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「変な法律」管理人のある日の日記です

・服の上からだったら撮影OK?
検察庁びっくりの判決
 
 スーパーで買い物をしている女性に対して、携帯電話のカメラを使用し服の上から臀部周辺の写真を複数枚撮影したとして、ある男性が「北海道迷惑防止条例」違反の容疑で刑事裁判の被告人とされました。
 先日その裁判の判決がありました。
  
 お尻の撮影をされたなんて、被害者の女性はかわいそうだよね。当然、有罪判決だったんでしょ?
 
 旭川簡易裁判所は、以下のように判決をしました。
 
平成19年3月12日 旭川簡裁判決
 
  旭川簡裁は、検察側の「服の上からの撮影でも体の部位によっては相手に不快感を与え、条例違反になる」との主張を退け、「条例では、衣服等で覆われている内側の身体や下着を撮影することを禁じており、服の上からの撮影に関する規定はない」と判断し、無罪の判決をした。
 えっ、無罪になったんだ!びっくりだね。
 条例は「服の上からの撮影はOK」って規定されているの?
  
 問題となった「北海道迷惑防止条例」を調べてみました。
 
「北海道、公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例」 昭和40年8月2日 
 
第2条の2 (卑わいな行為の禁止)
第1項
  何人も、公共の場所又は公共の乗物にいる者に対し、正当な理由がないのに、著しくしゅう恥させ、又は不安を覚えさせるような次に掲げる行為をしてはならない。
  第2号
  衣服等で覆われている身体又は下着をのぞき見し、又は撮影すること。
 この条文を見る限り、「衣服等で覆われている身体」を「撮影すること」も「著しくしゅう恥させ、又は不安を覚えさせるような」行為としてなされた場合は、処罰の対象になりそうです。
 
 というと、検察側の主張が正しいってコトになるよね。
 
 旭川地方検察庁は「全く予想外の判決」とコメントしていますから、この事件は控訴され別の裁判所で審理されることになりそうです。その審理の行方を注目したいと思います。