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A-Val の写真とカメラの歴史写真を始めたきっかけから現在まで |
Since 2000.10.30 Last Update 2002.03.18(Ver2.0A) |
現在も何をやっているのか分からない写真の技術でしかない私・
A-Valですが、写真とカメラの趣味は結構長いお付き合いとなっております。ここでは、私・A-Valの写真とカメラの歴史を振り返ってみたいと思います。1 | 写真を始めたきっかけは? |
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大学に進学して… |
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初めて使用した一眼レフ |
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社会人になってパソコンを始めて |
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アクセサリを買いだして |
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デジカメの限界と共に |
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高校に進学してから |
8 |
14年ぶりに購入した一眼レフ |
9 |
単焦点レンズを充実させて(2002.07.01追記) |
中学に入学した時に、まず出会うのはクラブ活動ですね。この時、ちょうど大阪に引っ越してきたばかりだということもあり、仲間作りに是非とも何処かのクラブに入ろうかと思っておりました。ここで、スポーツ系を取るか文化系を取るかという選択になりますが、運動が得意ではなかった私は、楽しく活動したいという理由で(当時、ボーイスカウトをやっていたので全く体を動かすことにも無縁では無かったのですが…)文化系クラブに入ろうと思いました。
…で、ここでどのクラブに入るかということになるのですが…小学生の時に図画工作は結構得意な分野で、兄上が中学の時に美術部に入っていたことも参考に、美術部に入ろうかと思い、入部届も書きました。
しかし、他の文化系のクラブと言えば…と色々と探していると「写真部」というのもありました。写真は父上も兄上もやっていたので、これなら家族でも色々と教えてもらえて共通項もできるなあ〜ということと、丁度、親戚のお古のコンパクトカメラをもらったばっかりで、自分で写真を撮り始めていたところでした。というわけで、入部届の美術部を写真部に書き換えて顧問の先生に提出しました(笑)
私の写真を始めたのは、まさにこの時からで、色々と格好いいきっかけを耳にするものですが(笑)私の場合、特にそういうものもなく、中学の時に写真部に入部したのが写真を始めたそもそものきっかけでありました。
この当時、私が使用していたカメラは今は珍しくなったセレン光電池のコンパクトカメラ、オリンパスTrip35でした。写真部に入部してからは、ずっとそのカメラで写真を撮っておりました。当時、大阪市営地下鉄に興味があって、御堂筋線の写真を撮影してました。しかし、白黒写真ではあるものの、いきなり自分で現像を始めたものの、やはり失敗ばかりしておりました。それでも、当時は大阪市営地下鉄の写真しか目が向いていませんでした(笑)そんな中、父上が私のカメラを工面してくれることとなりました。私に新しいカメラを買ってくれるか、若しくは兄上に新しいカメラを買って、そのお古を譲り受けるか…ということになりましたが、結局は兄上のお古(元は家のカメラでした)を譲り受けることになりました。
そのカメラがミノルタの
XG-Eです。元々私の家ではSR-1、SR-T101とミノルタのカメラを使ってきておりましたが、その次に家で購入したカメラでした。その後、父上が同じミノルタのX-700を購入して、そのXG-Eが兄上の手に渡っていたのですが、今度は私が使うこととなったのです。兄上はこの時ニコンのFE2を買い、現在も使っているそうです。初めて一眼レフをまともに使うこととなって、露出も何も全然分かりませんでした。そんな中、父上からは撮影モードは
Aモード(絞り優先オート)でシャッタースピードは1/250にして撮影するようにアドバイスされて、その通りに撮影して使いましたが、なかなかよく撮れていてびっくりでした。この時が私・
A-Valが一眼レフを使い出した始まりだったのでした。 どうも、この時から写真趣味と共に、カメラの趣味も始まったように思います。この時に古いレンズ、MCロッコールの28mmF3.5と100mmF3.5も同時に譲り受けましたが、最初はそれを使用して色々と撮影しておりました。父上が接写が趣味でしたので、よく一緒に山中に撮影に出かけていました。マクロレンズも無く、接写リングを使用して接写していました。一眼レフを使い出してから、フラッシュ撮影もするようになりましたが、最初は自分のフラッシュも無く、ミノルタの
TTLダイレクト調光専用の280PXというフラッシュを使用してマニュアル撮影を行なっていました。当時、フラッシュオート撮影なんてあることすら知らず、フラッシュ背面のガイドナンバー表を頼りに、レンズのピントリングから撮影距離を割り出して絞りを調整するという原始的な方法で撮影していました。そのような中で、初めて購入したアクセサリがフラッシュで、ストロボメーカーのサンパックから出ていたシュー交換式の
AUTO30DXというフラッシュを購入しました。これで、外部調光ながらオートフラッシュ撮影ができるようになりましたが、哀しい事にフラッシュ購入後はフラッシュ撮影する機会が減ったようにも思います。そして、撮影しているうちに、レンズ交換が煩わしいと感じるようになりました。標準ズームレンズをカタログ等で見ていて、所有のレンズの画角をほぼカバーしている
35-105mm位のズームがいいなあ…と感じておりました。そのような中、ミノルタのサービスステーションではレンズの無料貸し出しをやってくれるという記事を見つけ、実際に借りてみました。これはなかなか便利な代物で、度々借りておりましたが、やはり標準ズームレンズを所有したくなり、コンパクトなシグマの
35-135mmF3.5-4.5を購入しました。私自身で購入した交換レンズは、最近購入したレンズを除いてこの1本だけでした。この後もミノルタSSでのレンズ貸し出しサービスは多用しておりまして、望遠系のレンズをよく借りておりました。こうしているうちに中学
3年になったのですが、高校受験もあって次第に写真を撮影する機会は減っていったように思います。おまけに、この年はカメラのトラブルが相次ぎ、初っ端にシャッターの速写(高速でしか切れなくなるという現象)で修理に出したり、カメラを落下させてボディーを割って交換したりと修理代が嵩み、貴重なお小遣いが消えていきました(涙) 「高校に進学してから新しいカメラを買う!」という一心で受験に頑張ってきましたが、何とか目標も達成して、新しいカメラを買うことになりました。当時は既にミノルタからα-7000というオートフォーカス(AF)カメラが出ておりましたが、予算の関係から従来のマニュアルフォーカス(MF)のカメラにすることにしました。(ミノルタはAF機とMF機ではレンズマウントが違う為)X-700
は父上が持っていたことから、X-500を買おうとカメラ店に行った所、既に製造完了とのことで置いてませんでした。その代わり、スピードフォーカスというピントセンサー付きのX-600というカメラは製造完了品ながら置いてありましたが、このカメラはX-700,X-500と比べて省略されている機能があることからこの時は購入を諦めて帰りました。その後、一週間、色々と考えた末、その
X-600でもいいではないか…という結論になりました。週末になって、在庫があるかどうかドキドキしながら再びカメラ屋に行くと、今度はX-500とX-600の両方が置いてありました。再度、ここで悩むことになりましたが、結局、この一週間の気持ちを反映させてX-600を購入することにしました。X-600
はフォーカスエイドにフラッシュのTTL自動調光、ファインダースクリーンもアキュートマットという明るいタイプになって使い勝手が大幅に向上しました。ただ、X-500から省略された機能は絞りのプレビューと絞り値がファインダー内に出ないこと、そしてモータードライブが使えないことでした。X-600,X-500の両者とも露出補正機能が無いのは痛手でしたが、それは感度補正で対処しておりました。こうして、新しいカメラを購入し、再度写真部に入部してカメラ・写真趣味は続きました。高校時代になって、白黒写真ながら文化祭の時には全紙サイズの焼付けまで体験することとなり、また、鉄道のみならず色々な写真を撮影していて一番熱心に撮影していた時かも知れません。
しかし、そのような中、自分自身の作品としての写真技術に疑問に思うようになりました。雑誌のフォトコンテストに応募しても落選する事多数、そのような中で段々予選通過が出てきて、
1回だけ入選したことはあったものの、カメラ等の機材への興味を考えると肝心の写真の方は今ひとつだなあ…と虚しい気分になりました。そう考えているうちに、写真撮影の難しさだけを感じるようになり、虚しさだけが広がってきて、段々写真への興味は薄らいでいきました。
大学へ進学してからは、写真部へは入部せず、もっぱらスナップや記念撮影の為のカメラ係となることが多くなりました。しかし、そのような中で今までの流れと変わったことは、自ら標準ズームレンズを購入してズームレンズ主義だった私が50mmF1.4一本派に転向したことです。今までズームレンズはレンズを持ち歩く数が減らせることが利点と思っていましたが、画質は今ひとつであり、更に開放
F値が暗くて使い辛い面もありました。それに比べ、50mmF1.4は画角は制限されるものの、開放F値は明るく、画質も良好なのでこの時から一眼レフでの撮影は望遠を必要としない撮影では50mm一本となりました。その間に、父上からオートフォーカス機移行にあたって使わなくなったマニュアルフォーカスの機材を譲り受けることになって、
X-700と望遠ズームのシグマ80-200mmF3.5-4等を貰いました。それと共に、実家で使われていなかったコンパクトカメラのミノルタMac7も貰ってきました。時々、望遠レンズを用いて撮影することはありましたが、写真撮影は旅行時を中心にしておりました。基本的には一眼レフは
X-600は50mmレンズ1本、そしてお手軽に撮影したい時にはコンパクトカメラという時期がこの時からしばらく続く事となりました。 社会人になってからも学生時代のスタンスからは変化は無かったものの、その直前に自分で購入したX-600のシャッターが切れなくなってしまいました。X-600は修理に出して継続して使いたかったのですが、既に部品が無くて修理不能になってしまいました。その代わり、父上から譲ってもらったX-700を使うことになりましたが、使わなくなったら返してくれとも言われていたので半ば借用する形になっております。社会人になって、パソコンに興味を持つようになり、デスクトップのデザイン等に写真を利用できる事などが分かってきました。それと共にインターネットではホームページを開設できることも分かり、デザインの面でも写真の活用する道が出てきたように思います。
そうした中で、以前よりも写真を撮影する機会が増えてきました。とはいえ、新しいカメラには憧れるものの、機材は手持ちので充分との考えから一眼レフの
X-700には50mmの標準レンズを、そして広角レンズ代わりにコンパクトカメラを持ち歩くという撮影スタイルがしばらく続く事になりました。そのような中で、写真を取り込むにはスキャナが必要で、現像が上がってから友達の家でスキャンさせて頂いておりましたが、これも結構手間になっておりました。丁度、それと同時に実家で父上がデジタルカメラを購入していて、撮影し終わってからすぐに写真が見られたり、簡単にパソコンに取り込めるのは便利に思いました。
それから、デジカメを買おうかどうか考えていましたが、当時結構高価なもので、躊躇しておりました。そうしているうちに、父上からデジカメを頂けることになりました。これが
1998年末のことです。頂いたデジカメはコニカのQM-100で100万画素、画質はホームページに用いるには十分で、現在も満足して使用しております。 デジカメを入手してからは現像代要らずという利点もあって、フィルムを使う銀塩写真に代わって活用するようになりました。しかし、欠点もいくつかあることが分かってきてまして…。それは、シャッタースピードが思ったよりも遅く、高速で動いている電車の撮影には適さないということです。結局、そのような事情から鉄道の写真撮影は駅で停車している電車が中心となっていました。しかし、そんな中、色んなホームページで立派な鉄道写真を見るにつけ、自分でもそういう写真を撮りたいという気分になりました。
確かに昔は撮影ポイントに出かけて望遠レンズを使用して鉄道写真を撮影していたことがありましたが、最近は全くそのような撮影をしておらず、自分の腕に自信がありませんでした。しかし、久々にとあるきっかけで撮影してみたところ、思ったよりもよく撮影できた為、その後もちょくちょく撮影するようになりました。これが
2000年に入ってからのことです。望遠レンズは前述のシグマの
80-200mmですが、もう10年以上使用しているレンズであり、好天時に絞りを絞れば画質は締まるものの、あまり絞らないとピントが合っていても画質が甘くなる傾向があって限界を感じるようになりました。社会人になってから、何度かカメラを買い換えようかと考えたことがありましたが、その価格の割には使いこなせる自信が無くて、ずっと躊躇しておりました。しかし、現有機材を使っていて、不足も感じるようになってきたことから買い替えを検討し始めました。
14年ぶりに購入した一眼レフカメラα
-707siというカメラがあったのですが、これは高い評価を受けていたこともあって、購入したいと思っていた時期がありました。しかしながら、気が付けば製造中止になってしまいまして、後継機が視度補正機能が付いたこともあって、今度はダイヤルを復活させたα-507siにしようかとも思っていました。これは、1998年末に考えたのですが、薄型ノートパソコンの購入に伴い、お流れとなりました。この時に購入するのなら、新しく登場した50mmF1.4のレンズをつけて買うつもりでおりました。そして、
2000年夏となるのですが、今度は一眼レフは望遠レンズの使用が主体になることから高品位の100-300mmクラスの望遠ズーム付きにすることを前提で考えておりました。ミノルタにはα-9というカメラがあるものの、それは高価すぎて、更にそれの下のカメラもいいのが無かったので、ミノルタは諦めておりました。変わって、興味あったのがニコンでした。
F80というカメラが出たばかりでしたが、基本性能はしっかりと備えていて、価格も手頃であのニッコールレンズが使用できるという点も魅力でありました。F80のボディにズームニッコールEDの70-300mm付きで買おうとしましたが、予算の都合で結局夏の時点では買い替えの話はお流れになりました。10
月になって、買い物ついでにふらりとカメラを見ていました。ニコンのF80をいじってみて欲しいなあ…と思いながらミノルタを見てみると…α-7という新機種が出ているではありませんか。カタログを貰おうとすると、カタログが品切れとのことで、結構な反響があったことと思いました。その後、ミノルタサービスステーションに久々に行ってカメラを見て、カタログを貰ってきて、色んな店を廻って価格も調べました。仕様を調べたところ、値段は少々張るものの、十分過ぎるスペックでありました。これから秋の撮影シーズンということで充分活用できることからアポテレズーム
100-300mmのレンズを付けて購入に踏み切ることになりました。他、過去にカメラの購入で欲しいものがすぐに買えなかったことがあったり、万が一大ヒットした時に入手困難になる恐れも考慮に入れての結論となっています。前に
X-600を購入したのが1986年でしたから、それ以来14年ぶりの自分で購入するカメラとなりました。レンズに至っては中学の時に買ったシグマの35-135mm以来のこととなります。10年前からオートフォーカスに乗り換えるつもりでいたので交換レンズなどの新しいアクセサリの購入は控えてきておりましたが、本当に久々の購入となりました。 こうして、α-7とアポテレ100-300mmのズームの組み合わせで主に鉄道写真に使用してきました。マクロ機能も充実していて、コスモスの花を撮影して、その色の出方にも驚かされました。このあたりはさすがにアポレンズだと思います。しかしながら、このレンズの欠点も見えてきました。それは、望遠側になるとシャープさに欠けるということです。こんな筈じゃなかったのに…という写真もたくさんありました。そうして不満を抱いているうちに帰省して、その際に父上から
50mmf1.4を借り入れてきました。とりあえず、2001年の頭でレンズは2本となります。そして、
2001年の4月になって、夏のボーナス払いを利用してマクロ100mmf2.8を購入しました。評判を聞いて購入しましたが、開放f値も明るくて使いやすく、画質も満足してます。ただ、ズームの100mm側でも画質はシャープでしたので、そんなに大差は無かったのですが、花のアップ写真が楽々撮れるようになったのと、条件の悪い時に強くなったのは大きかったです。鉄道写真も直線で撮影する場合は100mmで撮影する方が側面もよく映って分かりやすいことから、このレンズの方をメインに持ち歩くことが増えました。こうして、手持ちの機材で満足に撮影できるようになりましたが、まだ欲しいレンズがありました。それはアポテレ
200mmf2.8です。鉄道写真を撮影する上で、100mmレンズで撮影すると速いシャッタースピードが要求される為、幾ら開放f値が明るくても辛い時があります。更に、アポテレの単焦点が欲しいということもありました。でも、新品で10万円近くする代物ですし、使用頻度を考えるとそれだけの大金を払う価値があるか疑問でした。そこで、中古品をあたることにしました。2001
年12月に、外装は痛んでいるものの、値段の安い中古品を見つけてそれを購入しました。白い筐体に重厚な作りのレンズですが、重量は軽くてなかなか使い勝手はいいです。映りもさすがに綺麗で、開放から綺麗な像を結んでくれます。買う前は使えるのかなあ…と思っていた200mmf2.8でしたが、すっかり常用レンズになってしまいました。そして、この年の帰省では28mmf2を父上から借り入れてきました。2002
年に入って、望遠系レンズは3本持ち歩くようになりましたが、これでは結構嵩張りますし、重量も重くなってしまいます。画質が綺麗な200mmf2.8にはテレコンバータも使用できますが、これに着目しました。1.4倍のテレコン付けても280mmf4ですし、300mmf5.6よりは明るくて使いやすいかということで、その1.4倍のテレコンバータを2002年2月に購入しました。絞りを
6.3位に入れて撮影すると、ピントが合えば綺麗な像を結んでくれます。テストのために開放でも勝負してみましたが、これもピントさえ合えばシャープに映ってくれました。テレコンバータを使用すると画質が落ちると言われますが、ズームのそれ程ではなかったみたいです。こうして、単焦点レンズを揃えてきましたが、
100mmマクロ、200mm、そしてテレコンバータの3つで通常の撮影はできるようになりました。鉄道を撮影する時も、花を撮影する時も同じ装備です(笑)他にも欲しいレンズがあったのですが、この機材で満足できてしまったことから、しばらくレンズの購入は考えていません。
以上、写真を始めてから現在に至るまでの歴史を振り返ってみましたが、今後も新たな歴史が刻まれていくことになると思います。今後はデジタルタイプの一眼レフも登場する気配がありますし、今のカメラはフィルムを使う銀塩カメラでは最後になるかもしれません。
新たな動きがありましたら、またここに追記していきたいと考えております。
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