フジミ 1/20 ウイリアムズFW14B 作製記 その1

F1ブーム真っ只中で印象に残っているマシンと言えばウイリアムズFW14Bもその1台です。あれだけ速かったマクラーレン・ホンダとセナを打ち負かし、無冠の帝王ナイジェル・マンセルが悲願のチャンピオンを獲得した、アクティブサス搭載のめっちゃ速かったあのマシンです。いきつけの模型屋さんでモナコGP仕様の在庫があり、ついでにカルトグラフ製のデカールもあわせて購入しました。タバコデカールは模型屋さんで作って頂くことになり、作製開始です。


仮組みを開始して悩んだのがフロントサスのカバー。塗装のことを考えると固定してしまったほうが良いと思ったので、プッシュロッドを後から差し込めるように加工します。FW16でも同じような加工をしましたが、今度はプッシュロッドをしっかり固定できるようにします。


そしてフロントサスカバーを接着します。多少のくぼみがあるので、ポリパテを盛って整形します。


モノコックとエンジンカウルの合いが良くないので、こちらもポリパテを盛ります。結構盛りました。全体的に隙間が目立つのでプラペーパーを重ねて調整します。


FW16、B188と足回りのアライメントを失敗しているので、前後サスアームを仮組みしてアライメントをチェックします。タイヤはネジ止めではないので多少は誤魔化せるかな?


モノコックにサーフェイサーを吹く段階で再び悩んだのが、エンジンカウルとモノコックの合わせ目のラジエーター付近にモールドがあり、塗装を重ねていくとカウルが閉まらなくなるかも?と思ったので、モールドの部分はマスキングして塗装を勧める事にしました。


白サーフェイサー、ガイアのホワイト、インディブルーの順に塗装します。キットには塗り分け用のマスキングシールが用意されていますが、位置決めがちょっと難しくて青が若干にじんでしまいました。修正後、黄色を塗装します。


黄色は自作キャメルイエロー(ちょっと明るめ)で、乾燥したらマスキングして黒を塗装します。ついでにウイング関係の黒も塗装します。モノコックのカウルがはまるモールドは出来るだけ薄く塗装、ちと神経質すぎ?


黒が乾燥したのでいよいよデカール貼り、やっぱカルトグラフにして良かった!でも赤白の細いラインを貼りやすくするため塗装の段差をペーパーで削ったあとにクリアを吹いてあります。説明書だけではデカールを貼る位置が分かりにくい箇所もあるので、GP Car StoryのFW14Bを参考にすることをお勧めします。ドライバーの名前とRENAULTの文字の位置、elfの文字の貼る位置(一部、黒い部分で重なる)など注意しましょう。GP Car Storyのほうも読んでみると今だから分かるような感じの内容もあって面白かったです。リ・アクティブサスのセッティングでパトレーゼがはまった罠とか・・・キットを作っていてもさらに思い入れが強くなりますね。

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