トップページです
全体の構成が分かります
「変な法律」の説明や、当サイトの目的を紹介しています
当サイトのメインです。思わずツッコミをいれたくなる法律を多数紹介しています
奇妙な裁判を紹介しています
法律に関する雑談を紹介しています
まだ未定でございます
他の法律系サイト、相互リンクサイト等を紹介しています
「変な法律」管理人のある日の日記です

・現在の「一厘事件」?
たとえ2円でも違法性有りの判断
 
「一厘事件」ってどんな事件なの?
 
 明治時代の古い事件です。
 タバコの葉一枚を当時の専売公社に納入せずに自分で吸ったことから、煙草専売法違反罪にとわれた事件です。吸ったタバコの葉一枚の価値が金「一厘」(現在の貨幣価値で数円)相当であったことから「一厘事件」と呼ばれています。
 
 その事件はどうなったの。
 
 現在の最高裁判所にあたる大審院は、国家が刑罰権を発動させるほどの違法性はないとして「無罪」の判決を下しました。
 
 要するに「裁判所が判断するほどの事件じゃない」と判断したんだね。
 
 最近、それによく似た事件がありました。
 被告人は、さい銭箱から2円を盗み、またシンナーの吸引等を行ったとして、窃盗罪等にとわれていました。
 そして、さい銭箱から2円を盗んだ行為について、神戸地裁は以下のように判断しました。
 
平成17年3月14日 神戸地裁判決
 
  神戸地裁は、「たとえ2円でも参拝者の浄財。被害額のみをとらえて違法性を軽視することはできない」と判断した。
 というわけで、窃盗罪等で懲役1年10月の実刑判決が下されました。
  
 2円を盗んだ行為も「違法性あり」と判断されたんだ。
 「一厘事件」とは逆の判断だね。
 
 ちょっと不可解な判断ですね。
 道で5円玉を拾ってそれを着服したら、占有離脱物横領罪の有罪判決を受けるかもしれません。
 
 これからは、自動販売機の返却口に指をつっこみながら歩くの止めよう。
 
 判決以前にみっともないから止めなさい。