BEFORE GET IN SLEEP

11.19
いつものようにバタバタの月曜日。原稿も終わってないし、事務作業もどっさり。あれこれ入金しなきゃいけないので、銀行に行ったら、会社のお金が足りないことに気づく。うちみたいな中小企業、ならぬ極小企業は一月に2ダブルもリリースがあると、プレス代や印刷代だけで銀行口座が激震を受ける。スタジオ代の請求書も束になっているし。しかし、某社と某社からの入金が滞っているので、予定の支払いをするには、今月はどうしてもお金が足りない。仕方なく、社長が会社に金を貸す。給料もらうより、負債肩代わりする方が多いのだ、まったく。が、この社長の口座も某社からの入金が半年以上も滞っていることが判明。大企業もお金ないんだなあ、と不況を実感する。
駒沢公園でデジカメでの撮影を試みる。夕暮れ時の紅葉がめちゃめちゃ綺麗。それからスタジオに。朝日のお母さんが炊き込みご飯を作ってくれたというので、バクバクいただく。しかし、今日はレコーディングの作業はせず、お喋りして終わり。デジカメでスタジオ内もバサバサ撮影。このオリンパスのデジカメはよく出来ていて、ソフトのインストールも何もなしに、USBに繋ぐと、マックがデジカメのデータを外づけハードディスクのように認識してくれる。なかなか快適。
早めに帰宅して、夜はまた原稿。

11.20
朝日新聞の試聴室選考会議の日。ミュージック・マガジンが届いたので、読みながら出掛ける。そういえば、マガジンは「SEA OF MEMORY」をレヴューしてくんなかった、と思っていたら、テクノ、ハウス、ブレイクビーツの評のところで10点満点が付いているのを発見。嬉しい、というよりは、なんだかドギマギさえした。
評者の寺下光彦さんとは一面識もなく、どういう人かも知らないのだが、この欄で過去に10点なんて付けてたことあっただろうか? レイ・ハラカミの「レッド・カーブ」ですら10点じゃなかったような(ちなみに僕はコンポジット誌で5つ星付けた)。だから、「SEA OF MEMORY」のような、僕個人の思いつきで、自分が聞きたいというだけのモチベーションで作ってしまったアルバムを、こんなにも高く評価してくれた人がいたことには驚いてしまった。でも、こういうことがあるから続けてもいけるわけで、こうやって評価してくれた人のことは何年経っても決して忘れない。
朝日美穂の『THRILL MARCH』を完成させて、日本に戻ってみたら、レコード会社の態勢がガラッと変わってしまっていて、一緒に作っていたスタッフは霧散。新しいレーベル・マネージャーは「オレ、ワカンナイ、この音楽」みたいなことを平気で言って、約束されていた宣伝予算がバサッと切られちゃうみたいな状況だった時、ジム・オルークやデザイナーの角田敦さんが「このアルバムは素晴らしい」というメールを書き送ってくれて、それで自信を回復したこともあった。 売れるにはどうしたらいいんだろう?と、僕もいつもいつも考えてはいる。でも、結局のところ、人は自分が信じられることをやるしかない。それ以外は全力ではできない。僕が良いと信じるものを同じように良いと思ってくれる人がどこかにいるのだろうか? いなくても、僕はやってしまってはいるだろう。でも、ひとりでもいるということが分かった時の喜びは何物にも代え難い。そういう人がひとりいることが分かっただけで、もう、売れようが売れまいがどうでもよくなったりもする・・・なんてことじゃいけないんだろうけれどね、経営者としては。
試聴室選考会議の方はベテラン・ビッグネームの新作ばかりで、なんだかパッしないラインナップに。帰りに渋谷でシスコやDMRを回り、アナログ盤をドサッと買う。重くて、タクシー乗らなきゃならないほど買ったのは久しぶり。帰宅後、イアン・オブライエン新作の素晴らしさに狂喜。思うに、イアン・オブライエンにしても、レイ・ハラカミにしても、マシュー・ハーバートにしても、ヴィンセント・ギャロにしてもそうなのだが、ひとりでミックスでまでやってしまうようなアーティストの作品に僕は強く共感するようになっている。コーネリアスや砂原正徳もそうだし、僕の身近ではyamauchiやタイスケ・マツオや新川くんもそうだ。ひとりの音楽。でも、ひとりでコンプリートすることによって、遠く離れた、見知らぬ誰かとブレのないコミニュケーションをすることを可能にした音楽かもしれない。どこか、かつてのシンガー・ソングライター達と似通ってもいるような。
たぶん、そんな最近の僕の音楽の聞き方が「SEA OF MEMORY」にもかなり反映されているだろう。テクノや音響のようでいながら、同時にあれは「うたもの」でもあるというような。

11.21
切羽詰まって原稿。午前中から頑張るが終わらず、出掛ける時間。本当は渋谷でひとつ、表参道でひとつ、終えるべき用事があったのだが、間に合わないので諦める。某レコード会社で昼食会。続いてミーティング。懸案いろいろ。
スペースシャワーに行って、編成部の辣腕女性ディレクターふたりにプロモーション。久しぶりに会ったSさんはスペシャが青葉台のマンションにあって、仕事しているんだか、遊んでるんだか、訳分かんない感じの会社だった頃からの知り合い。当時はバイトだったのかな。でも、今では実力者。YAMAUCHIとPHAT、どちらも好感触で胸をなでおろす。
続いて、J-WAVEに行ってプロモーション。ソニーで朝日美穂の最後のアー担だったFくんに久しぶりに会う。しばらく仙台に行っていたはずだが、めぐりめぐって、またJ-WAVE担当だということ。あれこれ雑談。
J-WAVEの場合、プロモーションといっても、ロビーに座っていると、昔の仕事仲間や知り合いが向こうからやってきてくれるので、雑談しつつ、ブツを手渡すだけ。が、しばらくいたら、竹村延和さんと遭遇。これから細野さんの番組にゲスト出演するそう。あれこれ雑談。Yamauchiは竹村さんを尊敬しているので、CDを渡して、「気に入ったら、リミックスなど」とお願いする。
で、ほどなく細野さんも到着。去年のティンパンのインタヴューの一件があったから、ちょっと気後れしていたら、細野さんの方から声をかけてくれたので、CDを渡して、ちょっとだけ話す。Yamauchiは細野さんも尊敬している。PHATのダイスケのルーツはYMOだし。
さらにまた、うろうろしていたら、ビクターのスピードスターのスタッフがぞろぞろと。細野さんの番組の次のゲストはキセルで、なんだか知り合いに沢山会う日。兄弟にもCDを渡す。金曜日の青山CAYのイヴェントに誘ったら、来れそうだということ。
J-WAVEを出たら、PHATのダイスケとYamauchiから続いて電話。細野さんにCDを渡したと言ったら、ふたりともすごく喜んでいた。聞いてもらえるといいが。西麻布でラーメン食べて、まっすぐ帰宅。原稿の仕上げ。

11.22
PHAT関係でバタバタ。YMOのカヴァー曲をレコーディングすることになったり、ブルー・ノート・レーベルのトリビュート・アルバムへの参加が決まったり、SWITCHの巻頭にフィーチュアされることになったり。ダイスケはもう、物事多過ぎて混乱気味などとボヤいているが、これからもっともっと忙しくなるのも確実。でも、平常心で乗り切らないと。
そういえば、「KING OF PIMP」は12/1発売だが、バンドはすでに手売りでガンガンに売っていて、大阪ツアーを終えるまでには200枚は越えちゃう勢い。目の前の客をともかく引きこむ(それも音だけで)。で、CD買わせる、みたいなところの根性は彼らは凄い。でも、それでこそバンドと思う。ミュージシャンが自分で泥臭いことやるのを忌み嫌う人達もいるけれど、ドゥ・イット・ユアセルフこそ美しい、というのが僕達のやり方。MEMORY LABは音楽的には雑多なレーベルだが、ここに集まっている人達はその点はとても共通している。
渋谷で送金事務などした後、スタジオに。朝日美穂、怒涛のコーラス録りの続き。同じパートを違うマイクで二回録っては重ねていく。太くて滑らかなC12Aとオープンで抜けの良いRODE CLASSIC。コーラスというのは本来、数人が1本のマイクに向かって録るもの。すると、それぞれの声の倍音が空気中で合わさって豊かな響きが生まれる。違う人間が歌うだけで、ユニゾンのコーラスでもハーモニックに聞こえる。だが、ひとりで多重録音するコーラスは同じ倍音ばかりが重なり、それがフェイジングを起こすので、重ねれば重ねるほどヒステリックに響くポイントが出てきてしまう。なので、マイクを替えたり、EQセッティングを替えたりしながら、レコーディングする。
しかし、別にルールがあるわけではなく、耳だけを頼りに直感的にやっているので、日をあらためて、一部をやりなおしたりすると、サウンドを再現するのが難しい。今日もそれで四苦八苦。でも、最近は違ったら違ったでいいじゃないか、とも思えてきてしまった。ヴィンセント・ギャロのアルバムなど聞いていると、いろんなセッティングで録ったのだろうヴォーカル・パートが奇妙に交錯している。それもただ直感的にフェーダー上げ下げしただけみたいに。彼がミキシング・デスクに向かった痕跡がざっくりと残っている。でも、そこがロマンチックなのだ。思えば、マイルス・デイヴィスのアルバムだって、編集の痕跡がざっくり残っていて、でも、そのざっくり残っているところに僕はメッセージを嗅ぎ取ったものだった。プロ・トゥールズを使えば、はるかに精密な、編集したという痕跡を残さない編集も可能なわけだけれど、何のために編集しているのか、もう一度、考えてみた方がいいかもしれない。
夕方、一瞬ブレイクして、三軒茶屋のGRAPE FRUITS MOONに。AUPEという別ユニットでライヴをやるダイスケに会って、CD渡しつつ、ショート・ミーティング。スタジオに戻ると、SASAKIDELIC氏来訪でこれまたショート・ミーティング。それから夜更けまで、またひたすらコーラスを重ねる。ついにエンディングまで到達。まだダブるパートやメイン・ヴォーカルに対するハーモニーが残っているが、ようやく全体像が見渡せるところに。しかし、人の声の力というのは凄いな。もうアレンジ的には何もいらないと思えてきた。といっても、僕のお楽しみはこれからなので、何かはやるだろうけれど。

11.23
久しぶりにたっぷり寝て、駒沢公園内をサイクリングして、ピキヌーでカレー食べて。ほとんど休日モードで、余裕ある気分なのは、今日はやることといえば、青山CAYでDJやるだけだから。
遅い午後に選曲。今日はオールド・タイミーなものは避けることに決める。そういうのは他の人がかけそうだし。イヴェントの内容からして、ライヴの間がまったりしそうだから、強いビートのあるものをレコード棚で物色。物色するうちにウィル・ダウニングの「ワールド・イズ・ア・ゲットー」(もちろんウォーのカヴァー)の12インチを見つけて、これをかけたくなった。トラック自体は90年代初めのフランキー・ナックルズの典型的なスタイル。なので、ちょい古臭く響くところもあるのだが、でも、なんだか聞きたくなったのだ、ニューヨークに想いをはせて。
なので、これをかけることだけ決めて、あとは比較的最近買ったテクノ、ハウス、アブストラクトをばさばさ袋に詰めていく。それから、phatの「KING OF PIMP」とYamauchiのアルバムのCD-Rを持っていく。
青山CAYに着いたのはギリギリで、スパイラルのレコード・ショップが覗けなかった。イヴェントは盛況。アコダブ、さかな、ママ・ミルクの3アクトだが、アコダブのメンバーはさかなのファン。さかなはママ・ミルクのファンだったりして、楽屋もなごやかなムード。スタッフもグ〜。ラフト・ミュージックの笹岡さん以下が愛情こめて作り上げたイヴェントなのが分かる。
アコダブのライヴはCAYみたいな会場で見ると夢のよう。こういう編成で、こういうインストをやっていて、でも雰囲気ものに終わらないのは、キリっとしたドラムやギターのリズム感覚によるところが大きいだろう。さかなのライヴはというと・・・う〜ん、まだまだ過度期。勝井さんのアンビエントなヴァイオリンがなくなった後、トリオで荒削りなロックっぽさを打ち出しているわけだけれど、今日のライヴはバランスも悪く、さかなをまったく知らない人でもすっと音楽に引き込むような力には欠けた。でも、この不器用さもさかな。たぶん、これから大きく変わっていくとも思う。
僕のDJはYAMAUCHIの新曲をかけたり、PHATの「VENUSIAN DANCE」をかけて、クラブ・ユースに耐えるかどうかチェックしてみたりしたが、前者は素晴らしい音響。が、後者はローエンドの締め方が足りないのが分かった。マスタリング・スタジオでも分からないことが、こういう場所に来ると分かる。しかし、爆音で4つ打ちばかりかけ過ぎたかな。
最大9人編成のママ・ミルクのライヴはとんでもなく素晴らしく、観客もみな圧倒されていた。ただ演奏するだけではなくて、ステージがひとつの物語になっている。こないだ観たTSUKI NO WAもそうだったが、こういうステージを構成できるミュージシャンを僕は深くリスペクトする。鉄壁のアンサンブルで、なおかつ、各楽器のダイナミクスが凄い。ビートの効いた音楽ではないのに、ぐわんぐわん揺さぶられる。良いものを見せてもらった。
終演後、CD即売。さかなのCDも「SEA OF MEMORY」も結構、売れた。それから近所の居酒屋で打ち上げ。総勢40人くらいの大宴会。POCOPENゴキゲンで、ワインに焼酎まで飲んでグイグイ飛ばす。途中でリキッドルームの別のイヴェントに出ていたエゴ・ラッピンのよっちゃんなども合流。さかなとエゴ・ラッピンは初対面だったのだが、エゴ・ラッピンはふたりで始めた頃、「ロッキンチェア」をカヴァーしていたという熱烈なさかなファン。で、今はさかなもエゴ・ラッピンのファン。あったかいムードで話す。
朝まで行く人も多そうな宴だったが、さかなと僕は3時くらいに退席。しかし、楽しかったな〜。大阪も楽しみ。帰宅後はもちろん爆睡。

11.24
午後まで寝過ごしたおかげで、思いの外、昨夜の疲れもなし。自転車飛ばしてスタジオに。朝日美穂レコーディング。まだやっているのか、と呆れられるコーラス録り。「あんまり書かないでくださいよ、日記に」と言われるが、それもまた書いていてしまったりして。
今日は初めてこないだ買ったNEUMANNのU67を試す。ショックマウントがなかったので使えなかったのだが、ようやく手に入った。サウンドは思ったとおりで、C12Aよりもプレゼンスがあって、中域にノイマンらしい艶もあるのだが、ちょっとノイズ・レヴェルが高い。時々、超低域で発振したようなノイズが乗る。問題はチューブかなあ。とりあえず、だましだまし、すでに録り終えたコーラス・パートのダブルを録ってみる。このぐらいの使用には問題なし。でも、対策しなきゃ。メンテ関係はやること山積み。
C12Aに戻して、細かいパートをすべて録り終え、編集もほぼ完了。あしたは大阪なので、早めに帰宅。レコード選び。大阪は東京とはガラっと変えて、エレクトロなものは持っていかず、ジャズ中心で行くことにする。

11.25
昼に家を出て、新幹線で大阪へ。さかなと僕は新大阪駅で4時集合・・・の約束だったが、案の定、4時に着いていたのは鈴木くんだけ。僕は5分遅れ。まあ、こういうもんでしょう、ということで、ふたりでコーヒーなど飲む。4時半過ぎて、携帯に西脇から電話。「アハハ、まだ名古屋です」とか言われなきゃいいけど・・・と言って取ったら、「すみません、まだ名古屋です」。リハは5時半から。ラフト・ミュージック笹岡さんも迎えに来てくれたので、仕方なく、鈴木くんと僕が先に会場に向かう。
梅田のDAWNはJRの高架下にある怪しげなクラブ。面白い構造をしている。着くと、ママ・ミルクがリーハサル中。カッコイイ。CAYよりも音も良いかもしれない。続いて、さかなのセッティングの時間になったので、鈴木くんと僕でセッティング。ふたりが着いたら、アンプにシールド差せばいい状態にしておく。しかし、6時過ぎてもふたりは到着せず。まあ、良くあることですよ、と鈴木くんも僕も特に慌てず。
ようやくふたりが着いて、リハーサル開始。一昨日のCAYはバランスに問題があったので、今日はリハから僕がセッティングを詰めることにする。DAWNのエンジニアの人が非常に協力的なのでやりやすい。ギターの二本のバランスを十分に詰めて、ドラムは背後でそれを支える感じに、ややリヴァーブを加えて作った。鈴木くんも少し叩き方を変えたみたいで、サウンドは一昨日とは激変。今日は良いライヴになりそう。
さかなが終わった後、DJのリハもやらせてもらうが、そんなにハイファイではないけれど、ガツンと来る良い音だ。ヴォリュームも心をおきなく出せる。Yamauchiの「樹海」をかけてみたら、ローエンドがゴ〜ンと鳴ってくれたので、本番でもかけてみたくなる。
リハ終えて、ママ・ミルクのメンバー達と夕飯を食べに。が、入ったところは居酒屋。一行の半分はステージまでまだ何時間もあるってことで、早くもビールで乾杯。なんだか、一昨日の打ち上げの続きみたいだ。エゴ・ラッピンの森くん、アコダブのヴァイオリンの佐藤さん、ママ・ミルクのクラリネットのベンジャミンらとあれこれ話す。このツアーは本当に良いムード。ミュージシャンがみんなリスペクトしあっているからだな。
9時すぎにDAWNに戻って、さかなの登場まで軽く回す。お客さんも良い感じに増えていく。CAYの時と同じくヴィンセント・ギャロをかけて、さかなに繋ぐ。さかなのライヴは、メニューこそ一昨日と一緒だが、サウンドはまったく別のバンドみたい。しかも、POCOPENの声がいつになくよく出ていて、迫力あるライヴだった。途中、バー・スペースの方にいるお客さんの話声がでかいのにPOCOPENが切れてみたり、「ミス・マホガニー・ブラウン」と「BLIND MOON」のさわりを少しだけやって、「忘れた」と言ってやめてしまい、期待していたお客さんの溜息を誘ったりするハプニングあり。
ママ・ミルクのライヴは東京よりはふたりメンバーが減ったものの、同じくらい素晴らしかった。なんだか、観ていたら、マイルス・デイヴィスを思い出したり。マイルスのバンド、特に60年代後半のそれには、メンバーそれぞれが個性豊かなプレイをしつつ、でも、それらすべてがマイルスの音楽としてほとばしり出てくる感じがある。ママ・ミルクの音楽もそう。うまく言えないが、世界の描き方として、同じような感覚がある気がした。DJブースの中で、CAYよりもゆっくり観れたので、もう本当に至福の時間。終わった後、ゆうこさんが「こんなメンバーでやれるのは最初で最後かもしれない」と言っていたけれど、本当に今回のツアーを観れた人は幸せでしょう。
ママ・ミルクが終わって、12時過ぎから僕のDJ。Yamauchiの「樹海」かけて、カール・クレイグの「BAGGIN THE BASSIN」のジャズ・ミックスかけて、PHATの「Venusian Dance」もかけて、ふと前を見たら、人が踊っている。今週末のPHATのライヴのスタッフ連中もフロアで騒いでいたり。ヤバイわ、コレ。なので、アフロ・ビートやデスカルガでそのままヒートアップ。枚数少ないレコードの中から踊れるジャズやファンク選んで、ガンガンつなぐ。こんなDJやったの久しぶり。楽しい〜。
一時間ほど回して、森くんにスイッチ。それから沢山人とお喋り。PHATのイヴェントを主催するマブチくん達と大阪カレー・ツアー計画。前回、ライヴをやった&'S SELCTIONの羽野くんも来てくれたのでPHATのCDを渡す。4曲目のその名も「&'S」という曲名に喜んでくれた。日曜日の深夜だというのに、クラブは良い感じの喧噪に包まれていて、この「CALLING」は本当に素晴らしいイヴェントだなと思う。ラフト・ミュージックの笹岡さんには本当に頭が下がる。こんな楽しいことにまぜてもらって、ギャラまで貰っていいのか、と思ってしまった。さかなとママ・ミルクのメンバー達もみんながハッピー。もちろん、POCOPENもワイン飲んで、超ゴキゲン。
2時過ぎにさかな一行は一度、ホテルに戻ることにしたが、珍しく、西脇までが「これで寝ますか?」。なので、本番前に行った居酒屋に舞い戻る。中にはベンジャミンや佐藤さん達がいて、再び、打ち上げモードに。たくさんたくさん話す。思えば、さかなと最初に知り合った頃は、無口なふたりって思ってた気がするのだけれど、こんなにたくさんお喋りするようになるとは。知り合って5年くらい経つのかな。いろんな経験を一緒にしてきたけれど、つくづく、彼らと知り合えて良かった、と個人的にはしみじみしてみたり。