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「変な法律」管理人のある日の日記です

・現役裁判官、二回裁判にかけられる
甲府地方裁判判決、平成19年8月8日
 
 「変な法律」でもご紹介しましたが、ストーカー行為を規制した法律として「ストーカー行為等の規制等に関する法律」があります。
 
 確か、フツウにイメージするストーカーの行為以外にも、色々な行為が法律で規制されていたんだよね。
   
 一般市民の感覚からすると法律の遵守が最も求められるであろう現役の裁判官が、ストーカー行為をするという事件がありました。
 
 ええっ、よりによって裁判官がストーカーなんて犯罪をしたんだ。世もスエだね。
 
 この裁判官の部下である女性職員に対し、猥褻な内容を含むメールを複数回送ったとのことです。
 例えば、猥褻な内容のメールを送る行為は、「ストーカー行為等の規制等に関する法律」の「つきまとい等」にあたります。
 

「ストーカー行為等の規制等に関する法律」 平成12年5月24日
 
第2条 (定義)
 第1項
この法律において「つきまとい等」とは、特定の者に対する恋愛感情その他の好意の感情又はそれが満たされなかったことに対する怨恨の感情を充足する目的で、当該特定の者又はその配偶者、直系若しくは同居の親族その他当該特定の者と社会生活において密接な関係を有する者に対し、次の各号のいずれかに掲げる行為をすることをいう。
 
第8号
 その性的羞恥心を害する事項を告げ若しくはその知り得る状態に置き、又はその性的羞恥心を害する文書、図画その他の物を送付し若しくはその知り得る状態に置くこと。

 ワイセツなメールを送る事は、この第8号の行為にひっかかるのね。
  
 この裁判官は「ストーカー行為等の規制等に関する法律」に違反したとして起訴され、一転、刑事裁判の被告人となりました。
 そして、甲府地方裁判所は、以下のように判決を下しました。
 
甲府地方裁判所、平成19年8月8日
 
 甲府地方裁判所は、「現職裁判官が司法に対する国民の信頼に反して、ストーカー行為に及んだ犯行は強い非難に値する」と指摘し、懲役6月執行猶予2年の有罪判決を言い渡した。
 現職裁判官の犯罪という点が強く非難された上で、有罪判決が下されました。
 
 しかし、自分の同僚である裁判官から有罪判決を受けるっていうのは、どんなキモチだったのかな?
 
 また、国会の裁判官訴追委員会より罷免訴追もされ、この裁判官は、弾劾裁判にかけられることになりました。
 そして、弾劾裁判所より罷免判決を受け、法曹資格を失うこととなりました。
 
 裁判官なのに二度も裁判にかけられるなんて、なんかフビンだね。