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06.23
2キロ・ジョギング。いやもうヘトヘト。筋肉痛もガッチリ出始めて、情けない。あしたは雨だといいなあ、と願ってたりして。
新宿リキッドルームで、ポラリス、原田郁子、TICA。折り込みをお願いするフライヤーをキンコーズ行って作るが、何のかんので終らず、会場到着が4時頃。もう折り込み作業は始まっていたので、自分で折り込む。THE ITさんが隣で手伝ってくれて、恐縮。通りすがりの郁子ちゃんに「あれ〜、何やっているんですか?」と笑われたり。
楽屋はなにしろ全部、知り合いですから、開演前から大きな顔してソファでなごむ。オレ、最年長だしね、このサークルでは・・・と思ったら、金髪のピアニカ前田さんが登場。お久しぶりです。ライヴはどれも楽しく、客席でも湯川潮音ちゃんほか、いろんな人に会って、いろんな話。終演後もほとんどスタッフのようなふりして、みんなとビール。が、雑談ばかりのようでいて、実は重要なネゴシエーションもしてきました。

06.24
予定通りの雨模様でジョギングお休み。昼頃に某女史から電話。急遽、会いたいということで、祐天寺で会う。いろいろいろいろ話す。その後、ふたりでスタジオに。僕はミックス作業などしつつ、某女史はソファでお休み。
ミックスも一段落して、某女史が下北沢にパパボックスを見に行くというので着いていく。といっても、僕は下北の街でフライヤー蒔き。で、QUEに行ったら、入口に湯川潮音ちゃんが。つくづく僕達、縁がありますね。潮音ちゃんは会う度に「マスタリング良かったです〜」「また一緒に曲書きましょう」と大きな瞳で見上げながら言ってくれるので、胸キュン。やります、やります、高い山だって昇るし、深い海だって飛び込みますよ、という気させられてしまいます。
しばらく潮音ちゃんと話した後、パパボックスがやっている440に。最後の2曲ほど見る。と、客席には田中亜矢さんがいて、またお喋り。昨日から郁子ちゃん、タケチュ〜(武田カオリ)、潮音ちゃん、田中亜矢さんと、ちょっと街に出ただけで、こんなに僕の好きな歌姫と会いまくるとは。ハッピーですねえ。
ベトナム料理店で某女史とお食事。なんか今日は一日デートですな。今日のようなライヴハウスになぜ、編集者やライターはほとんど姿がないのか?という話をするが、いなくてもいいじゃん、アイツやコイツがウロウロしていたりヤダよ、僕が素敵な歌姫達とお喋りしている脇に、などと応えたり。

06.25
午前中は原稿仕事など。朝日美穂のライヴ・ゲネプロ。三軒茶屋のスタジオで5時間ほど。ゲストの無頼庵と石垣くんも登場。デュエット曲の「ムーンライト・シンフォニー」を詰める。しかし、無頼庵の歌には痺れますな。スーツ着せて、ラヴ・バラードばかり歌わせて、平成のボズ・スキャッグスかジョー・コッカーかって線で勝負させたい。「ムーンライト・シンフォニー」も朝日と僕がその線狙って作ったわけですが、今回はアコギだけをバックにやるので、やや大学のフォーク・ソング同好会ノリ。もう1曲のキャロルの「ルイジアナ」に至っては、高校生の昼休みを思い出す。
無頼庵と石垣くんが帰った後は、残りの通しリハ。セッティング面とか、気を抜けないことがいろいろあって大変。ともかく、2時間ソロ・ライヴは朝日にとっても初めての経験なので、どうなることやら。でも、当たって砕けろDですな、ここまで来たら。

06.26
あすあさっては関西出張なので、原稿仕事を終らせたり、関西に持っていくフライヤーや店頭ポップや、その他を揃えたり、あちこち連絡取ったり。

06.27
東芝EMIでお昼に軽いミーティング。それから大阪へ。十三のファンダンゴに初めて行く。店見つけるまで、ちょっと緊張。LIMITED EXPRESS(HAS GONE?)のライヴは最初の2曲くらいPAがやばかったが、途中から、前回、東京で見た時よりもぐっと絡みがワイルドになり、興奮した。半分くらいメニューが違ったのだが、終演後、ギターの飯田くんに聞いたら、僕が見にくるというので変えたそうだ。嬉しいです。あまりメンバーと喋る時間はなかったけれども、あした、京都で会うことを約束。
ファンダンゴにやってきた大阪のマイマン、マブチくんと一緒にCLUB DAWNに。カームのライヴ。凄い人でした。RAFT MUSIC笹岡さんほか、いろんな人に会う。いろんな人に紹介される。ネットワークを築こうという意志を持った人が多いのを関西に来る度に感じる。
カームのライヴは実はあまり面白くなかった。アルバムを聞いても思うことだが、リズムや和声にエッジが足りない。昨今のクラブ・ミュージックやエレクトロ・ミュージックの手法を使ってはいるものの、構造的にはイージー・リスニングの域を出ないというか。でも、だからこそポピュラティーがあるのかも。午前3時頃にホテルに戻り、爆睡。

06.28
午前10時にチェックアウト。フライヤーと店頭ポップを抱え、大阪の街を慌ただしく回る。初めて行くタワー難波店は、POCOPEN& NISHIWAKIは多分、全国一の大展開。フジワラダイスケもバッチリ。
心斎橋店でHMVとタワーもまわり、南船場のアンズセレクションのカフェで一休み。さらに梅田のタワーに。名物インディーズ・バイヤーのYさんとお喋り。LIMITED EXPRESSの 話をしたら、凄い勢いで「そら、やらなアカン、やりなはれ、売りますわ」と言われて、勢いがつき、京都に向かう。
京都タワーもPOCOPEN & NISHIWAKIはバイヤーの一押しと書かれた展開。CAFE OPAL、PARK CAFE、CAFE INDEPANDANTSにフライヤー蒔き。どこでも座る時間がなくて無念。それからリミエキの飯田くん、ユカリちゃんと会う。彼らがMEMORY LABに参加することが正式に決まる。まだ三回しか会ったことがないんですけれどね。でも、こういうのはお互いの直感で、行く時はガーッと行くしかない。これまでのレーベル・カラーとまったく違うタイプのアーティストをやるわけですが、でも、根っこは一緒。それがお互い確認できたからこその握手でもあります。
いきなり、フジロック、ミナミ・ホイール、サウス・バイ・サイス・ウェスト出演の話を詰めたり、レコーディング計画を話し合ったり。彼らは物凄いヴァイタリティーを持っていて、僕などが助けなくても、自分達でどんどん物事を切り開いていく力を感じる。そういう意味でも、今までのMEMORY LABにはないタイプ。関西在住でもあるし。きっと、彼らと一緒に進んで行くことは僕にとってもかつてない刺激的な体験になるでしょう。
本当は早くに東京に戻って、aupeのライヴに顔を出したかったのだが、無理でした。なので、新福菜館でラーメン食べてゆっくり戻る。

06.29
午前中一杯まで寝過ごす。急いで深沢のスタジオに。さかなのアルバム・レコーディング。エンジアニ吉満くんにササッと指示することだけ指示。メンバーが30分遅れくらいで揃い、だいたいの音決めが終る頃までスタジオにいたが、時間が来たので次の現場へ。
というのも、今日はかつてないダブル・ブッキング。下北沢440で朝日美穂のワンマン。自分のスタジオに行って、ひとりで大量機材搬出して、会場に。440は昼間はカフェ営業で、4時にならないとセッティングが始められないので、ワンマンとはいえ、リハの時間が少ない。今回の朝日のライヴはいろいろ機械も使えば、ピアノも使う。ゲストのふたりはアコギで参加するので、チェックするだけで大変。実質的なリハーサルはあまり取れないまま、本番に。そのせいもあって、いろいろハプニング続出。PAエンジアニとしての個人的失敗もありで、ちょっとヘコんだりも。もちろん、良い場面もたくさんあって、お客さんには楽しんではもらえたとは思うが。アンコールが終った後、お客さんが帰り始めているのに、朝日がまだ終わりたくなく、遊びに来ていた佐藤のダイちゃんをパーカッションに加え、僕がギター弾いて、デュラン・デュランの「リフレックス」のカヴァーを。一度もリハしていたので、構成も何も決めぬまま。なわけで、かなりラフなライヴではありましたが、ソロでワンマンという初めての試み。もうちょっとヴァージョンアップしたまたやりましょう。
さかなのスタジオに戻ろうと、電話すると、今日はPOCOPENが体調不良で3曲、リズム録りしたところで中止にしたということ。なので、440でそのまま打ち上げに参加。無頼庵や石垣くん、遊びに来ていた玉川裕高さん、初恋の嵐の隅倉さんなどといろいろ話す。ビール飲みすぎた後に、朝日宅への機材運びと自宅への機材運びをして、がっくり足に来る 。今週はハード過ぎ。にもかかわらず、BBSではご覧の通り。身体ボロボロなのに、タイピングだけ異常な勢いでしてたりして。