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「変な法律」管理人のある日の日記です

・自分の土地にミカンを植えたら有罪判決
宮崎地方裁判所判決 平成22年11月29日
 
 小学校の校庭に130本のミカンの苗木を植えたとして、男性が「威力業務妨害罪」の疑いで刑事裁判の被告人とされました。
 
 ええっ、130本のミカンの苗木を校庭に?
 それで、小学校の業務を妨害したっていう罪に問われたんだ。
 でも、なんでそんなコトしたの?
 
 男性は小学校の校庭の一部は自分の土地だとして、市と所有権をめぐり争いとなっていました。
 問題となった土地の登記は男性の父親名義で、そして、市に対してその部分の土地について固定資産税を支払っていたとのことです。
 
 で、法律上は自分の土地だって主張するためにミカンの苗木を植えたのね。
 
 この事件に対して、裁判所は以下の判決を下しました。
 
宮崎地方裁判所判決 平成22年11月29日
 
 被告側は無罪、公訴棄却を主張したが、宮崎地方裁判所は「法治国家では容認されるものではない」として執行猶予つきの有罪判決を下した。
 ええっ、有罪になっちゃったんだ、ひどいね。
 だって、自分の土地なんでしょ?
  
 日本では、実力をもって自分の権利を実現することはできないとした「自力救済の禁止」の原則があります。
 この原則を適用した結果、有罪の判決となったようです。
 
 つまり、ちゃんと市と話し合って、小学校の業務を妨害しないようにしないとイケナイってコトね。
 
 しかし、ミカンの苗木を植えた背景には、30年以上市に対して買い取りを要求していたのにも関わらずこれに応じなかったということがあるようです。
 そうだとすると、この被告人を有罪とする程度の違法性があったといえるのかは疑問です。
 
 この判決を下したのはすごく教育熱心な裁判官で、小学校の生徒に「自力救済の禁止」の原則を教えたかったのかもしれないね。

 
     
 
 
 
 
 
 
 
   
 
sai_064.htm