フジミ 1/12 YAMAHA YZF750 ’87 Team Lucky Strike Roberts 作成記 その1
今回もフジミでヤマハで8耐マシンYZFです。85年は無念のエンジントラブルのケニー/平でしたが翌年の86年、ケニーは自らのチームラッキーストライクロバーツで再び参戦しますがまたしてもトラブル、マシンを押すボールドウィンの姿が思い出されます。87年にはコシンスキー/レイボーンのコンビで3位、その時のマシンがYZF750でFZRから進化していった形が良い感じなので作ってみることに。思い出だせば次の年の88年にはマギー/レイニーによって念願の8耐優勝を果たし、ケニーにとってもやっと8耐を制することが出来たのではないでしょうか〜と、またしても前置きが長くなってしまったので早く作成に移りましょう。


パーツをランナーから切り取っていて気になったのが前後ブレーキローター。表面がでこぼこして荒れてしまっています(何故か裏側は綺麗な面・・・)中心の穴にネジを取りつけ、タミヤのハンディリューターを使ってカッターの刃で表面を削ります。旋盤加工のバイトの刃先で削るような感じで削りました。


リア側は穴が大きいのでラジコンのパーツをスペーサー代わりに適当に組み合わせて取り付けます。表面が綺麗になったら最後に軽く溝をつける感じでブレーキパッドがこすれた後を表現します。


アッパーカウルのサイドのパーツの合わせ目は地道に瞬間やパテもってサーフェイサー吹いて確認しながら消していきます。パーティングラインにも注意。


合わせ目が綺麗になったところで仮組みしてみたら、カウルの分割ラインに溝が・・・(右側は問題無し)プラバンでうめて、もう一度サーフェイサー吹き直しっす。


カウルの白を塗装、乾燥中は細かいパーツを。ステアリングダンパーはFZRの時はアウターを先に接着してインナーシャフトを後から差込めるよう加工
して組んだら、クリアランスが十分でなくアウターが広がってしまい失敗したので今度はちゃんと作ります。シャフトはクリップをまっすぐ曲げたモノを使用、アウターに差し込んだらキットのパーツに穴を開けて接着しますがクリップの太さに合わせようとすると穴もあまり大きく出来ないので、クリップの差込む部分は針みたく削って接着しました。


エンジンや細かいパーツも塗装します。あまり一気に塗装せずにエンジン、リア関係、ハンドル周りと塗装していきました。フジミのキットは2作目で、パーツ点数が多く組むのに工夫が必要ですが、細かいところまで再現されている感じだと思います。FZRでは無かったリアショックの車高調整ナットの工具を引っ掛ける溝もちゃんと再現されてますね。チェーンはパーティングラインを丸やすりを使って削れば意栄えが良くなると思います。

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