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「変な法律」管理人のある日の日記です

・「民事」「刑事」の違い
刑事は不起訴、民事では事実上の有罪判決
 
 裁判には、代表的なものとしては「民事裁判」「刑事裁判」「行政裁判」がありますが、有名なのは「民事裁判」「刑事裁判」ですね。
 
 ええと、「民事裁判」は「お金を返せ」や「損害を賠償しろ」とかが問題になる裁判で、「刑事裁判」は「いくらの罰金を科すか」や「何年の懲役にするか」とかが問題になる裁判だよね。
 
 そうですね。
 この「刑事裁判」では不起訴になった事件がついて、「民事裁判」では事実上の有罪判決という一見奇妙な裁判がありました。
 この事件では、会社役員を知人が車ではね死亡させたとして、知人が「嘱託殺人」の嫌疑を受けて逮捕されたものの、嫌疑不十分として不起訴となりました。
 
 「不起訴」って?
 
 「刑事裁判」は検察官が起訴してはじめて開始されるのですが、それ以前に起訴せずにそもそも「刑事裁判」にしないことを「不起訴」といいます。
  この死亡した会社役員の保険金を請求する「民事裁判」が、富山地裁でありました。
平成13年4月10日 富山地裁判決

 富山地裁は、「会社役員が車にはねられて死亡したのは、嘱託殺人によるものとして、保険金の請求を棄却する」と判断した。
 というわけで、会社役員が死亡したのは不起訴処分となった嘱託殺人によるものとして、「民事事件」では事実上の有罪判決が下されました。
  
 なんで、こんな食い違いがでたの?
  
 一言でいえば、制度の違いですね。
 「刑事裁判」では、「合理的疑いを超える証明」がないと有罪になりませんが、「民事事件」では、「証明の優越」で足ります。
 言い換えると、「刑事裁判」では裁判官が80%以上有罪であると思わないと有罪にならないのに対して、「民事裁判」では半分以上の51%思えば足りるということです。
 
 検察官は「合理的疑いを超える証明」ができないと判断して「不起訴」にしたのね。
 しかし、こういう裁判を見ると「悪いことは出来ないな」という気になるね。
 
 そうですね。
 
 反省しなくちゃ・・。
 
 なにか反省しなきゃいけないことがあるの!?