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・声をかけただけで条例違反?
「奈良県、子どもを犯罪の被害から守る条例」 平成17年7月1日 
 
 最近、子供が犯罪に巻き込まれる事件が多発しています。
 
 そうだね。いたましいことだね。
 
 そこで、いつくかの自治体では、子供を犯罪から守ることを目的とした条例を制定しています。
 この奈良県の条例もその中の一つなのですが、ちょっとスゴイです。
 
 どうスゴイの?
 
 子供に声をかけただけで、条例違反になるのです。
 
第11条 (子どもに不安を与える行為の禁止)
  何人も、道路、公園、広場、駅、興行場、遊園地、観光施設、飲食店、公衆便所その他公衆が出入りすることのできる場所(以下「公共の場所」という。)又は汽車、電車、乗合自動車その他公衆が利用できる乗物(以下「公共の乗物」という。)において、保護監督者が直ちに危害を排除できない状態にある子どもに対し、正当な理由なく、甘言を用いて惑わし、又は虚言を用いて欺いてはならない。
 
第12条 (子どもを威迫する行為の禁止)
  何人も、公共の場所又は公共の乗物において、保護監督者が直ちに危害を排除できない状態にある子どもに対し、正当な理由なく、次の各号に掲げる行為をしてはならない。
  第1号
  言い掛かりをつけ、すごみ、又は卑わいな事項を告げること。
 ホントだ。第11条では「甘言」「虚言」を用いたら違反になるんだ。第12条では「言い掛かり」「すごみ」「卑猥な事項」を告げると違反になるんだ。
 
 「卑猥な事項」はともかく、どんな言葉をかけると「甘言」「虚言」「言い掛かり」「すごみ」にあたるのかはっきりしません。
 しかも、これらの行為を発見した人は、保護監督者又は警察官に通報しなければなりません。
 また、第12条に違反した場合は、罰則が科せられます。
 
第14条 (禁止行為に係る通報)
  第十一条又は第十二条の規定に違反したと認められる者を発見した者は、保護監督者又は警察官に通報するよう努めなければならない。この場合において、通報を受けた保護監督者は、警察官に通報するよう努めなければならない。
 
第15条
  第十二条又は第十三条の規定に違反した者は、三十万円以下の罰金又は拘留若しくは科料に処する。
 子供が迷子で泣いているとき声をかけたりしたら、事情を知らない人に第12条違反として警察官に通報されるおそれがあるね。
 あと、イタズラをした子供を叱ることなんてことも怖くてできないね。
 
 奈良県で子供に声をかけるときは、よほど注意しなければいけないようです。