STUDIO27 1/20 Tyrrell012 (Austria 1983)作成記 その1

だいぶ前ですが友人と静岡ホビーショーに行ったとき、スタジオ27のブースでNSRのトランスキットに挑戦してみようか、と思いつつF1のキットなどをみていたら、ふとティレル012の箱に目がとまりました。スタッフの方が「箱の中みてもいいですよ〜」と言ってくださったので、開けてみるとほとんどがメタルパーツで、説明書も組む手順はなくパーツリストのような感じがしました。しかし、カラーのデカールガイドのイラストをみて、ブーメランのようなリアウイングをつけた独特な形状を思い出しました!

ネットで数回しかその形を見た事がありませんが、インパクトが強く、作ってみたくなったので購入してしまいました。さすがに、ガレージキットを作るのは初めてなので、スタッフの方に注意点を教えてもらいました。その時は本当にありがとうございました。

さて、家に帰って箱を開けてみても、どうしようかという状態。とりあえず、組みやすいようにパーツを分けてみるか〜とプラスチックのケースを購入。

左側からフロント周り、コックピット付近、エンジン関係、リア周りとパーツを分けていきます。気持ち作りやすくなったかも。


今では考えられないモノコックとアンダーパネルの形状。当時のF1はサイドポンツーン下側でもダウンフォースを得られるような、「ウイングカー」と呼ばれるマシンが主流でしたが、マシンが宙を舞ってしまう事故などを理由に禁止、レギュレーションが変わると(シャーシ下側の前後車軸間のフラット・ボトム化)、しばらくはサイドポンツーンがほとんど無いようなデザインが多かったように思います。


ボディ下側がダメなら上面でダウンフォースを稼ごうと考え出されたのがこのウイング?F1のキットととは思えない形状です・・・

とりあえず、作れそうなところから作っていきましょう。
モノコックにエンジンブロック、アンダーパネルをねじ止めしますが、ねじ穴はドリルで開けます。


普通のプラスチックモデルでも仮組みはしたほうが良いですが、ガレージキットは充分に仮組みして確認をしてから、という作業が続きます。
エンジンのヘッドカバーが少し浮いてしまうので、エンジン側のパーツを削り、モノコックのへこみにうまく収まるようにします。
フロント周りの仮組みもあるので、一個づつ確認していきます。


メタルパーツも組んでみましょう。仮組みし、バリなどをヤスリでおとして、エポキシ接着剤で接着します。2種類の液をヘラなどで混ぜて、メタルパーツの接着に使いますが、結構がっちり接着でき、10分くらいで硬化します。このあとリア周りも仮組みしなければなりません。

先は長そうですが、気長に進めていきましょ〜。

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