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09.29
4時間ほど眠ってチェックアウト。東京へ。渋谷に着いたのが1時半過ぎ。リミエキ飯田くんに電話すると「もうリハ始まってます」。急いでクラブ・エイジアに。一昨日、京都駅で会った飯田くんと、昨夜、大阪のDAWNで会ったコーチャンが今日の昼にはステージで演奏しているのだから、奇妙な感じ。ユカリちゃんはニーハオのライヴを終えて、福岡から東京へ。みんなハードだなあ。東京に戻ったとはいえ、レコードバッグ抱えたままの僕もまだツアー状態。
リハ終えて、みんなで祐天寺のスタジオに。3人にはそこで1、2時間休んでもらうことにして、僕はディストリビューターのブリッジに。今日はリミエキの「功夫少女」のプレスが上がってくる日。200枚受け取って、スタジオに戻る。ついに出来ました! リミエキのMEMORY LAB盤。
クラブ・エイジアに戻って、僕は物販係。結構、いろんな人に会う。なぜか、近田さんに久しぶりに会ったり。リミエキ・ライヴはまたまた新曲ラッシュ。オッとポップな曲!かと思うと、これまで以上に訳分からない展開満載だったりして、困ったバンドやな〜。でも、演奏はかなり良かった。飯田くんのサムピックで弾く変態轟音ギターはサイコ〜です。
「功夫少女」は会場価格、500円。今日、初めて売るので、さぞかし飛ぶように売れるかと思いきや、どうもイヴェントの客層とはズレていたようで、それほどでもなし。物販は難しい。精神的にも大変です。特に今日の物版スペースはサイアクで、ライヴ会場とロビーの狭間。ロビーのDJの音とライヴのバンドの音が両方聞こえていて、結果、何も分からないという。
終了後、飯田くんの車でスタジオまで荷物を運んでもらい、中目黒のカフェで途中合流したウンモ松岡さんとメシ。いつものように僕とコーチャンでビール。ようやくなごむ。このバンドと一緒の時間が僕は大好き。でも、関西で一緒の方がいいな。バンドまわりのファミリーがまたオモロイ人だらけなので。
午前一時くらいにお開きで、バンドはそのまま京都までドライヴ。ハードだなあ。事故がないようにお祈り。

09.30
早起きして、ツアー前に終えられなかった原稿。デヴィッド・シルヴィアンのライナーを3時間ほどで書き上げる。ミュージック・マガジンの原稿でも触れたけれど、このアルバムは年間ベストテンに入るな。書き上げた後、ここでのデレク・ベイリーとシルヴィアンのセッションについて、さらにいろいろ思うこと、考えることが出てきて、これはいつかまた書いてみたくなる。それ以前に、音楽作る上でのヒントにもなるかもしれない。
スタジオ行って、今日は作曲〜デモ作りなど。とあるお仕事用ですが、曲調の指定などはないので、思いつくままに作ってしまった。1曲はこないだアブドゥル・ティー・ジェーを観た後に作ったので、モロにパーム・ワイン風のギター入ってます。もう1曲はニューウェイヴ・ディスコみたいの。打ち込みしているうちに、ロバート・パーマーの「CLUES」みたいにしたくなり、記憶辿って、こんな感じだったかなと。
夕方、朝日と新川くんが続いて来訪。あれこれ雑談。それから朝日新曲の打ち込み。ゼロからやったのだが、なぜか、ドラム、ベース、キーボードにアコギまでさらさらっとやって、2時間ほどで良い感じのが出来てしまった。ひょっとして、オレ好調かも。あるいは、C調なだけか。

10.01
なんだか物凄いスピードで日々が過ぎていく感覚。リミエキのプロモ、営業まわりも慌ただしくなってきました。関西方面の方は10/4には京都、大阪のタワレコで先行発売されますので、よろしく。10/11〜12の京大西部講堂ボロフェスタもよろしく。
郵便局行ったり、銀行行ったりの後、スタジオに。フジワラダイスケとaupeのデビュー・マキシ用の曲のミックス。いつもながら曲のタイトルが決まっていなくて「aupe01」。今回のaupeのレコーディングには僕はあまり関わっていなくて、ダイチャン所有のフォステクスのアナログ8トラで録音。編集〜仮ミックスまではダイチャンが自宅のPRO TOOLS LE上で行っています。それを手渡されて本ミックスするのが僕の仕事。が、このコラボレーションのパターンは初めてのため、いろいろあって時間がかかる。aupeとPHAT、あるいはフジワラダイスケ・ソロとの差別化についても、僕にはまだ考えがなかったので、いろいろ試行錯誤しつつやる。深夜までかかって、ようやく分かってきました。ジェフ・ミルズと聞き比べて、温度感の差や、重量感の差がどこで出てくるのか考えてみたり。今までにないリヴァーブの使い方を試してみたり。
とりあえず、1曲のミックスを完成させるが、う〜ん、多分、後日にやりなおしそう。

10.02
午後まで寝過ごす。ゆっくり寝て、少し腰痛はよくなりました。
遅い午後にスタジオ行って、自転車乗っている間に思いついた曲を録音。一昨日のお仕事の続きですが、セカンドライン・ドラムと、なんちゃってニューオルリンズ・ピアノをパパッと打ち込み。こういう仕事ならば、やること早いんだけれどな。ベース弾いて、自分でコーラスとリード・ヴォーカルまで入れて、2時間ほどで完成。ピアノはCキー以外無理なので、Cでやったらかなりキーが低くなったが、結果、プレスリーみたいなムードになって面白かった。かなり笑えます、これは自分でも。
ミックス終えた頃にササキデリック氏来訪。あれこれ打ち合わせ。その後、中目黒に出て、朝日と合流して、3人でカレー。スタジオ戻って、今度は10/6の朝日のライヴ用シークエンスの制作。NORD MODULARでさすがオレ!の音色をひねり出す。なんか、今週は好調です。

10.03
昼からaupeのミックス二日目。その前に軽い交通事故(?)に遭遇し、出遅れる。今日はミックスというより、先日のミックスの各パートを1〜3msecくらい前に出したり、後ろにやったりとかして、グルーヴの変化を見たりすることに時間を費やす。人間の耳というのは1msecでも簡単に聞き分ける。というか、聞き分けようと集中すると、逆に分からなくなったりもするのだが、漠然とした印象を素直に表わすと、僕もダイチャンもまったく同じことを思っていたりして、だから、ハイハットはもう1msec前だ!という結論に達したりする。結果、この曲は前半と後半でキックとハイハットの位置を3msec変えてみることに。中間部のパートで少しづつ後ろに行く。その分、生演奏が前に出る。前に出ると言っても、3msecというのは1メートル、楽器に近づいたに過ぎない。が、それで曲の流れがコントロールできたりする。
途中、ダイチャンの携帯にジェフ・ミルズから電話。10/10の件。ダイチャンは舞い上がりまくり。彼にとってジェフ・ミルズとやるというのは、マイルス・デイヴィスとやるにも等しいのでしょう。オレだったら誰かな? 考えてみたが分からない。ニール・ヤングのバンドでギターを弾けと言われても舞い上がる前に尻込みして終わりだろうし。そういう意味じゃ、神様と共演できる自分があるってのは、凄いことだ。
aupeの2曲目のミックスを途中までやって昼の部は終了。メシも食わぬまま、夜の部に移って、朝日ととあるお仕事用のアレンジ。さらさらっとやるつもりが難航。初めは「お任せで」ということで、僕一人でリズムを打ち込みなおし、ベースを弾き、ギターを弾き、とやっていたのだが、後ろで彼女が「キックの位置が違う」、「そのギターが嫌い」などなどと言い出すので、だったら、どうすんだよ、と膠着状態に。どうも、僕が素直にラテンあるいはレゲエのノリで曲を考えていたのに対して、彼女はヒップホップ的なベーシックの上にネタとしてラテン・リフが乗っているものと考えていたようで、そのへんをふまえてやりなおす。深夜までかかってなんとかミックスまで。

10.04
9時頃に起きて、公園へ。ベンチで菓子パンなどかじってボ〜。帰ってまた寝る。遅い午後にまた起きてピキヌーへ。カントリー・カレー食べて、近所の古着屋や古道具屋をめぐった後、帰ってまた寝る。そのまま、夜中の12過ぎまで起きられず。スタジオ行くはずだったのに、起きて呆然。こんなに寝られるなんて、学生時代みたいだ。しかし、驚くべきことに、そのままメシも食わずにまた寝る。次は起きないかもしれない、と思いつつ。

10.05
最近、「My Favorite Kitten」なる掲示板(管理人からリンク禁止令が出ているのでリンクしませんが)にいりびたっていたら、ホントに今日は子猫がうちに。
つ〜か、僕の住んでいるマンションはもちろんペット禁止のマンションなのですが、実は猫を飼っていないのは僕だけだったりして。なおかつ、マンション周辺には十匹以上の野良猫がうちのマンションの住人からエサをもらいつつ生息している。人間より猫の方が全然多いネコ館なのです。ま〜、僕も猫と暮らしていたことがあるので、良いんですけれどね、たまに遊べるのは。
が、その噂を聞いてか、マンションの前に今日も置き手紙付きの捨て猫が。生後1〜2カ月の三毛猫でちょ〜カワイイ。で、その子猫をお隣の奥さんが「一晩、預かってくださらない?」。いやまあ、一晩くらいなら・・・。
思い返すと、ここに引っ越してきた翌日にも「高橋さん、猫はお好き? あ〜そう、良かった、じゃあ、この子いかが?」と猫を飼わされそうになったことがあったりして。留守が多いということで、飼うのはお断りしたのですが、そのジェイジェイという子猫とはよく遊ぶようになり、何度か僕の部屋で一晩ということもあったり。
・・・と、ある日、階下の奥さんが「最近、ジェイジェイと寝てます?」。そ、そ、その表現やめて下さい!てなこともあって、以来、猫を部屋に連れこんで遊ぶのはやめました。しかしまあ、生後1〜2カ月の子猫をこの寒空の下に出しておくと風邪引きそうですから、頼まれれば、今晩くらい部屋に置かないわけにはいかぬ。
ところが、その預かった子猫が行方不明に。隣の奥さんがお礼にと葡萄を持ってきてくれた時にドアからサッと外に出たのか、あるいは部屋の中でどっかに隠れているのか、ともかく、ふと目を離した隙に消えてしまったのです。
さて困った。時折、どこかで泣き声がするような気もするが。なにしろ体調20センチくらいですから、物だらけの僕の部屋でどこかに入りこんでしまったら、発見は困難です。外に出てしまったら、外に出てしまったで、たぶん、自力で四階から下るのは無理とはしても、もう夜だしこれまた植物だらけのテラスでの捜索は困難かも。1時間くらい探しまわったのですが、まったく見つからない。
仕方なく、ドアを開けっぱなしにして、まあ、喉が渇けば水でも飲みに戻るだろうと思っていたら、3時間ほどしてふいに現われました。良かった〜。キミがこのまま行方不明だったら、僕の立つ瀬がなかったのだよ。
おかげで今日は外出も出来ず。夜遅くにsasakidelicさんが来訪。ちょっとだけ打ち合わせなど。子猫は僕のベッドの下にもぐりこんでしまいましたが、僕は猫をてなずけるのは得意です。深夜、猫じゃらし、猫ボールでおびき出し、禁断の味、溶けたアイスクリームを指からなめさせたりして、アッという間に彼女の心を掴み・・・。