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「変な法律」管理人のある日の日記です
 
 
・ポエムな前文→フツウな本文
「(熊本県人吉市)子どもたちのポケットに夢がいっぱい、そんな笑顔を忘れない古都人吉応援団条例」 平成20年9月24日 
 
 この条例は、タイトルからして奇抜です。
 
 "子どもたちのポケットに夢がいっぱい、そんな笑顔を忘れない古都人吉応援団条例"って、「条例」がなければ"ポエム"のタイトルみたい。
 
 じっさい、前文はポエムです。
 

前文
 人吉をふるさとだと思っていただいているすべての方々に伝えたい。

 ふるさとはあなたの思い出のとおり、今も青い山々と翠(みどり)なす球磨川のきらめきの中で春夏秋冬を優しく刻んでいます。

 あの春の日、大きな夢と少しの不安を抱いて旅立った人吉駅のプラットホームは、昔と同じ官製(昭和)の匂いがかすかに残ったまま新生SLを迎え、秋空に響き渡るおくんち祭りの青井さんは国宝になりました。

 線路の遥か向こうに憧れを追いかけていたあの頃、小さな幸せが子どもたちのポケットからこぼれ落ちそうで、また、悲しみさえも持ち寄り、支え合う場所があったような気がします。

 今、人吉は笑顔のまちづくりに取り組んでいます。時代が変わっても誠実に生きることが報われるまちであることを目指して。

 いつまでも人吉の応援団としてお見守りください。
(*1)

 なんか涙出てきた・・・。
 あと、「青井さん」って人名が出てくる条文もスゴイね。
 
 「青井さん」は、人名ではなく"青井阿蘇神社"の通称のようです。
 このように、前文は文学的な趣のある条文なのですが、本文は寄付金の取り扱いについてのフツウの規定となっています。
 例えば、第1条はこんな具合です。
 
第1条(目的)
 この条例は、人吉市のまちづくりに賛同する市民、団体、人吉市出身者等による寄附金を財源として、これらの人々の意向を反映した政策を実施することにより、様々な人々の協働による個性豊かで夢と活力のあるまちづくりとふるさとづくりに資することを目的とする。
(*1)
 なんか、前文で感動させておいて、本文で正気にさせてるみたい。
 ちゃんと本文まで感動的にしておけば、寄付金がもっと集まるのにね。
(条文引用元)
*1:「子どもたちのポケットに夢がいっぱい、そんな笑顔を忘れない古都人吉応援団条例」(人吉市例規集)
 
※2015年12月1日確認