おまけ: NetBSD/hpcarm W-ZERO3 お試し用 2GB SDイメージでの X環境設定例 - デフォルトインストール状態では日本語フォントは一部のビットマップ フォントしか用意されないため、packagesバイナリから各種TTFフォントを インストールします。 ひとまずは vlgothic-ttf および takao-fonts-ttf があれば事足りるでしょう。 # export PKG_PATH=http://ftp.NetBSD.org/pub/NetBSD/misc/tsutsui/wzero3/packages/arm/5.99.38/All # pkg_add -v vlgothic-ttf takao-fonts-ttf - デフォルトインストールでは /etc/fonts/fonts.conf 以下に /usr/pkg 以下の フォントの設定がされていないため手動で設定を追加する必要がありますが、 W-ZERO3お試し用イメージでは /etc/fonts/local.conf の設定ファイルを あらかじめ用意してその中で /usr/pkg/lib/X11/fonts の追加設定をしています。 - ウインドウマネージャーで日本語を出すための設定は各ウインドウマネージャー の設定によりますが、とりあえず動作確認ができている jwm での設定ファイル およびそれを呼び出す .xinitrc を用意しています。以下の手順で入手できます。 % cd % ftp http://www.ceres.dti.ne.jp/tsutsui/netbsd/jwmrc.sample-20100821 % mv jwmrc.sample-20100821 .jwmrc % ftp http://www.ceres.dti.ne.jp/tsutsui/netbsd/xinitrc.sample-20100821 % mv xinitrc.sample-20100821 .xinitrc なお当然ながら jwm もpackagesバイナリからインストールする必要があります。 % su # pkg_add -v jwm - 上記の .jwmrc では brushed-NetBSD.png というファイルを壁紙に使う 設定となっていますが、各自それぞれ好きなファイルに置き換えてください。 簡単に使える壁紙として www.NetBSD.org の中のギャラリーページ http://www.netbsd.org/images/logos/jcarnat/brushed_NetBSD.jpg にある壁紙を 640x480 および 800x480 にトリミングしたものを http://www.ceres.dti.ne.jp/tsutsui/netbsd/brushed_NetBSD_640x480.png http://www.ceres.dti.ne.jp/tsutsui/netbsd/brushed_NetBSD_800x480.png として置いているので、気に入った方はこれを brushed_NetBSD.png にリネーム してホームディレクトリに置くと上記 .jwmrc の設定そのままで使用可能です。 - とりあえず簡単に動かせるネタアプリとして、 - ONScripter: http://onscripter.sourceforge.jp/onscripter.html - xkanon: http://www.creator.club.ne.jp/~jagarl/xkanon.html - Xnp2: http://www.asahi-net.or.jp/~aw9k-nnk/np2/ の各コンパイル済み非公式バイナリpackageを用意しています。 各アプリのネタ詳細は各ページを参照して下さい。 これらのパッケージをインストールする場合は、環境変数 PKG_PATH を # export PKG_PATH=http://ftp.NetBSD.org/pub/NetBSD/misc/tsutsui/wzero3/packages/arm/5.99.38/All のように ftp.NetBSD.org のバイナリをデフォルトとして設定した状態で、 # pkg_add -v http://www.ceres.dti.ne.jp/tsutsui/netbsd/arm/onscripter # pkg_add -v http://www.ceres.dti.ne.jp/tsutsui/netbsd/arm/xkanon # pkg_add -v http://www.ceres.dti.ne.jp/tsutsui/netbsd/arm/xnp2 などとすれば指定した非公式バイナリは上記URLから、それぞれが依存している ライブラリ等のpackageバイナリは ftp.NetBSD.org からインストールされます。 なお、いずれのアプリも gtk2, SDL など巨大かつ依存パッケージの多い ライブラリを使用してるため、インストールにはそれなりの時間と 空きディスク容量(200MB程度)が必要です。