タミヤ 1/12 NS500&レーシングライダー 作製記 その4

あとライダーを乗せれば完成というトコでヘルメットで大苦戦、思わずやる気を失いそうになりましたが、あとちょっとでマモラ乗りを再現出来るので残りのデカールを頑張ってはります。

やっとこのデカールに慣れてきたようで、ヘルメットに貼った時より楽に感じます。腕のロスマンズのストライプなど、無理して押し付けるとデカールが割れるので手ごろな大きさのティッシュをお湯につけて少しづつ馴染ませます(マークフィットより効果的かも?)。どうしても密着しないところは切り込みをいれたりして、後でタッチアップします。デカール乾燥後、全体にセミグロスクリアーを吹き艶を整えます。


ヘルメットのシールドはキット付属の透明プラバンだと、曲げるのが困難&曲げると細かなひびが入るのは過去に経験済みなので他の材料で。コンビニで見つけた修正テープのパッケージならもともと曲がっていて良さそうなのでこれでいきます。キットのシールドをガイドに切り出しました。


いよいよライダーを乗せますが、体がバイクから離れないようにシートに穴あけしてプラ棒を接着、人形に穴あけして接着、固定します。


いろいろ苦労もありましたが、ようやく完成!


カンペキ、とは言えませんが出来るだけのことはやって、悔いが残らないように作成したつもりです。ステップから離れた足もそれらしく再現出来たと思います。


ヒザは85年頃だとバンクセンサーではなく、ガムテープを何重も重ねているライダーが多かったようで、再現するために100円ショップで買ったアルミテープを細く切って貼り重ねてみました。あんまりよくわかりませんが貼ったあとはリューターで擦れたような傷を入れ、艶消し黒を擦るように筆塗りしました。


以前作った時は内側の足の位置をミスってステップに乗らなかったのでステップを外して誤魔化しましたが、今度はちゃんとステップに乗っています。しかし、このフォームでコーナリングするマモラさんはやっぱすげーです!


マモラさんの自伝によると思ったように曲がらないNS500に手を焼き、フレディ・スペンサーがパワースライドで向きを変えるのに対し、身体を前に大きく落として思い切ったフロント荷重にしてバイクの向きをかえていたそうです。NS2年目の85年はさらに腰を落としてフロントフォークもさらに沈んでいるような気がします。外側の足がステップから離れてしまうのは、NS500のシート幅が広いためで足の長さでは無いのです、多分。


しかし85年のマモラさんは車載カメラをつけて走ったり(オランダでは優勝!)、ハイサイドで転びそうになってもバイクにしがみついて立て直したり、いろいろ見せ場を作ってくれました。おかげで自分は今でもマモラファンです。


ライダー&バイクの作製で正直キツかったんですが、結果焦らずじっくり作れたし、以前完成をあきらめてしまったキットを同じ内容で作る機会に恵まれて本当に良かったです。次回は何を作ろうか検討中です。

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