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「変な法律」管理人のある日の日記です
 
 
 
・子供に給食を食べさせたかったら保証人
「レンタイ保証人」って、どんな保証人?
 
 以前、給食費滞納の問題を話題にしました。
 
 確か、滞納額が22億円になったんだっけ?すごい額だよね。
 
 給食費滞納の問題に対して、栃木県宇都宮市は、小中学生の保護者に対して「給食費納入確約書」の提出を求めるという手段に出ました。
 
 保護者は「給食費をちゃんと払います」って書いた文書を提出しなきゃイケナイのね。
 でも、そのくらいやってもいいんじゃない?
 
 問題はその給食費納入確約書の中身です。ここには、保護者が給食費の支払いが滞った場合に備えて「連帯保証人」の住所、氏名、電話番号、そして連帯保証人の押印が必要とされています。
 
 「レンタイ保証人」って、どんな保証人なの?
 
 「民法」という法律で規定されている「保証人」の一つです。
 まず、保証人の一般的な責任についての条文をみてみましょう。
 
第446条 (保証人の責任等)
  第1項
  保証人は、主たる債務者がその債務を履行しないときに、その履行をする責任を負う。
 この「主たる債務者」が保護者になります、そして「その債務」は、学校に納める給食費ということになります。
 
 つまり、保護者が給食費を払わない場合は、保証人が代わりに給食費を払うってコトになるのね。
 
 そういうことです。
 そして、「主たる債務者」から請求が来た場合、保証人には一定の抵抗をする権利があるのですが、連帯保証人にはこれらの権利が無いとされています。
 そのことを規定したのが、以下の条文です。
 
第454条 (連帯保証の場合の特則)
  保証人は、主たる債務者と連帯して債務を負担したときは、前二条の権利を有しない。
 連帯保証人って、厳しい立場なんだ。「給食費納入確約書」には、この厳しい立場の保証人を記入しなければイケナイのね。
 
 「確約書」という名前ですが、法律的な効果は「契約書」と同じです。
 つまり、保護者が「給食費納入確約書」を提出することは、自治体との間で連帯保証人を設定する「保証契約」を結ぶことになります。
 
 なんか、コワイ。
 でも、連帯保証人を記入した「給食費納入確約書」を提出しないと、自分の子供が給食を食べることができなくなるんだよね。
 
 連帯保証人となる人を見つけることができない保護者にとっては、厳しい制度だと思われます。