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「変な法律」管理人のある日の日記です

・証拠はインターネットへの情報漏えい
松山地方裁判所判決、平成20年2月24日
 
 裁判において、事実を認定するときは「証拠」に基づいてなされることがあります。
 
 「これが動かぬ証拠だ、シンミョウにしろ」ってヤツだね。
 
 インターネットに漏えいした警察の捜査資料を裁判の「証拠」とした変わった裁判がありました。
 
 ええっ、なんでインターネットに捜査資料がロウエイしたの?
 
 かつて、ウイルスに感染したパソコンから、ユーザが意図しないファイルがファイル交換ソフト「ウィニー」を介してインターネットへ流出するという事件が多発したことがありました。
 この中に、愛媛県警の警察官が使用しているパソコンから捜査資料が漏えいするという事件もありました。
 
 困ったコトだね。
 で、ロウエイした捜査資料が裁判の「証拠」になったんだ。
 
 漏えいした捜査資料には、捜査協力者13人に報償費として合計約17万円を支払ったとする文書が含まれていました。
 しかし、実際には、記載されている捜査協力者に支払われていなかったとして、知事や県警本部長に対し、警察官3人に賠償を命じるように求めた裁判が提起されました。
 
 つまり、17万円は払っていないんだから、知事さんや警察のエライ人は、バイショウ請求しろってコトだね。
 
 これに対して、松山地方裁判所は以下のように判決を下しました。
 
松山地方裁判所判決、平成20年2月24日
 
 松山地方裁判所は、「当時は捜査費支出の際、捜査協力者の保護名目に仮名にした領収書が認められていた」と指摘した上で、証言から「捜査報償費が不正に支出されたとまでは認められない」などとして訴えを退けた。
 バイショウ請求しろっていうのは、認められなかったんだね。
  
 しかし、この判決で注目したいのは、インターネットに流出した捜査資料であっても、裁判所に証拠として採用されたという事でしょう。
 
 パソコンのセキュリティをしっかりしないと裁判になっちゃうなんて、コワイね。