タミヤ 1/12 YAMAHA TZ250M 作製記 その1

今回はあの時作りたかったけど作れなかったキット、93年GP-2(懐かしい響き・・・)チャンピオンマシン、原田さんのTZ250Mです。キットのほうは去年くらいにアマゾンで見つけてちょっと高かったけど購入、デカールも社外のものが発売されて購入、作ろうと思えば作れる状態でしたが、いきなり作るのも勿体ない気がしてそのままでした。その後、日テレのmotoGP中継のゲストでひさびさに原田さんを見て、突然やる気が湧いて作製スタートしました。

資料はプラモ作っていた当時に購入したモデルグラフィックス94年10月号(TZ250M作製記と実車資料と原田さんのインタビューなど盛り沢山)、ライディングスポーツWGP’93速報(TZの写真は少ないけど仕様の確認)を参考にします。おそらくキットは最終戦仕様ではないかと思います。モデルグラフィックス誌と同じように、シートカウルのフレーム固定部分をシートをガイドにして加工、プラバンを貼り再現。燃料タンクの裏側もプラバンを貼ってタンク下側に少し丸みをつけます。加工後は白サーフェイサーを吹いて確認、加工を繰り返します。


フレーム、スイングアームはキッチンハイターでメッキを落とし、タミヤの缶スプレーから取り出したシルバーリーフで塗装します。エンジンはエナメルのフラットアルミをブラシで吹いて、同じシルバーでも質感の違いを出します。


再びカウル関係。フロントカウルの分割部分のビスのあたりが違和感あったのでいったんビスを削って平らにします。シートカウル、フロントフェンダーの合わせ目を消し、一体成型のパーツはパーティングラインを消します。白サーフェイサーを吹きながら表面を整え、サーフェイサーが乾いたら2000番のペーパーでなめらかに磨いて、白塗装はせずマスキング、やはりスプレー缶から取り出したタミヤのイタリアンレッドをブラシで吹きます。資料を見るとフロントカウルのフロントフォーク付近は上下とも黒いのでマスキングして塗装します。


塗装が終わったのでデカール貼りです。社外デカールは艶はあるけどやたら固く、マークフィットハードタイプぐらいじゃ密着出来ないので、熱湯を染み込ませたティッシュを押し付けたら上手く密着出来ました。最初に水に浸けるときも、ぬるま湯より熱めのほうが糊も効いて貼りやすいような?アンダーカウル後方のY.E.S.Sのデカールも角にそって綺麗に貼れました。しかしY.E.S.Sのステッカー懐かしいです、昔テレビ東京でやってた15分番組、「YAMAHA ON AND OFF」を思い出してしまいました。


さらに他のパーツも塗装できる状態にします。しかしこのパーツ点数の少なさ、250ccで2気筒のせいもあるんですがフツーに組んだらあっと言う間に完成しそうです。でもせっかくなのでいろいろ作りこんでみようと思います。


デカール貼って乾燥中にふとモデルグラフィックスの原田さんのインタビュー読み始めたら夢中で読んでしまいました。WGP’93速報は、原田さんが16年ぶりの日本人による世界チャンピオンを決めて、興奮冷めぬうちの一週間後に発売、すぐさま購入した記憶があります。モデルグラフィックスは当時は専門学校生でプラモ作る余裕があったので時々買ってましたが、原田さんがチャンプ獲る前から「タミヤにTZ250Mを作らせよう!」みたいな記事があって、自分もプラモデル・ラジコンショーか何かでタミヤの社員の方に「TZ250M出して下さい!」とお願いしてしまった記憶があります。そして発売されたけど就職して忙しくなり買えなかったという・・・今回やっと手に入れて作る機会に恵まれたので、じっくり作りたいと思います。

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