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「変な法律」管理人のある日の日記です
 
 
 
・義務だけど義務でない?
「日本国憲法」 昭和21年11月3日
 
 最高法規とされている日本国憲法の初めての登場です。
 
 一番エライ法律にも、変わった規定があるんだ。
 
 日本国憲法には、いわゆる「憲法の三大義務」が規定されています。
 
第26条
第2項
 すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負ふ。義務教育は、これを無償とする。
 
第27条
第1項
 すべて国民は、勤労の権利を有し、義務を負ふ。
 
第30条
 国民は、法律の定めるところにより、納税の義務を負ふ。
 確か、上から「教育を受けさせる義務」「勤労の義務」「納税の義務」だったよね。
 
 そうです。
 「義務」ですから、これらのことをやらない場合には原則として罰則が科せられることになります。
 
 税金を納めない人が、「脱税容疑でタイホ」なんてよくニュースになるもんね。
 
 あまり知られていないことですが、保護者が自分の子供に義務教育を受けさせない場合にも「学校教育法」により罰則が科せられることになります。
 
第17条
第1項
 保護者は、子の満六歳に達した日の翌日以後における最初の学年の初めから、満十二歳に達した日の属する学年の終わりまで、これを小学校又は特別支援学校の小学部に就学させる義務を負う。(略)
 
第2項
 保護者は、子が小学校又は特別支援学校の小学部の課程を修了した日の翌日以後における最初の学年の初めから、満十五歳に達した日の属する学年の終わりまで、これを中学校、中等教育学校の前期課程又は特別支援学校の中学部に就学させる義務を負う。
 
第144条
 第17条第1項又は第2項の義務の履行の督促を受け、なお履行しない者は、10万円以下の罰金に処する。
 これらの規定により、保護者は子供を小中学校に就学させないと罰則が科せられてしまいます。
 
 じゃあ、ええと「憲法の三大義務」の「勤労の義務」にイハンしたときの罰則は?
 
 それが「勤労の義務」に違反した場合の罰則を規定した法律はありません。
 この「勤労の義務」の規定については、国民に対して勤労をする法的な義務を課すことを規定したのではなく、精神的な規定であると解釈をする立場が通説とされています。
 
 でも、憲法では義務だけど法的な義務でないって、変なハナシだね。