フジミ 1/20 ブラバムBT46B 作製記 その1

2019年5月、元F1チャンピオンのニキ・ラウダが亡くなるというショックな出来事がありました。子供の頃F1グランプリをまったく見たことがなくても、名前は知っていたレーサーでした。ラウダが1978年にゼッケン1をつけたマシン、フジミのBT46Bが作りかけだったことを思い出し、箱を引っ張り出して作製を再開する事となりました。


パーツは一部メッキパーツがありましたが、ほとんどのパーツを塗装するのになんでメッキなんじゃー!と思いつつ、タッパーにキッチンハイターを入れてメッキを剥がしました。そう言えばモノコックは赤、銀で塗装するのに成形色は黒だし・・・


ファンカー仕様の低くスリムなノーズですが、資料をみるとサスアームの付け根あたりが形状が違うようです。マッキーの青で塗った部分を削ってカウルのラインとつながるようにします。削り終わったら横のアッパーアーム付近は逆にパテをもって横幅を広げます。加工した部分の手前に段差がありますが、良く見える資料がなくてこの形状で良いのか悩みましたが、ようやく見つけた資料を見るとかすかに段差があるみたいです。


車体との接続には真鍮線とプラバンを使い、軸打ちをして脱着(しないと思うけど)可能にしました。軸打ち作業は前回のクラウドスカッツの方法が役に立ちました。


さらに仮組みを進めていくと、ミッションケースとエンジンの接続部分がキットのままでは不安なので、こちらも軸打ちして強度アップしました。


バックミラーの取り付け箇所も、わずかにくぼんでるだけで接着が不安なので軸打ちします。こちらは加工しやすい針金で軸打ちしました。


いざ、ノーズとカウリングを合わせてみると、何故か目立つモールドがあります。実車ではカウル前方のモールドはなく、リアカウルの部分はモールドがあり、遮熱テープのような銀色がみえます。前方だけパテで埋める事にしますが、モノコック、カウル、ウイングなどに白サーフェイサーに赤を少し混ぜた自作ピンクサーフェイサーを吹いて確認しながら表面を整えます。


リアカウルの取り付け部分に固定用の突起がやけに目立つので、いったん切り落としてモノコック側のカウルに接着します。赤を少し吹いてしまいましたが、後で形状を整えます。追加の作業工程が多く、作製記その1がもう終わってしまいました。その2も頑張って作ることになりそうです。

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