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・「おでん缶」は想定外?
「埼玉県比企郡嵐山町、嵐山町環境保全条例」 平成7年3月17日
 
 これは、良好な環境を将来にわたつて確保することを目的とした条例です。
 
 「環境保全条例」らしい目的だね。どこが変なの?
 
 ちょっと「あれ?」と思う規定があります。
 
第98条 (定義)
  この節において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。
  第1号
  自動販売機 飲料を販売目的とした貨幣等を投入ロへ投入することにより物品が自動的に出る装置をいう。
 
第99条 (自動販売機管理者の責務)
  自動販売機の所有者等は、飲料の空き缶等を回収するための容器(以下「回収容器」という。)を自動販売機の周辺に設置しなければならない。ただし、次の各号に定める自動販売機は除く。
 第98条では、自動販売機の定義を「飲料を販売目的とした」と限定していますが、これは空き缶のポイ捨て防止を念頭においているからと思われます。
 
 そうだね。一口に自動販売機といっても、新聞やお菓子なんかの自動販売機もあるよね。これらは、空き缶は発生しないね。
 
 しかし、この規定には盲点があります。
 
 盲点?何それ?
 
 「おでん缶」です。これは、文字どおり「缶に入ったおでん」で、缶の上部をあけて食べることができるようになっています。
 電気街として有名な東京の秋葉原では、自動販売機で売られています。
 食べ終わったら、当然空き缶になります。
 
 そっかあ。「おでん缶」は中身が食べ物だから、「飲料を販売目的とした」としている第98条の規定にあたらないのね。
 
 そうです。「おでん缶」の自動販売機は、第98条で定義している「自動販売機」にあたりませんから、第99条の「飲料の空き缶等を回収するための容器」の設置義務はありません。
 
 これはチャンスだね。嵐山町に「おでん缶」の自動販売機を設置しよう!
 
 問題は、嵐山町で「おでん缶」の需要があるかどうかですね。