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「変な法律」管理人のある日の日記です
 
 
 
・教育勅語に書かれていたコト、その3
自身満々なしめくくり。
 
 前回は「教育ニ関スル勅語(ヘ育ニ關スル勅語)」(「教育勅語」の正式名称)がどのような行為を「徳」としていたのかを中心に紹介いたしました。
 
 12個の「徳」があったんだよね。中にはアヤシイものもあった。
 
 「教育ニ関スル勅語」は「12徳」を列挙し、それらを守ることのメリットを示した後、以下のように締めくくっています。
 
(原文)
  斯ノ道ハ實ニ我カ皇祖皇宗ノ遺訓ニシテ子孫臣民ノ倶ニ遵守スヘキ所之ヲ古今ニ通シテ謬ラス之ヲ中外ニ施シテ悖ラス
  朕爾臣民ト倶ニ拳々服膺シテ咸其コヲ一ニセンコトヲ庶幾フ
 
(訳文)
  このような道は、実に私の祖先(=皇室の祖先)の遺(「のこ」)した教訓であり、子孫と臣民(=君主国における国民)がともに遵守すべきもので、これは古今を通して変わらないもであり、(また)これは我が国のみならず外国において実践したとしても道理に反するものではありません。
  朕(天皇である私)は、あなたがた臣民(=君主国における国民)とともに謹(「つつし」)んで(このような道を)大切に守り、すべての人がその徳を一つにすることを切に望みます。
 「古今を通して変わらないものであり」「外国において実践したとしても道理に反するものではありません」ってスゴイ自信だね。
 
 「12徳」の中には、現在の価値観からすると明らかに時代錯誤なものがありますし、また外国で通用するとも思えません。
 
 空振りに終わっているよね。
 でも「教育に関する勅語」全体を通してみると、思ったよりトンデモナイ規定は少なかったね。
 「12徳」の「父母に孝行をし、兄弟は仲良くし、夫婦は仲むつまじくし、友人同士は信じ合い(父母ニ孝ニ兄弟ニ友ニ夫婦相和シ朋友相信シ)」なんて今でも通用するし。
 
 確かに、現在でも通用する部分はあります。しかし「朕(天皇である私)にとっての忠実で良い臣民(朕カ忠良ノ臣民)」から分かるように、「12徳」の目的の一つは、天皇にとって好ましい人物になることでした。
 
 そっか。そのまんまじゃ今の時代に通用しないね。
 
 「教育ニ関スル勅語」は時の政府に重要視され、小学校令施行規則などには、学校などの式典の際には「教育ニ関スル勅語」を朗読することと規定されていました。また、生徒には「教育ニ関スル勅語」の暗唱が求められました。
 
 暗唱って、トウゼン訳文じゃなくて原文の暗唱だよね。えーと「ちんおもうに・・・」って、何も見ないで最後まで言えないといけなかったんだ。私にはムリだな。
 
 第二次大戦後、連合国軍最高司令官総司令部により「教育ニ関スル勅語」が国民教育の思想的基礎として神聖化されたことを問題点として指摘されました。そして、1948年6月19日「教育ニ関スル勅語」の廃止に関する決議が、衆議院と参議院で行われました。
 
 それで「教育ニ関スル勅語」は廃止されちゃったんだ。なんだかもったいない気もするね。
 
 そう思ったら、原文を繰り返し読んで、「教育ニ関スル勅語」を暗唱できようにしてはいかがですか?
 
 イヤ・・・それはカンベンして。
※「教育ニ関スル勅語」の訳文は「変な法律」オリジナルのものです。引用等をされる場合は"dumblaw@hotmail.com"までご一報いただければ幸いです。