タミヤ 1/20 ロータス102D 作製記 その1

当時のF1ブーム真っ只中に購入したキットで、塗装済みドライバー人形が入ってたやつです。これも就職して作ってる暇が無くなり、再び箱を開けたらデカールはヒビだらけでもう作る事は無いと思っていました。しかし今やすっかりお世話になってる模型屋さんに初めて訪れた時に、エアブラシの吹き方を教えて頂くことになったので練習用に押入れの奥からひっぱり出されました。さらにそれから数年経ち、このまま作らないのは勿体ない気がして、デカールさえなんとかなればと探してみたら社外のものあるじゃないですか!早速購入してめでたく作製再開となりました。


デカールはミュージアムコレクションというメーカーが発売されていました。結構複雑なカラーリングですが黒と明るい黄色、緑は塗り分けし、濃い黄色と緑は実車同様に透過性のデカールを貼ることで再現するそうです。まずはキットのヒビわれまくったデカールをコピー、切り抜いてマスキングのガイドにします。


エアブラシの練習用に使ったモノコックとエンジンカウルですが、ガイアの白が吹いてありましたがパーティングライン消したりして、再度ガイアの白を吹きなおしてからクレオスのイエロー、ブラック、デイトナグリーンで塗り分けます。塗り分けが結構難しいですが、サスアームの穴やバックミラーステーの穴をガイドにしてマスキング、塗装しました。


塗装が乾いたので透過性のある黄色のデカールを貼ってみたんですが、残念ながらイメージと違う色になってしまったので、結局全面塗り分けすることになりました。濃い黄色はオレンジを混ぜて調色、濃い緑はタミヤのブリティッシュグリーンのスプレー缶から取り出してブラシで吹きました。マスキングの繰り返しで、エンジンカウル左側の尖った部分がパキッと割れてなくなってしまい、プラバンと瞬間で作り直すことに・・・


なんとか修復出来ました。塗り分けも苦労したけどなかなかカッコいいカラーリングなので塗りあがっていくと楽しかったです。


他のデカールを貼るパーツも塗装、せっせとデカール貼って乾燥させましょう。蒸しタオルを少々使いましたが割と貼りやすかったです。


車体を作ります。エキパイですが金型の押し出しピンの跡がやけに目立つのでパテで修正します。他にもリアウイングの裏側とか謎の穴があったので埋めたりしましたがなんだったんだろう。


車体の他の部分を作っているうちにデカールが乾燥したのでクリアを吹きます。リアウイングの持ち手がないので考えた末、L字型の金具をプラバンに両面テープで貼り、パーツを挟む方法を思い付きました。これなら裏表が塗装出来ますが、塗料が垂れないように注意します。購入から20年以上放置されてしまったキットですが無事に完成させたいと思います。

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