フジミ 1/12 スズキRGV-「後期型 作製記 その3

前回の作製記が盆休み終わり頃で、この頃から仕事がめっちゃ忙しくなり、おまけに雨続きで作製が全く捗りませんが、気持ちに余裕がある時は数十分でも作業してコツコツと進めておりました。問題が発生したクラッチケーブルですが、数少ない資料ではケーブルはフレームの外側を通っていますが、先にパーツにチューブを接続してしまうとフレームの内側をチューブが通る位置になってしまうので、キットのパーツをあきらめて引き剥がし、新たに作ることにしました。

クラッチケーブルのステーはプラバンから切り出し、ケーブルのワイヤーは極細のピアノ線、アジャスト部分は適当なプラ棒から作りました。これでフレームの外側に通せます。取り付けはエンジンをフレームに乗せてからです。



仕事で疲れているので最もやる気が出なかったフロントブレーキディスク。帰りが遅くて1時間くらいしか作業できないので、プラパーツのディスク切り落として1日目終了、次にエッチング接着してパーツがはまるようにカッターや棒ヤスリ、紙ヤスリで削って片側だけで2日目終わり、もう片方も加工して3日間かけてやっと仮組み出来ました。跡でディスクに擦り傷つけます。


フロントブレーキディスクさえ乗り越えれば気も楽になってチャンバー塗装開始。資料を見ながら溶接痕を表現、そんなに溶接痕が無いので割と楽でしたが、資料のように茶色く焼けた感じにするためクリアブラウンがうまく吹けたと思います。


サイレンサーはリベットを切り落とし、合わせ目をペーパーを巻き付ける感じで削ってきれいな円筒に見えるように、シルバーを吹いてデカールを貼ります。ちょっとデカールがグレーっぽいけど、貼ってしまったのでこのままです。デカールが乾燥したらクリアコートします。


リアサス組んでエンジンをフレームに乗せて、フロント回りも組んでやっとバイクのカタチになったのでようやくパイピング。クラッチケーブルを接着し、アクセルワイヤーの接続部もいつものように針金から自作し、プラグコード、点火コイルもパイピング完了。ブレーキホースも針金&自作スパイラルチューブで、見えずらいですがブレーキマスターシリンダーもピンクの透明チューブを追加しました。ここまできたら出来るだけのことをやってみます。


シートカウルの取り付けはネットで調べるとかなり困難らしく、前回のYZRのようにサイレンサー後づけ方法も形状的に無理なので、シートカウル内側のダクトの所など可能な限り削って取り付けやすくします。カウル内側は艶消し黒で塗装しました。シートカウルは片側のチャンバーから潜りこませるように、ゆっくりじわじわと・・・えーとにかく慎重にやれば最後にスポっとはまるはずです。


自作スクリーンをフロントアッパーカウルに取り付けます。伸ばしランナーを内側から刺してランナーの太くなるところまで刺したら瞬間を少量塗って接着、最後に余分なところを切り落とします。ランナーはシルバーのものを使えば塗装しなくてもらしく見えると思います。しかしこのアッパーカウルのリベットが資料を見るごとに数、位置が違うので、どの資料を参考にするか悩みました。次回はようやく完成画像です!

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