろいろとミーティング。江口氏とはずっと連絡取れず。仕方がないので、デザイナーの角田さんと話し合って、このままイラストが届かない場合の代換え案も出すことにする。レーベル・マークがとてもチャーミングなので、これをコラージュしただけでも良いものが作れるのではないか? ラウシェンバーグがやったトーキング・ヘッズのジャケットみたいに、透明フィルムにこの円盤をプリントして、ジャケットにするのはどうか?などと考える。
角田さんの方でも、代替え案を幾つか用意して、江口氏からの連絡を待ちつつも、あすの朝までにどうするか結論を出すということに。いやはや、しかし、本当に参りました。普段の僕だったら、良い物ができるなら発売延期もやむなし、として、飽くまで待つだろうが、今回は7/26にインストア、7/30には一大パーティーがある。だから、絶対にそれまでに商品がないのは困るのだ。今夜は寝られません。