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「変な法律」管理人のある日の日記です
 
 
 
・お金を取り立てるのはタイヘン
「貸金業の規制等に関する法律」 昭和58年5月13日 
 
 先日、ある大手の消費者金融の会社が「貸金業の規制等に関する法律」に違反する取り立てをしたとして、金融庁から全店業務停止命令をだされました。
 
 テレビCMもやっている会社だったから、びっくりしたね。
 
 「貸金業の規制等に関する法律」には、お金の取立て方法について細かな規定があります。
 消費者金融の会社に味方するわけではありませんが、この規定を見るとお金を取り立てるのはタイヘンだなあという気がします。
 
第21条 (取立て行為の規制)
  第1項
  貸金業を営む者又は貸金業を営む者の貸付けの契約に基づく債権の取立てについて貸金業を営む者その他の者から委託を受けた者は、貸付けの契約に基づく債権の取立てをするに当たつて、人を威迫し又は次の各号に掲げる言動その他の人の私生活若しくは業務の平穏を害するような言動により、その者を困惑させてはならない。
 お金を取り立てるのに「威圧」したり、「困惑」させちゃいけないんだ。
 
 第21条第1項ではこの後、第1号から第6号まで「お金を取り立てる人がやってはイケナイこと」が列挙されています。いくつか見てみましょう。
 なお、条文中の「債務者」とは「お金を借りた人」を意味します。
 
第21条
  第1項
  第1号
  正当な理由がないのに、社会通念に照らし不適当と認められる時間帯として内閣府令で定める時間帯に、債務者等に電話をかけ、若しくはファクシミリ装置を用いて送信し、又は債務者等の居宅を訪問すること。
 夜中に電話をかけたり、お金を借りた人の自宅を訪問してはいけません。
 
 イヤガラセにわざと夜中に電話をしたり、自宅を訪問するなんてできないんだ。
 
第21条
  第1項
  第2号
  正当な理由がないのに、債務者等の勤務先その他の居宅以外の場所に電話をかけ、電報を送達し、若しくはファクシミリ装置を用いて送信し、又は債務者等の勤務先その他の居宅以外の場所を訪問すること。
 お金を借りた人の勤務先や自宅以外の場所に電話をしたり、訪問してはいけません。
 
 勤務先に電話をするなんて、日常的にやっていることだと思っていた。
 
第21条
  第1項
  第5号
  債務者等以外の者に対し、債務者等に代わつて債務を弁済することをみだりに要求すること。
 貸付けの契約に関係のない人に「代わりに借金を払え」と要求することはできません。
 
 例えば、お金を借りた人の両親に「息子の借金を肩代わりしろ」と要求することだね。
 
 そして、これらの規定に違反した場合、罰則が適用されます。
 
第47条の2
  第21条第1項(略)の規定に違反した者は、2年以下の懲役若しくは300万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
 ホント、お金を取り立てるのはタイヘンだね。
 
 法律に違反せずに貸金業を営むためには、よほど法律に詳しくないといけないようです。