フジミ 1/20 ウイリアムズFW16 作製記 その3

さまざまな困難に直面し、作製が全くはかどりませんでしたが、ようやく完成しましたフジミのウイリアムズFW16でございます。


キットの全体のスタイリングは悪くないのですが、なにか低くワイドな感じがしないと思ったら1993年からのF1のレギュレーション変更で、リアタイヤの幅が実際のサイズで3インチも狭くなっているんですね〜前回作ったロータス102Dのリアタイヤと比べてもかなり細く見えます。他にも調べてみたら1993年から全幅、フロントオーバーハングなどが減少されているようです。キットはその辺もキチンと再現されているようで、完成直後はなかなか見慣れない感じでした。


フロントサスを加工してしまったのでキットの元の形状が分かりませんが、フロントのネガティブキャンバーが思ったより強くなってしまいました。でもGP Car Storyとか見るとはっきりキャンバーがついているのが解るので、仮組み時にタイヤを装着してキャンバー調整しときゃよかったです。


それでもロスマンズブルーが今回はほぼイメージ通りに仕上げる事が出来たと思います。濃すぎず、明るすぎず、紫っぽくなりすぎず、でバイクで3台くらいロスマンズカラーで作りましたが、ようやく成功した感じです。


ゼッケン0はデイモン・ヒルです。めったにないゼッケンなので模型的にも、と思いヒル仕様で作りましたが、サンマリノ仕様はどうしてもセナの印象が強く、GP Car Storyを読んでいてもさまざまな理由でサンマリノでどうしても勝ちたかった理由が書かれていて、やはりセナ車にしようか悩みましたが、当時の事故の様子をTV中継で見ていたのを思い出すと、セナのマシンは作れませんでした。シューマッハの失格騒動などありましたが、最終戦までタイトルを争ったヒルを応援せずにはいられませんでした。


話を模型に戻しますが、リアウイングの下側のブーメラン形状、ドライブシャフトを覆ったリアサスアッパーアーム、テールランプなど模型的に見どころもあります。


カラーリングはキット付属のマスクシールがありましたがコックピット両脇のスポンサーデカールを上手く収めるので慎重にマスキングしたらホントにピッタリでした。この角度でみてもロスマンズカラーが非常にかっこいいですね。


エンジン回りは手を加えてませんが、塗装にこってみました。ラジエーター手前の電装品やらタンクっぽいのは、はっきりした資料がないのでセミグロスブラック吹いたままです。ロールバー右下の赤いレバーは針金を曲げて塗装、追加しました。完成後もカウルを外してみたいところですが、カウルの脱着にはカウルを結構広げないと出来ないので、脱着しないほうが良いかもしれません。とにかく完成させることができて一安心です。

次も、このところ自分のなかでブームとなってる80〜90年代のF1マシンでいきたいと思います。

もどる