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「変な法律」管理人のある日の日記です
 
 
 
・法律を作るのはドコ?
「内閣の法案提出権」のモンダイ
 
 国の機関の中で、法律を作るのはどこだか知っていますか?
 
 バカにしないでよ、国会でしょ。中学生でも知っているよ。
 
 正解と言いたいところですが、現実はそうではありません。
 平成14年度に成立した167件の法律のうち、国会議員が提出した法案によるものは23件にすぎません。残りの144件は、内閣すなわち官僚が提出した法案によるものです。
 
 167件の内144件が内閣の法案!ということは、法律の9割近くが内閣が作ったものなんだね。
 でも、内閣が法案を提出することなんてできるの?内閣は法律を運用する機関だよね。
 
 それは「内閣の法案提出権」として憲法上大きなギロンになります。というのは、憲法で国会は「国の唯一の立法機関」と規定しているからです。
 
第41条
  国会は、国権の最高機関であつて、国の唯一の立法機関である。
 この条文を見る限り、内閣が法案を提出することはできないカンジがするけど。
 
 しかし、学説の多くはこの「内閣の法案提出権」を肯定します。その主な理由として以下の点が挙げられています。
 
・憲法72条で内閣の長である内閣総理大臣に「議案」を国会に提出することが認められているが、この「議案」に法案も含まれると解することができる。
 
・国会は、内閣の提出した法案を自由に修正・否決することができる。
 また、「内閣法」という法律でも、内閣の法案提出権は認められています。
 
 内閣の法案提出権が認められるのは分かったけど、成立した法律の約9割が内閣が作った法案によるものっていうのは異常じゃない?
 なんだか、原則と例外が逆転しているみたい。
 
 そうですね。国会は法律を作る「立法機関」というより、ほとんど「法律を認可する機関」になっているようです。