STUDIO27 1/20 Tyrrell012 (Austria 1983)作成記 その4

リアウイングの仮組み方法に悩み、仕事が忙しくしばらく中断していたティレル012ですがやっと再開です。ネットでF1のガレージキットを作成されている方のページを探し、参考にしつつ方法を考えました。


リアウイングを位置決めするため、エンジンとミッションを合体させます。その前に、キットには無いプラグコードを再現しておきます。とりあえずホームセンターで1mmの黒コードとエナメル線を買ってきましたが、1mmコードは太すぎ、エナメル線は細すぎ。0.5mm位ならよさそうなのですがネットで探してもなかなか見つかりません。そこでmax moto modelingさんのサイトで0.5mmのカラーゴム(黒)があることが分かり購入、ピンセットと瞬間で慎重に取り付けました。


リアウイングがサイドプレート、サイドポンツーンとつながっているので、かなり慎重に位置決めしないといけないので、ウイング関係を仮組みして測定、非常に手抜きな絵ですが図面にしました(これでも高校時代に製図検定合格してます・・・)。
下段のウイングは幅70mmで前後とも長さが揃っています。上段のウイングは前70mm、後69mm。サイドプレートは前70mm、後ろは74mmも開いてしまっています。長さが前後とも整っている下段のウイングの70mmを基準にして、長さを揃えることにします。
削ったりパテをもったりするために、各パーツの取り付け用の突起は切りとり、穴をあけて新たに真ちゅう線を差し込みます。


やっとやる気になってミスを発見!リアウイングの支柱は補足パーツが入っていますが、どこで間違えたのか補足パーツではないほうを加工してしまい、ウイングとの位置決めをしやすいようにドリルで穴あけしてピンを取り付け、さらに薄く削って、仮組みしたら位置が合わなかったところで気がつきました・・・一瞬ヘコミましたが、補足パーツのほうが厚みも薄く、穴をあけてピンをつけたあとは小加工で済みました。


リアウイング上段のすきまができてしまう所は、エポキシパテを盛って加工しました。エポキシパテはセメダイン製のプラスチック用と木部用を試しましたがどちらもメタルパーツによく接着しますが、木部用のほうが練りやすく加工もしやすいので木部用を使用しました。


サイドプレートの前後の幅を揃えるため、サイドポンツーンの取り付け面を削りますが、削る前に真ちゅう線用に穴あけします。突起が片側6個、計12個もありますが一個つづ切り落とし、サイドプレートをガイドにして穴あけします。あとはやすりを平らな台の上や平らなモノに張り、削っていきます。


サイドポンツーンは結構ガリガリ削りましたが、仮組み、測定を何度も繰り返してたすえ、やっとカタチが揃いました。


あとは真ちゅう線を1mmくらい残して切り飛ばします。サイドポンツーンは12個も加工するのが面倒になって、片側2個つづはふさいでしまいました。最初からそうすりゃよかった(笑)!頭を悩ませたリアウイング仮組みもやっと終わったので、他の作業に移れそうです。

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