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12.1 Zangband Options

'option'の多くは、'='コマンドから設定することができます。このコマンドは、オプション設定画面を開きます。

様々な概念が以下に説明されていますが、これは'disturb'(走っていたり、休憩したり、コマンドを繰り返している状態を解除する)、'flush'(キー入力キューに溜まっていたキー入力をクリアする。これには実行中のマクロも含まれる)、'fresh'(画面を最新の情報で再描画する)などが含まれています。

以下に示すようにいくつかのオプションセットがあります。

Option Set 1 - User Interface
Option Set 2 - Disturbance
Option Set 3 - Game Play
Option Set 4 - Efficiency
Zangband Options
Stacking Options
Cheating Options
Start-up Options
Autosave Options
Base Delay Factor
Hitpoint Warning
Window Flags

Option Set 1 -- User Interface

Rogue-like commands [rogue_like_commands]
ローグ風キーセットを選択します('command.txt'を参照して下さい)。

Activate quick messages [quick_messages]
'-more-'に対する応答として任意のキー入力を受け付けます。同時に、'[y/n]'に対する応答として、ほとんどのキーを'no'として認識するようにします。

Prompt for various information [other_query_flag]
様々な行動の前に、強制的に確認を求めるようにします。また、ringをどちらの指にするかも常に尋ねてくるようになります。

Prompt before picking things up [carry_query_flag]
アイテムを拾い上げる前に確認してきます。

Use old target by default [use_old_target]
'direction'で方向入力時、ターゲティングモードの使用を許可している全てのコマンドにおいて、前に選択したターゲットをデフォルトとして使うようにします。このオプションはターゲットが地面だったとき、よく確認しないと危険なことがあります。

Pick things up by default [always_pickup]
アイテムの上に立ったとき、自動的に物を拾います。これがoffの場合、物を拾うには'g'コマンド、もしくは歩いているときなら'-'コマンドを使う必要があります。

Repeat obvious commands [always_repeat]
'open', 'bash', 'tunnel', 'disarm' の各コマンドについて、自動的に99回(もしくはコマンド成功または何かに邪魔される)まで繰り返します。

Show dungeon level in feet [depth_in_feet]
ダンジョンの階数を'feet'で表示します。これは怪物の思い出の表示の際にも影響します。

Merge inscriptions when stacking [stack_force_notes]
同じアイテムであれば、一方が銘を持っていてもう一方が持たない場合でも重ねます。この場合、銘は維持されます(銘を持った方に統一されるということ)。

Merge discounts when stacking [stack_force_costs]
同じアイテムであれば、一方が安売りされていた品でもう一方が通常の品であっても重ねます。この場合、もっとも大きな割引率に統一されます。

Show labels in object lists [show_labels]
「装備」リスト中のオブジェクトに「ラベル」を表示し、「装備」が表示されている全てのウインドウに対して行います。これらのラベルが、プレイヤーが使っているアイテムに'wielding'または'wearing'といった形で表示されます。少しプレイすれば、この情報はもう便利ではなくなり、かえって邪魔になるでしょう。

Show weights in object lists [show_weights]
持ち物、および装備リスト、それに店の販売品リストで各アイテムの重さを表示します。

Show graphics in inventory list [show_inven_graph]
持ち物リストでアイテムを表している文字を表示します。

Show graphics in equipment list [show_equip_graph]
装備品リストでアイテムを表している文字を表示します。

Show graphics in stores [show_store_graph]
店の販売品リストでアイテムを表している文字を表示します。

Show choices in certain sub-windows [show_choices]
リストが表示されているウインドウに可能な選択肢を表示します。

Show details in certain sub-windows [show_details]
'special'ウインドウに殺した数などの怪物の思い出の詳細情報を表示します。

Audible bell (on errors, etc) [ring_bell]
何らかのエラーが発生したときベルを鳴らそうとします。

Use color if possible (slow) [use_color]
使用可能ならカラー表示を行います。ゲームを多少遅くしてしまいますが、もし能力的に辛いマシンであればいつでもこれをOFFにすることができます。

Option Set 2 -- Disturbance

Run past stairs [find_ignore_stairs]
走っているとき、階段を無視します。

Run through open doors [find_ignore_doors]
走っているとき、開いているドアを無視します。

Run past known corners [find_cut]
走っているとき、既に知っている曲がり角を鋭く曲がります。結果として「速く」走ることができますが、怪物が待ち伏せている中に飛び込んでしまうこともあります。

Run into potential corners [find_examine]
廊下の潜在的な曲がり角について十分に調べます。

Disturb whenever any monster moves [disturb_move]
怪物が動いたり、現れたり、消えたときに行動をキャンセルします。これにはテレパシーによって見えている怪物も含みます。そのため、こちらに気づいていない怪物のそばで休息したい場合などは、このオプションをOFFにすべきです。

Disturb whenever viewable monster moves [disturb_near]
見えている怪物が動いたり、怪物が視界に初めて入ってきたり、視界内の怪物が視界外に出たときに行動をキャンセルします。このオプションでは、テレパシーで見えている怪物の存在は無視されます。'view_reduce_view'オプションも参考にして下さい。

Disturb whenever map panel changes [disturb_panel]
画面がスクロールして切り変わった時、行動をキャンセルします。

Disturb whenever player state changes [disturb_state]
プレイヤーの状態が変わったときに行動をキャンセルします。これには空腹や耐性、混乱などが含まれます。

Disturb whenever boring things happen [disturb_minor]
どんなつまらないことが起きたときでも行動をキャンセルします。これには怪物がドアを破ったり、持ち物の雰囲気がわかったり、光源の燃料が切れ掛かったりするようなことが含まれます。

Alert user to critical hitpoints [alert_hitpoint]
HPが'critical point'(別に設定します)以下になったとき、不注意による死を避ける為に警告しそれまでのキー入力をクリアします。

Alert user to various failures [alert_failure]
何か失敗があったとき、警告しそれまでのキー入力をクリアします。

Option Set 3 -- Game-play

Auto-haggle in stores [auto_haggle]
店での交渉を自動化します。この場合、10%の消費税が自動的に科されます。このオプションがONの場合、店で表示されている全ての価格は実際の価格となります。

Auto-scum for good levels [auto_scum]
これはダンジョンで「よい」階を生成するオプションです。このオプションはマシンによっては特に深い階で極端に遅くなります、その階の最小の「良さ」は階に比例し、深ければ深いほどよい階が生成されるようになります。多くの人々がこのオプションをcheatだと見なしています。

Allow weapons and armor to stack [stack_allow_items]
同一の武器や防具を重ねられるようになります。また、これは同一ではあるがまだ識別していない飛び道具にも同様に働きます。このため、結果として自動識別のように働きますが、実際に使用する際には大変簡単になります。

Allow wands/staffs/rods to stack [stack_allow_wands]
同一のwand/staff/rodを重ねます。これでスタック全体が同時に再充填されることになります。

Expand the power of the look command [expand_look]
'look'コマンドを拡張し、実際には見えていないマスも調査可能にします。

Expand the power of the list commands [expand_wrap]
'listing'コマンドを拡張し、カーソル移動がリスト端でラップするようになります。この結果、'look'や'target'コマンドでリストを永久にサイクルするようになり、'identify symbol'では与えられた文字が示す怪物をサイクルして表示するようになります。

Map remembers all perma-lit grids [view_perma_grids]
プレイヤーが実際に目で確認した、永久的に照らされた全ての床を記憶します(明るいままの表示にされる)。このオプションは永久的に照らされた床であればどこを探索したのか確認するのが容易になりますが、探索していない場所と暗い場所を区別できません。このオプションをOFFにすると視線が遮られていない範囲が常にわかるようになりますが、これは'view_bright_lite'オプションでそうしたほうがよいです。注意しなければならないのは、床以外のオブジェクトは、プレイヤーが目視すれば全て記憶され、「オブジェクト」は、そのオブジェクトが存在する場所の床とは独立して記憶されます。

Map remembers all torch-lit grids [view_torch_grids]
プレイヤーが実際に目で確認した、全ての(松明で照らされた)床を記憶します。このオプションは探索した場所を記憶するだけではなく、「暗い」場所も記憶します。これは、このオプションをONにすると特別な色彩設計が使われるようになり、「暗い」マスはダークグレー、「明るい」マスは白、そして('view_bright_lite'オプションがONならば)視界内のマスはオレンジで表示されます。現在松明で照らされているマスは「明るい」マスとみなされ、'view_yellow_lite'オプションがONになっていない限り(ONになっていれば、それらは黄色です)白色で描画されます。

Generate dungeons with aligned rooms [dungeon_align]
部屋がパネル上に規則正しく並べられたダンジョンを生成します。結果として、相当「きれいな」ダンジョンとなりますが、大きな地下室ができることはほとんどなくなります。

Generate dungeons with connected stairs [dungeon_stair]
各階の階段を物理的に繋がった位置に配置します。下り階段で下りた先には上り階段が、上り階段で上った先には下り階段が必ず存在するわけです。これはより現実的で、安全ですが、なかには挑戦する楽しみが削がれる、と考える人もいます。

Monsters chase current location (v.slow) [flow_by_sound]
怪物が近くにいた場合、その怪物がプレイヤーの現在位置を追うようになります。このオプションを使用すると極端に遅くなりますが、意地悪く賢い怪物となります。

Monsters chase recent locations (v.slow) [flow_by_smell]
上と同様ですが、それに加えてプレイヤーの過去位置、移動経路まで考慮するようになります。

Monsters follow the player (beta) [track_follow]
このオプションは現在機能していません。

Monsters learn from their mistakes [smart_learn]
怪物が、あなたに対して唱えた呪文が抵抗されたことを学び、それを利用してより効果的な攻撃を仕掛けるようになります。

Monsters exploit players weaknesses [smart_cheat]
怪物が、あなたが持っている耐性を戦う前から知っており、この情報を利用してより効果的な攻撃を仕掛けるようになります。

Option Set 4 -- Efficiency

Reduce lite-radius when running [view_reduce_lite]
プレイヤーが走っているとき、持っている光源で照らされる範囲を狭くします。これは走ることをよりスムーズにしますが、極端に鬱陶しいです。古いバージョンのAngbandでは、この動作がデフォルトであったため、「純粋主義者」はこれをONにしがちです。

Reduce view-radius in town [view_reduce_view]
街にいるとき、見える範囲を狭くします。これは街中でよりスムーズに走れるようになり、ある程度離れた生物を無視できるようになります。街には遠距離攻撃を仕掛けてくる敵はいないので、通常はこれでも安全です。

Avoid checking for user abort [avoid_abort]
休息、走る、その他繰り返しコマンドの実行中、キー入力の監視を止めます。これはゲームを(多くのシステム上で)かなり能率的にするだけでなく、例えば「このオプションをON -> 全回復するまで休息 -> このオプションをOFF -> 呪文を唱える」というようなマクロの実行も可能にします。注意点として、このオプションの使用は特定の「グラフィカル」なプラットホーム上では危険なことがあります。また、このオプションを使って長時間の休息を取るのも危険です。下手をすると、飢えの為にダメージを受けるまで延々と休み続ける羽目になります。

Avoid processing special colors [avoid_other]
「多色」「透明」の属性を持つ怪物の処理を止めます。この場合「多色」は紫、「透明」は白で表示され、結果としてマシンによってはtrapperやlurkerが見えてしまうこととなります。しかし、これは特にテレパシーが使えるときはゲームを非常に能率的にします。

Flush input on various failures [flush_failure]
何か「失敗」があったとき、例えば呪文を失敗したとか、wandの使用に失敗したときなどにそれまでのキー入力を無効にします。これはあなたが方向指定を含むマクロを使っていて、その実行に失敗したときは非常に便利です。これによって、マクロで指定したコマンドが失敗したときでもその方向に進むことが防げます。

Flush input whenever disturbed [flush_disturb]
キャラクタが何か「邪魔」をされたとき、それまでのキー入力を無効にします。これは時間のかかるマクロを使用しているときに便利です。というのも、怪物から攻撃を受けた場合マクロがキャンセルされるためです。

Flush input before every command [flush_command]
コマンド実行の前に常にそれまでのキー入力を無効にします。このオプションはあなたがよほど偏執狂気味でもない限り意味がありません。

Flush output before every command [fresh_before]
コマンド実行の前に全画面を書き直します。これは表示されるべき全ての情報を出力しますが、ゲームの実行が多少遅くなるかもしれません。このコマンドが有効なのは、マクロ、休息、走る、その他繰り返しコマンドの実行時にかぎられます。なぜなら、出力はゲームがキー入力待ち状態の時は常に即座に表示されるからです。

Flush output after every command [fresh_after]
コマンド実行後のみならず、怪物やオブジェクトに関する全ての処理の後に全画面を書き直します。これは表示されるべき全ての情報を出力しますが、特に低速なマシンではゲームの実行は相当遅くなるでしょう。また、高速なマシンでは通常このオプションの効果を体感できることはありません。

Flush output after every message [fresh_message]
メッセージが表示される度に全画面を書き直します。これは表示されるべき全ての情報を表示しますが、ゲーム実行に多少影響を与えるかもしれません。

Compress messages in savefiles [compress_savefile]
最近表示されたメッセージだけを記録することで、セーブファイルを圧縮します。これはセーブファイルのサイズを劇的に減少させますが、過去のメッセージの損失も引き起こします。

Hilite the player with the cursor [hilite_player]
プレイヤーの場所にカーソルを表示します。これはUNIX系のマシンではよく見えることがありますが、その他のグラフィカルな環境ではあまりよくありません。中にはカーソルを表示しないようにできる環境もありますが、このような環境ではカーソルを表示しないことでゲームのスピードアップと見た目の改善が行えるでしょう。

Use special colors for torch-lit grids [view_yellow_lite]
特定の状況において('view_granite_lite'と'view_special_lite'を参照)、松明で照らされたマスに特別な色を使うようにします。このオプションをOFFにするとゲーム実行がわずかに高速化されます。

Use special colors for 'viewable' grids [view_bright_lite]
特定の状況において('view_granite_lite'と'view_special_lite'を参照)、視界外のマスに対して特別な色を使うようにします。このオプションがONの時、床は通常白色で表示されますが、そこが現在視界外であればダークグレーで表示されます。これによって、視界内がより明るく表示されることとなり、あるマスが視界内にあるかどうか判断しやすくなります。このオプションをOFFにするとおそらくゲームの実行が高速化されます。

Use special colors for wall grids (slow) [view_granite_lite]
壁に対して特別な色を使うようにします。通常は白色です。プレイヤーが盲目状態になればそれはダークグレーで表示され、壁が松明で照らされていれば黄色または白色('view_yellow_lite'オプションに依存します)、'view_bright_lite'オプションがONでかつ視界内にない壁はダークグレー、部分的にしか照らされていない壁はグレー、それ以外は通常色である白色でそれぞれ表示されます。このオプションをOFFにするとおそらくゲームの実行が高速化されます。

Use special colors for floor grids (slow) [view_special_lite]
床に対して特別な色を使うようにします。通常は白色です。プレイヤーが盲目状態になればそれはダークグレー、床が松明で照らされていれば黄色または白色('view_yellow_lite'オプションに依存します)、そこが暗所ならばダークグレー、'view_bright_lite'オプションがONでかつ視界内にない床はグレー、それ以外は通常色である白色でそれぞれ表示されます。このオプションをOFFにするとおそらくゲームの実行が高速化されます。

Zangband Options

Zangband固有の設定(つまり、vanilla Angbandには存在しないオプション)はここに集められています(オートセーブとスタートアップオプションは除きます)。

Disturb whenever random things happen [disturb_other]
Zangbandでは、呪われていないテレポートアイテムは時々あなたをテレポートさせます。この時にはテレポートしてよいか確認してきます(休息を妨げてでも)。もしこのオプションをOFFにすると、この際の確認をやめてしまい、あなたをランダムにテレポートさせます。呪われたアイテムもいちいち確認してきません。

Get last words when the character dies [last_words]
キャラクタが死んだとき、'death.txt'からランダムに一行選んで表示します。このオプションがOFFであれば、このかわりに'You die.'と表示されます。

Allow shopkeepers and uniques to speak [speak_unique]
このオプションがONになっていると、店主は時々あなたに噂話をするようになります。また、また、特定の怪物は攻撃してくるときに自慢話を始めるようになり、死ぬときには最後の言葉を残して死んでいきます。

Allow unusually small dungeon levels [small_levels]
全体のサイズが違う階ができるようになります。街と同じような1画面程度の階ができる可能性もあります。これは特にレベルの低いキャラクタにとっては危険なものとなり得ます。このオプションは'destroyed'レベルの生成に副作用を与えます。

Always create unusually small dungeon levels [always_small_levels]
このオプションをONにすると、全ての階が通常より小さくなります。上の'Allow unusually small dungeon levels'も参照して下さい。

Allow empty 'arena' levels [empty_levels]
通常の階は大部分が岩盤からできています。このオプションをONにすると、岩盤のかわりに空の階が生成される可能性があります(これはNetHackの'big-room'を思い起こさせます)。この階は身を隠す場所がほとんどないため、特にブレス攻撃できる怪物が存在すると非常に危険なものになります。アリーナレベルは普通の階同様に地下室や怪物の巣を持つ可能性があります。中には真っ暗なアリーナレベルもありますが、通常は明るく照らされています。

Use special symbols for the player char [player_symbols]
コンパイル時にこのオプションの使用を有効にしていると、キャラクタをその種族、クラス、性別によって異なる色、シンボルで表示されるようになります。このオプションのサポートはすべてのプラットホームで可能というわけではないということに注意して下さい。

Display 'equippy' chars [equippy_chars]
メイン画面上であなたの装備している装備をグラフィカルに表現します。このキャラクタはそれぞれのアイテムの標準的なシンボルを使います。

Skip mutations in 'C'haracer Display [skip_mutations]
通常、もしキャラクタが突然変異すると、そのことが'C'haracter Descriptionの'h'モードウインドウで表示されます。しかし、変異したことは知識コマンド('~'または'|')でのみ表示されればよいという人もいます。そのような人はこのオプションをONにすべきです。

Plain object descriptions [plain_descriptions]
Zangbandでは、このオプションをONにすることで識別済みの「色」を持ったオブジェクトのフルネームを表示しないようになります。言い換えれば、もしこのオプションがOFFであれば、識別したPotion of Speedは(例えば)Blue Potion of Speedと表示されます。あなたがシンプルな表示を好み、冗長な表現を望まないのであればこのオプションをONにして下さい。

Monsters behave stupidly [stupid_monsters]
Zangband 2.1.0以降では、Keldon Jonesによる「怪物AI改良パッチ」が組み込まれています。このパッチは確かに怪物の振る舞いをより現実的なものにしますが、そのためにより危険な存在となっています。もしあなたがいくじなしなのであれば、このオプションをONにすることでパッチ導入前の実に愚かなAIに戻すことができます。新しいAIはやや処理が重いため、あなたが古いマシン(386SX)を使っていてZangbandが遅すぎるのなら、このオプションをOFFにしてみるのもよいかもしれません。

No query to destroy known worthless items [auto_destroy]
あなたは時々、Destoryコマンドを使うときにそれが Broken Sword {cursed} を壊すときにさえいちいち確認を求めてくるのにいらいらするかもしれません。このオプションをONにすれば、価値がないとわかっているアイテムを壊すときには確認を求めてこないようになります。もちろん、呪われたアーティファクトはこのオプションをONにしていたとしても壊すことはできません。

Confirm to wear/wield known cursed items [confirm_wear]
中には時折、タイプミスのせいで呪われているとわかっていたアイテムを装備してしまう人もいるでしょう。このオプションをONにしていれば、このようなタイプミスによる事故を防ぐことができます。もし呪われていることがわかっているアイテムを装備しようとすると、確認してくるようになるのです。

Prompt before exiting a dungeon level [confirm_stairs]
中には偶然'<'キーを押して特別な雰囲気を感じ取った階から抜けてしまう人もいるかもしれません。このオプションをONにすれば、階を移動しようとする度に確認が求められるようになります。

Disturb when visible pets move [disturb_pets]
プレイヤーは、disturbance オプションのいくつかはペットに対しては適用したくないと思うかもしれません。例えば、もし休息が時々よってくるペットの犬のためにいちいち妨げられるようなことがあれば、きっといらいらするに違いありません。デフォルトでは、たとえ全ての disturbance オプションがONになっていたとしてもペットはあなたの行動を妨げません。もしペットも通常の怪物同様あなたの行動を妨げるようにしたいのであれば、このオプションをONにしてください。

Automatically open doors [easy_open]
ドアにぶつかることで、自動的にそれを開けるようになります。また、openコマンドでも、隣接するドアが一つであれば方向入力なしにそれを開けます。

Automatically disarm traps [easy_disarm]
上記動作を罠の解除についても適用します。

Display floor stacks in lists [easy_floor]
床に積み重なっているアイテムのリストから選択できるようになります。また、1マスに複数のアイテムが存在するとき、それを'You see a stack of n items.'と表現します。

Allow unified use command [use_command]
"zap a rod", "use a staff", "eat food", "aim a wand"などのコマンドを統合し、一つの「使う」コマンドにしたものです。オリジナルキーセットでは'u'、ローグ風キーセットでは'a'です。これをONにしてもそれぞれのコマンドは有効で、マクロで使われます。

Stacking Options

Allow objects to stack on the floor [testing_stack]
床に1種類以上のアイテムが積み重なることを許可します。

Allow monsters to carry objects [testing_carry]
このオプションがONになっていると、怪物は殺されたときにそれまでに拾ったアイテムを落とすようになります。アイテムを「破壊」する怪物はこのオプションの影響を受けません。

Base Delay Factor

'delay_factor'の値は、0以外の場合ゲームを「遅く」するように働きます。これはbolt, beam, ballの効果を観察したい場合に便利です。実際の遅れは 'delay_factor'の二乗 (msec) となります。

Hitpoint Warning

'hitpoint_warn'の値は、0以外の場合、最大HPに対するパーセンテージを示し、HPがそれ以下になるとキャラクタが死にそうだとプレイヤーに警告します。また、これ以下になるとHPやmanaが赤で表示されます。

Autosave Options

実際、ゲームはこんなオプションが不必要なくらい安定していれば理想的です。しかし、仮にゲームの安定度が100%信頼できるものであっても(率直に言えばおそらくそんなことはないのですが)、ユーザはそんなことは忘れているでしょうし、ハードウェアその他の原因によってゲームがクラッシュすることもあります。このような理由によって、あなたは以下のオプションを使いたいと思うかもしれません。

Autosave when entering new levels [autosave_l]
このオプションがONになっていれば、プログラムはプレイヤーが新しい階に到達する毎にセーブするかどうか尋ねてきます。新しい階の生成時にハングアップした経験があれば、このオプションは便利です(これは2.1.0以降のバージョンでは修正されているはずです)。

Timed autosave [autosave_t]
このオプションがONになっていれば、プログラムはnターン経過する毎にセーブするかどうか尋ねてきます。この周期を設定するには'F'キーを押します。押す度に、周期が50, 100, 250, 500, 1000, 2500, 5000, 10000 そして 25000ターンに一度になります。この機能を使う為には、このオプションがONでかつ周期が0以外である必要があります。

Window Flags

どのウインドウに何が表示されるのか設定します。

Cheating Options

cheatingオプションを使うと、キャラクタは'cheater'であると見なされ、ハイスコアリストに載ることはありません。これはその後オプションをOFFにしても変わりません。そのため、以下のオプションを使用する際にはよく考えてからにして下さい。

Peek into object creation [cheat_peek]
アイテムの生成過程をこっそり見ることができます。

Peek into monster creation [cheat_hear]
怪物の生成過程をこっそり見ることができます。

Peek into dungeon creation [cheat_room]
部屋の生成過程をこっそり見ることができます。

Peek into something else [cheat_xtra]
デバッグメッセージを見ることができます

Know complete monster info [cheat_know]
怪物たちに関する全てを最初から知っています

Allow player to avoid death [cheat_live]
死を回避することができます。

Startup Options

cheatingはゲームを易しくしますが、以下のオプションはZangbandを難しくすることができます。もしゲームが簡単すぎると感じたのなら、または友人に強く印象づけたいのであればこれらのオプションをONにしましょう。startup-optionはキャラクタ生成時にのみ、'='キーを押すことによって設定できます。その後はオプションを変更することはできません。

Use 'vanilla' town without quests and wilderness [vanilla_town]
標準のAngbandと古いバージョンのZangbandで知られていた基本的な街を使用します。この街は1画面分のサイズで、8つの店、自宅、そしてダンジョンへの階段が存在します。もし'vanilla'townを使っているのなら、街の外の自然は存在せず、特別な建物もなければ固定クエストもありません(が、ランダムクエストは行うことができます)。また、このオプションは低速なマシンでゲームを高速化します。

Use 'lite' town without a wilderness [lite_town]
すべての店、自宅、建物と大部分のクエストを含んでいるが街の外の自然や他の街は存在しない街を使います。また、低速なマシンでゲームを高速化します。このオプションはもし'vanilla town'オプションが設定されていれば意味を持ちません。

Stores are permanently closed [ironman_shops]
すべての店が常に閉店状態となります。街での補給なしでダンジョンの奥深くで生き延びるよう努力して下さい。

Always create unusually small dungeon levels [ironman_small_levels]
このオプションが設定されていれば、ダンジョンのすべての階が通常より小さくなります。'Allow unusually small dungeon levels'も参照して下さい。

Don't allow climbing upwards/recalling [ironman_downward]
上り階段が上れなくなり、Word of Recallで街に戻ることもできなくなります。すべての階段は下りとなり、レベルテレポートでは現在位置よりも深い階へテレポートさせられます。このオプションは'small_levels'オプションと組み合わせると危険になります。

Permanently enable the autoscummer [ironman_autoscum]
このオプションは'autoscummer'を永久的にONにし、そのため「よい」階のみが生成されるようになります。これはよいアイテムが出るか、強力な怪物も出現することを意味します。Zangbandにおいては、しばしば後者のケースになる為、このオプションは注意して使いましょう。

Quest monsters get reinforcements [ironman_hard_quests]
'hard_quests'の使用は、すべての怪物を一度にまとめて殺さなければならない為、ランダムクエストをより困難にします。もし、クエストモンスターを全滅させずにその階を離れると、次にそこに訪れた時には殺したクエストモンスターはすべて復活しています。

Use un-biased RNG [???]
乱数発生ルーチンに偏りがある場合、ちょっとしたトリックをつかった別のルーチンを使用します。


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