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「変な法律」管理人のある日の日記です

・成績チェック無しの給料アップはダメ
神戸地方裁判所判決、平成21年2月13日
 
 職務執行についての評定をしないで、地方公務員に対して勤勉手当を支払いや定期昇給したのが違法だとして、市議会議員が市長に対して約10億5000万円の返還を求めるという裁判がありました。
 
 「勤勉手当」って?
 
 民間企業の「ボーナス」に相当するものをいいます。
 
 つまり、成績をチェックしないで、地方公務員サンにボーナスを支給したり昇給をしたのが違法だというのね。
 
 「地方公務員法」という法律は、地方公務員の職務の執行について定期的に勤務成績について評定をしなければならないと規定しています。
 

「地方公務員法」 昭和25年12月13日
 
第40条(勤務成績の評定)
第1項
 任命権者は、職員の執務について定期的に勤務成績の評定を行い、その評定の結果に応じた措置を講じなければならない。

 学校みたいに、定期的に成績をチェックしなければならないんだね。でも、してなかったから「違法」だってワケね。
 
 市議会議員の申し立てに対して、神戸地方裁判所は以下のような判決を下しました。
 

神戸地方裁判所判決、平成21年2月13日
 
 裁判所は、原告の返還請求を棄却したものの、「地方公務員法の趣旨から、支給には定期評定の結果を判断材料の一つとすることが必要」と指摘した上で、「勤務評定を行わずに支給するのは地方公務員法に違反する」と認定をした。

 ちゃんと成績のチェックしなきゃダメってコトね。
  
 勤務評定を勤勉手当を支払いや定期昇給に反映させている地方自治体は少数であるというのが実態のようです。
 しかし、この判決の影響で、法律どおりに地方公務員の勤務評定が行われるようになるかもしれません。
 
 そうだとしたら、ちょっと地方公務員サンが可哀想だね。