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「変な法律」管理人のある日の日記です

・同じ事件同じ法律同じ裁判所で逆の判決
古新聞持ち去り罰則条例は憲法違反?
 
 東京都世田谷区には、ごみ集積所から古新聞などを勝手に持ち去った場合に罰則を科すとした条例があります。
 
 古新聞だって大切な資源だもんね。
 
 平成19年3月26日と翌日3月27日に、いずれもごみ集積所から古新聞を勝手に持ち去ったとされた被告人に対する判決がそれぞれありました。
 
 特に珍しい事件というワケではないよね?
 
 事件そのものは珍しくないのですが、同じ事件について同じ法律を適用したのにもかかわらず、逆の判決が下されるという奇妙な現象が起きました。
 まず、3月26日の判決をみてみましょう。
  
平成19年3月26日 東京簡裁判決(松本弘裁判官)
 
 東京簡裁は、「東京都世田谷区の条例において犯行場所とされている集積場の場所は現実には明確でなく、不明確な規定で刑罰を与えることを禁じた憲法に違反する」と判断し、ごみ集積所から古新聞を勝手に持ち去ったとされた古紙回収業者の二人に対して無罪の判決をした。
 3月26日に、無罪判決があったんだね。
  
 3月26日の判決は、世田谷区の条例は「集積所」の場所についての明確性に欠け憲法違反となるとしました。
 そして、翌日の3月27日、同じく東京簡裁は、やはりごみ集積所から古新聞を勝手に持ち去ったとされた被告人に対して以下のように判決をしました。
 
平成19年3月27日 東京簡裁判決(桜井宏美裁判官)
 
  東京簡裁は、「東京都世田谷区の条例にいう集積所は区の窓口の地図や現地の看板から明確に認識できることから、条例の明確性に問題はない」と判断し、ごみ集積所から古新聞を勝手に持ち去ったとされた古紙回収業者の3人に対しての罰金15万円の有罪判決をした。
 次の日は、有罪判決だったんだ!
 同じ事件を同じ法律に適用したのに、同じ裁判所が昨日今日で逆の判決をするってスゴイね。
 なんで、こんなコトになったの?
 
 裁判官は、同じ事件と同じ法律を入力すれば、常に決まった判決が出力される機械ではないということでしょうか。
 
 やっぱ、「裁判官も人間」ってコトだね。