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・前文に哲学が登場
「静岡県掛川市、掛川市生涯学習まちづくり土地条例」 平成3年3月27日
 
 これは、前文のある条例です。前文は、多くの場合、分かりやすい内容になっています。
 
 そうだね。
 
 しかし、この条例の前文はちょっと理解しにくいです。
 
前文
 
 (略)
  掛川市と市民は、まちづくり及び土地に関する所有、利用、調査、評価、取引等について、自然環境の保全を含む公共の福祉優先の立場から、相互に適正な方針と協定計画を持つ必要がある。また、地価の上昇があった場合においては、報徳推譲の精神に基づき、その利益を市民全体に還元し社会的公正の確保に資さなければならない。
  そのため、この条例を制定し、土地が私有物であっても高い公共性を併せ持つことを生涯学習し、土地の利用は、五共益五良質体制(地権者、地元集落、進出企業・転入者及び市の五者がともに益し、ともに良質である体制)により、市民参加のもとに総合的かつ計画的に行うものとする。
 ホントだ。分かりにくいね。まず「公共の福祉」って?
 
 「公共の福祉」の内容については争いがあります。一般的には「社会一般に共通する幸福や利益」のことをいいます。
 
 「報徳推譲の精神」って?
 これは、哲学の言葉なのです。
 へっ、テツガク?
 「報徳」「推譲」いずれも二宮尊徳による哲学の言葉です。「報徳」とは「恩徳に報いる」ことをいい「推譲」とは「人に譲る」ことをいいます。
 だから「報徳推譲の精神」とは「恩徳に報い、人に譲る精神」ということになります。
 
 なんだか難しいね。
 「五共益五良質体制」はカッコで説明があるからいいけど、これもフダンはお目にかからない言葉だよね。
 
 カッコで言葉の説明している条文というのは、めずらしいですね。
 
  きっと、この条例を作った人は、カッコーつけたかったんだね。