Model Factory Hiro 1/20 BT52B 作製記 その3

いよいよパーツの塗装です。ブラバムのブルーは濃い青、というかほとんど黒に近い青のイメージですが説明書に調色して塗装する指示があり、シアンとネイビーブルーを混ぜるそうですがシアンというのを使ったことが無いので行きつけの模型屋さんに相談しにいったら「試しに使ってみたら?」とガイアのブルーイッシュブラックという色を渡してくれました。ビンの上側に付着した塗料をみると深緑っぽく見えましたが、重ねて塗っていくとブラバムらしい黒に近い青になるそうです。店長もF1やmotoGPのカラーリングについては相当こだわりがあり、色のイメージは人それぞれですが、この年代のブラバムのブルーは「ほとんど黒だけどよく見ると微妙に青」という自分と同じようなイメージでした。現在この色は販売していないらしく、以前店長が使って余っていたものを譲って頂くことになりました。


早速プラバンに吹いてみます。一回目は確かに緑っぽく見えますが、重ねていくとだんだん青く、艶が出る位まで吹くとぱっと見は黒に見える青になりました。角度によっては若干、紫がかったようにも見えます。家にあった雑誌、ネットの画像などをさんざん見て、イメージした結果この色で決定!


パーツの下地処理はレジンパーツはマジックリンで洗浄後、レジン用サーフェイサーを吹き表面を整え、金属パーツはペーパー当てたあとにマルチプライマー、サーフェイサーと重ねて、いよいよブルーを塗装します。何度も重ねつつ艶も出しながら塗装するのでけっこう時間がかかり、部屋の換気はもちろんの事、途中で休憩しながらなんとか塗り終えました。ブルーが乾燥したら、大きいデカールなど貼りやすいように薄くクリアを吹いておきます。


白い部分は塗り分けようか悩みましたが、今回はデカールで再現することにしました。余るゼッケンなどのデカールでテストしてありますが、白は透けもほとんど分からず、若干固い感じがしますが問題なさそう。アンダーパネル両サイドの白は塗り分けしましたが他の白い塗り分けは細い青いラインがあるのでやはりデカールが良いみたいです。マークフィット(ハード)を使ってじょじょに馴染ませ、カウル前側は結構うまくいきましたが、カウル両サイドの白デカールがうまく位置決め出来ず、切り込みを入れて貼ってたら目立つヒビが・・・まー後で修正できると思います。


デカールも一週間近く乾燥させたんでクリア吹きだ〜と吹いたら問題発生、カウルのふちに折り返して貼ったデカールがぽろぽろと割れてきました。ちゃんと密着させて貼ったつもりなんですが・・・


さらにショックなことに、フロントウイングにはったミシュランの文字の端のほうが密着してなかったらしく、クリアを吹くごとにだんだん浮き上がり、気が付いたらポロっと端だけ剥がれ落ちてしまいました。原因はデカールを折りかえず部分や、端のほうまでキチンと下地を整えていなかったこと、デカール貼りを急いでしまい慎重に貼らなかったのではないかと思います。これくらいだったらタッチアップ等で修正可能なので、気を落とさずクリア乾燥を待ちます。



気を取り直してシャーシ関係のパーツを塗装します。シルバー系のパーツを塗装したあと、モノコック関係のガンメタルを塗装します。プライマーを始めに吹くので、ブラシの洗浄をよくしてから色を吹くようにしました。


気分転換にエンジンをちょっと組んでみます。ヘッドカバーの脇に取り付けるパーツのエッチングのステーが、仮組みしているうちに折れてしまったので、エッチングのランナー部分を折り曲げて作り直しました。プラグコードがかなり細く、非常に取り付けが難しかったけどなんとかなりました。次回はカウル関係のタッチアップなど進めてみようと思います。

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