タミヤ 1/20 ベネトンB188 作製記 その1

1988年にタミヤから発売されたベネトンB188を作ります。フジテレビで中継がスタートして2年目、その頃に好きになったチームがベネトン、サンマリノGPではナニーニがロータスのピケを追い回し、トサ・コーナーでスピンするも諦めず立て直して再び追うシーンがカッコ良かったな〜その後のナニーニの活躍ですっかりファンになってしまいました。キットはネットで購入済み、社外デカールも再販されたので作製開始です。これも発売当時に作りましたがきちんと作り直したいキットでした。


このキットでまず処理に悩んだのがモノコックのフロントサスアーム回り。説明書通りに組むと、モノコックとサスアーム付近にパーツの合わせ目が残ってしまうので、モノコックのパーツは先に接着して合わせ目を消し、サスアームは後から差し込めるように加工します。強度を考えながらサスアームを切断、ロアアーム側は0.5mm真鍮線を使い確実に組めるようにします。アッパーアームは切り離す位置を考え、フロントタイヤを支えられるような形に切断しました。間違えないように差し込む部分を色分けしておきます。


モノコックとサスアーム付近のパーツの合わせ目を消しますが、ノーズコーン側は資料を見て合わせ目を残します。他のパーツもポリパテを使って形状を整えます。エンジンカウルの左側のみパーツの段差が目立ったので、この後もう一回ポリパテを盛って整形しました。


白サーフェイサーを吹きつつ形状が整ったら1000番のペーパーで表面をなめらかにし、ガイアの白を吹きます。もともと塗り分けガイドの罫書き線があるので消えてしまわないように針でなぞっておきます。鮮やかなベネトンカラーはまず赤から、タミヤの缶スプレーから取り出したイタリアンレッドから塗装しました。


赤の次は青を吹きますが、キット指定のライトブルーだと明るすぎる感じがしたので、リジェJS11を作ったきに使った自作フレンチブルーを使います。マスキングが結構困難なのでタミヤの曲線用マスキングテープを使いましたが非常に貼りやすくて便利です。


自作フレンチブルーの次は黄色、クレオスの黄色に赤をほんの少し混ぜて塗装しました。フツーは明るい黄色が先なんですが、黄色を先に塗装した場合、赤や青が黄色にはみ出してしまったら修正が大変だと思ったので。モノコックは赤、緑、黄色の順番で塗装します。緑はタミヤ缶スプレーのパークグリーンを缶から取り出してブラシで塗装しました。パークグリーンですが塗装中はかなり明るく見えますが、乾燥後はイメージに近い色になりました。


複雑な塗装で疲れたので黒く塗るパーツをセミグロスブラックで一気に塗装します。ついでにウイング関係も艶あり黒で塗装を済ませます。


終わったと思ったモノコックの塗装を再び、カウル内部の黒やオレンジの塗装してやっとモノコック塗装完了。さらにラジエーターのエアインテークのパーツも塗装、接着しておきます。予想通り塗装が大変ですがこれを乗り切れば後は楽なハズ?F1ブームの頃が懐かしいキットなので頑張って完成させたいですね。

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