〜3rdフルアルバム〜 『ホリアテロリズム』 |
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ホリアテロリズム 2004.12.18 on sale 朝日蓄音 ASCO-9003 全12曲収録/2,800円(tax in) |
『THRILL MARCH』から5年ぶり、3rdフルアルバムです。タイトルは、『ホリアテロリズム』。どこに点を打って読むかは、あなた次第。 岡村靖幸トリビュートがきっかけで、岡村さんに書いていただいた曲「秘密のフランボワーズ」も収録した、バラエティに飛んだ!作品です。『HOLIDAY』以後はホンワカな曲が多かったですが、今回は、ちょっとスパイシーかも!? アート・ディレクションは『HOLIDAY』『Happy New Year』にひきつづき、岡崎直哉君。最初にできた5曲(1、2、3、6、11)を聞いてもらって、作ってもらいました。彼のデザインに影響を受けて、音を作ったところもあります。アートワークもぜひ味わってね。 <収録曲> 1. 秘密のフランボワーズ 2. 未完成の映画 3. SILLY GAME 4. シルバーの四駆を追え 5. カフェめし恋愛 6. ボケレッシブ 7. ぜんまい仕掛けの指揮者 8. 小春日 9. 許せない奴 10. 砂のリング 11. 脱ディスコミュニケーション 12. 意地悪 |
1. 秘密のフランボワーズ 「だいすき」のカバーのときにも思ったのですが、私が歌うと、岡村さんの曲が地味になってしまいがちなので、にぎやかなものにすべく、試行錯誤を繰り返しました。 シンプルなオールドスクールのヒップホップのようにしたいと思っていたのですが、岡村さんの曲となると、ついいろんなものを入れたくなり、ハープの音を入れてみたり、あえてアナログ盤からサンプルした岡村さんの声をバックに敷いてみたり・・。 2. 未完成の映画 あるとき、ブロンディばかりを聞いていた時期に、デビー・ハリーみたいにファルセットで歌いたいと思って作った曲です。ブロンディをめざしたはずが、ポリスになったのはなぜ? 3. SILLY GAME 元々あるアーティストに提供した曲でしたが(使われなかったのですが・・)、好きな曲だったので、自分の歌として完成させることに。かなり気に入っていて、自分でかいた曲の中ではベスト5に入るかもしれない。 4. シルバーの四駆を追え ニーハオ!のレオちゃんのドラムと、Lovadelicのシュウゾウ君のギターに胸が熱くなります。 車が当て逃げにあって大破したのは2年前。私のではなく弟の車だったのですが。結局犯人は捕まりませんでした。 5. カフェめし恋愛 宅録川柳(?)その1。 小泉首相を筆頭に、なんだか日本全体カフェめしっぽいな、とふと思いました。ちなみに、カフェは好きです。一番好きなのは、新高円寺のマーブルカフェです。 6. ボケレッシブ 私が作った、ボケ+アグレッシブの造語。天然のまんまアグレッシブにつき進みたい!と横尾忠則さんや篠原有司男さんを見ていて思ったわけです。アルバムタイトルはこの曲の歌詞から。ポエトリーリーディングのような曲に仕上がったのが、新鮮。 7. ぜんまい仕掛けの指揮者 今年の私のヒットは、手回しオルゴール。 2オクターブ半、しかも半音が使えない中での作曲や、ひとつひとつパンチで穴を空けて楽譜を作るというストイックな作業がたまりません。 CDジャケットや、アーティスト写真の中の私は、ぜんまい仕掛けの指揮者に扮していますが、これは、デザイナーの岡崎直哉君のアイディアによるもの。面白かったので、この曲のタイトルにしました。そして、ぜんまいのおもちゃ(オルゴール博物館で購入)の音も入れてみました。 8. 小春日 Three DegreesやEmotionsのような70年代の黒人の女性コーラスグループのテイストを意識して歌うのが好きです。 「SILLY GAME」もこの曲も、ストリングスのアレンジがとても好き。 9. 許せない奴 松永孝義さんとエマーソン北村さんには、今までアルバムで何度も参加してもらってているのですが、元ミュートビートのお二人に、レゲエの曲を演奏していただくのは、また違った感慨深さがあります。 なかなか歌詞が書けなかったのですが、INUの町田町蔵ジャケットを見たら、すらっと書けてしまいました。 10. 砂のリング このアルバムの中では一番古い曲です。5年前「THRILL MARCH」のすぐあとに一度録音していたのですが、このたびようやくお披露目できることになりました。さすがに5年前の歌はとりなおし。この頃とはずいぶん歌い方が変わったんだなあ、と感じます。「SILLY GAME」と同じくらい大好きな曲です。 11. 脱ディスコミュニケーション 宅録川柳(?)その2。 この曲は、打ち込みも家で自分でやってきたままです。ニーハオ!の「RED」というアルバムを聞いて衝撃を受け、すぐに作りました。 12. 意地悪 ライヴでもよく演奏している曲です。大熊ワタルさんのクラリネットが美しい。真夏に、クーラーの壊れたスタジオで、汗だくになりながら、演奏していただきました。 ちなみに、台風というのは、気圧ではなく、風速で決まるそうです。 ジャケット撮影後スタッフと一緒に。(2004.9.28) 同い年のスタッフが多く、まるで文化祭の準備をしているみたいで楽しかったです。 私のとなり、メイクのるみちん。 そのとなりデザイナーの岡崎君。スタイリングの川内さん。 青いシャツはカメラマンの塩田君。 |