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「変な法律」管理人のある日の日記です

・浮気した側から裁判所に離婚請求
有責配偶者からの離婚請求
 
 ここでは「有責配偶者からの離婚請求」の問題を考えてみたいと思います。
 
 「有責」は責任があるということだよね。そして「配偶者」は結婚相手のことだから、「責任のある結婚相手からの離婚請求」ってこと?
 
 そうです。離婚をするのには、「協議離婚」「調停離婚」「審判離婚」「裁判上の離婚」の方法があります。
 
 四つの方法があるんだ。
 
 これら四つの中の「裁判上の離婚」は、裁判所に離婚の決定をしてもらう方法です。この「裁判上の離婚」において、離婚の原因を作った側からの離婚請求を認めるべきかどうか「有責配偶者からの離婚請求」として問題になります。
 
 なんで問題になるの?
 
 例えば、夫が浮気をして愛人ができたので離婚をしたがっている。しかし、妻は離婚に同意しない。そこで、夫は裁判所に「裁判上の離婚」を申し出た。このような場合、夫の言い分を認めて裁判所が離婚を決定することは、あまりにも妻の立場をないがしろにするのではないかと議論になりました。
 
 そうだね。そんな場合、奥さんがかわいそうだよね。それに、自分で離婚の原因を作っておきながら、裁判所の力を借りて離婚をしようなんてズーズーしいね。そんな請求は認められないんでしょう?
 
 確かに、長い間「有責配偶者からの離婚請求」は認められきませんでした。しかし、昭和62年、最高裁判所は以下のように判断しました。
 
昭和62年9月2日 最高裁判決
 
  最高裁は、「@別居の期間が長期間におよぶこと、A未成熟の子が存在しないこと、B相手方配偶者が離婚により精神的、社会的、経済的に過酷な状態におかれるなど、離婚を認めることが著しく社会正義に反するといえるような特段の事情がいないこと」を要件として、有責配偶者からの請求であっても認めるべきと判断した。
 最高裁判所は、一定の要件が満たされれば「有責配偶者からの離婚請求」であっても認められると判断しました。
  
 離婚の原因を作った側からの請求であっても、裁判所は離婚を認めるということね。なんだかシャクゼンとしないな。だけど、浮気して離婚したくなった場合、裁判所は離婚を認めてくれるコトは分かった。
  
 あくまで、一定の要件が満たされればのハナシですよ!