STUDIO27 1/20 Tyrrell012 (Austria 1983)作成記 その7

5月に購入してだいぶ長引いてしまったので、残りのデカール貼り、小物も進めてペースアップしましょう!
前後ウイングの翼端板にキット付属のカーボンデカールを貼ります。


デカールは少し大きめになっていますが、パーツと同じ大きさに切り抜きます。
はみ出た部分を後でカットしようとするとデカールが破損しやすいので・・・小さなモールドや、フチが段つきになっているので、デカールを貼って光のあたる角度を変えるとモールドなどが見えてくるので、針で空気を抜きながら密着させていきます。タミヤのマークフィットも使用しましたが、強力型でなくとも使いすぎるとデカールが破損しやすいです。綿棒で押してたらデカールが綿棒にくっついて剥がれかかったことも!このパーツだけで1時間近く格闘しましたが、慎重に貼るしかないです。
画像撮り忘れましたが、前後のメインのウイングは見えるところを気にしながら、翼断面のところを巻きつけるようにしっかり貼ります。


翼端板の裏の分もカーボンデカールが用意されていますが、接着するときの強度を考えて、デカールを貼らずにストッキングをかぶせガンメタを吹いて再現しました。模様が目立つように撮影しましたが、デカールに比べると粗くなってしまいますがこれで接着時は大丈夫?


リアウイング上段はグリーンにベネトンの文字入りのデカールが用意されていますが、文字だけ切り抜いて貼ろうとしたらやっぱりパークグリーンでは明るすぎでした・・・急遽(今回こればっか!)、パークグリーンとレーシンググリーンを半分づつくらい、大体のカンで混ぜて、エアブラシで塗りなおしました。なんとか、切り抜いたデカールに近い色になりました。モノコックやカウルと若干、色が違ってしまいますが気にならないレベルということにしてください・・・


クリアー吹いてウイング関係も一気に仕上げたいところですが、天候が悪くクリアーを吹けないので細かい所をすすめます。すると組み方がよく分からないパーツが・・・フロントサスのアッパーアームのステーを再現するエッチングパーツがありますが、はじめは曲げてつけりゃいいや、と思って改めてパーツを見てみるとサスアームを通す以外に穴が開いています。
エッチングの小さな丸いパーツを接着すると思いきや、径が違います。説明書をみても何か貼り付けるわけでもないし・・・おそらく、別売りのリベットやボルトの頭を再現するパーツをつけるんでしょうか?
また調べて買うのも面倒だし、伸ばしランナーをぶっ指して、瞬間で固定してニッパーでカットします。表になるほうは少し残してボルトに見えるようにします。


少し大きいのがステアリング、小さいのがFアッパーアーム前側です。下地処理をしてとっとと塗ります。


次によく分からなかったのがガーニーフラップ。ウイング塗って仕上げて後から接着すりゃいーや、と思っていたらひとつのガーニーで二個のエッチングを使うらしく、取り付け方は説明書では矢印が書いてあるだけでどう組むのか・・・初心に帰って「ガーニーフラップ」でググってみると、「L字型の形状」というところで気がつき、どうやら画像下側のパーツの、かすかに段差になっている部分に、画像上側のステーとなるパーツを接着するみたいです。とりあえずパーツを切り離し、瞬間でつけるしかなさそうですが、なにせパーツが薄いんでどうするべ。


そこで紙やすりで貼り付けて平らに削るときに使う角材にパーツを両面テープで貼って接着します。瞬間を塗り過ぎないように、細いノズルを使うか、爪楊枝で少量つけながら接着します。それでも瞬間を塗りすぎた場合はティッシュで急いで吸い取ります。リアウイング上段のガーニーのステー側は非常に薄く出来ていてスゴイんですが、接着が非常に難しいです・・・


タイヤのロゴはエッチングパーツを使って塗装で仕上げることができるので、ホイールをはめてマスキングします。コンパスの両方が針になっているものでクルっとやれば、断面はちょっと荒れてしまいますがカットできます。


雨の日が続いて念のためクリアーは吹いてませんでしたが、天気もよくなったのでクリアー吹きました。リアウイングは翼端板のように割り箸に両面で貼り付けできないくらい重いので、割り箸をゲタのようにして表、乾いたら裏と塗装しました。


クリアーも乾燥して磨き出し作業。確かに手間がかかる作業ですが、キレイに仕上がった状態を見るとやっておいて損はないハズ。
特にモノコック、カウル関係は入念に、コンパウンドも荒め、細めと2種類使ってみました。

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