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「変な法律」管理人のある日の日記です

・詐欺じゃないのに銀行口座が凍結された
東京地方裁判所判決、平成20年11月12日
 
 いっときに比べて件数は減ったとはいえ、いまだに「振り込め詐欺」による被害の発生が後を絶たないようです。
 
 「お宅のお子さんが交通事故を起こしたので、示談金をATMから振り込め」とか言ってダマして、お金を振り込ませる犯罪だよね。
 被害に会わないようにって、警察官が銀行で振り込みを監視するなんてニュースがあったよ。
 
 しかし、職務執行に熱心すぎたのか、警察が通常の振り込みの請求を「振り込め詐欺」と見なしてしまうという事件がありました。
 
 なんでそんなコトになったの?
 
 ある男性が家族に身に覚えのない請求書が来たとして警察で相談をしたのですが、相談を受けた警察官がこれを「振り込め詐欺」と判断をしてしまいました。
 しかし、その請求書は旅行会社からの正規のものでした。
 
 それで、旅行会社の銀行口座が凍結されちゃったんだ。
 「凍結」って銀行口座が使えなくなってしまうコトだから、会社にとってはすごいダメージだよね。
 
 そこで、銀行口座が凍結された旅行会社は、県に対し損害賠償を求めて裁判所に提訴しました。
 これに対して、裁判所は以下のように判決を下しました。
 

平成20年11月12日、東京地方裁判所判決
 
 裁判所は「警察は口座の凍結前に、家族より十分に確認をとるべきだった」と指摘し、県警の過失を認定した。その上で、県に対し10万円の支払いを命ずる判決を下した。

 警察は十分な確認をするの怠ったとして、裁判所は県に対して損害賠償を命じました。
  
 よく「振り込め詐欺ではないか、自分から依頼人に確認をして」っていうポスターがあるけど、警察もそれをやんなきゃダメってコトだね。