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・村長が裁判官を兼任?
「(沖縄県宮古郡)多良間村ヤシガニ(マクガン)保護条例」 平成22年4月1日
 
 沖縄県宮古群の多良間村(たらまそん)には、通称「ヤシガニ保護条例」があります。
 
 「ヤシガニ」って南の国で見られる、ヤシの木に登るでっかいカニだよね。日本にもいたんだ。
 
 この条例の1条には、以下の規定があります。
 
第1条 (目的)
 この条例は、乱獲による絶滅を防止することにより、多良間村の豊かな自然の象徴でもあるヤシガニを、有用な資源として将来にわたり持続的に活用するため保護することを目的とする。
 ヤシガニって乱獲で絶滅しそうなんだ。
 
 この条例では、村長は保護区を設定すること、採取禁止期間や採取禁止となるサイズについての規定があります。
 これらの規定はよいのですが、4条の「罰則」の規定には驚かされました。
 
第4条(罰則)
 この条例に違反した者に対して、村長は、10万円以下の罰金を科すことができる。
 へっ、村長サンが罰金を科すの?
 
 言うまでも無く、自治体の長である村長に「司法権」はありませんから、刑事罰である「罰金」を科すことはできません。
 ですので、憲法違反である可能性が極めて高い規定ということになります。
 
 条例の規定がおかしいんだ。
 てっきり、村長サンが裁判官を兼任しているのかと思ったよ。
 
 この条例に対しては、「違憲」が疑われる規定があるとの指摘が那覇地方検察庁からなされ、多良間村議会は改正を検討しているとのことです。