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「変な法律」管理人のある日の日記です

 
・「メエ〜」と鳴く動物のお乳も法定
「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令」 昭和26年12月27日 
 
 前回は「乳製品」に関する法律上の規定をご紹介しましたが、「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令」という名称から分かるように、この法律では「乳(にゅう)」についても規定をしています。
 ここでは、「乳(にゅう)」についての規定を見てみましょう。
 
 「にゅう」って、なんだかイヤな響きだね。
 
 まず、2条1項に「乳」の内容を規定しています。
 
第2条
 第1項
 この省令において「乳」とは、生乳、牛乳、特別牛乳、生山羊乳、殺菌山羊乳、生めん羊乳、成分調整牛乳、低脂肪牛乳、無脂肪牛乳及び加工乳をいう。
 セリフスーパーの牛乳コーナーなどでお馴染みのもありますが、馴染みのないものも規定されています。
 
   ええと、「生山羊(やぎ)乳」「殺菌山羊乳」「生めん羊乳」っていうのがあるけれども、ヤギや「めん羊」って、あの「メエ〜」って鳴く動物の?
 
 そうです、「メエ〜」と鳴く動物のです。
 「生山羊乳」「殺菌山羊乳」「生めん羊乳」については、以下のように説明されています。
 
第2条
 第5項
 この省令において「生山羊乳」とは、搾取したままの山羊乳をいう。
 
 第6項
 この省令において「殺菌山羊乳」とは、直接飲用に供する目的で販売する山羊乳をいう。
 
 第7項
 この省令において「生めん羊乳」とは、搾取したままのめん羊乳をいう。
 山羊(やぎ)乳については、搾乳したままのと殺菌されたのが法律で規定されているんだね。
 ヤギのお乳って、そんなに飲まれていたの?
 
 かつては、日本でもずいぶんと飲まれていたようです。
 この法律が制定されたのは昭和26年ですが、当時の食糧事情の悪さから「ヤギ乳」を取る目的でヤギの家庭飼育が流行したことがありました。
 また、牛乳アレルギーの人でも「ヤギ乳」は飲むことができる場合が多いというメリットがあるとのことです。
 
   そうなんだ、ヤギのお乳ってずいぶんと人の役に立っているんだね。
 あと「めん羊乳」っていうのも初めて聞いたけれども。
 
 めん羊乳は、一般に「ヒツジ乳」と呼ばれています。
 「ヒツジ乳」は、そのまま飲むのには適していませんが、チーズの原料としては世界的に有名とのことです。
 
 そうなんだ、日本では馴染みがウスイだけなんだね。
 
 人が食用にする動物の「乳」というと、日本では「牛乳」が最初に思い浮かびますが、世界的に見ると、ヤギやヒツジの乳の方が多いといわれています。
 
 つまり、けっこう国際的な規定だったんだ。あなどれない法律だね。
 
 山羊乳、めん羊乳に関しては、以下のサイトを参考にさせていただきました。
 ありがとうございました。
 (参考サイト)
 ・Kotobank
 ・いわてISOPネット
 ・オーダーチーズ
 ※具体的なURLはリンクとして記載。
 ※いずれのサイトも、2012年3月29日に確認。