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「変な法律」管理人のある日の日記です
 
 
 
・上官は先に?後に?
「警察礼式(国家公安委員会規則第17号)」 昭和29年8月2日
 
 「警察礼式」には、ビジネスマナーのような規定もあります。
 
 「ビジネスマナー」って、サラリーマンなんかが必要になるヤツだよね。
 
 ビジネスマナーは「上司」や「顧客」と接する場合に必要となりますが、この法律には「上官」に接する場合の規定があります。
 例えば、自動車の乗降に関して以下のような規定があります。
 
第28条 (自動車に乗降する場合)
 自動車に乗車するときは、上官を先にし、その左側に着席し、下車するときは、上官を後にする。
 自動車に乗るときは、上官は最初に、降りるときは最後にするのね。
 
 一般的なビジネスマナーでは、タクシーのように運転士がいる自動車の場合、最も安全な運転席の後ろが「上座」とされます。
 
 つまり、この規定はビジネスマナーと同じってコトね。
 
 しかし、次の29条については、ずいぶんと考えることになりました。
 
第29条 (船舶に乗降する場合)
 第1項
 船舶のげんていを上るときは、上官を先にし、降りるときは、上官を後にする。
 
 第2項
 短艇等に乗り組むときは、上官を後にし、降りるときは、上官を先にする。
 1項の「げんてい(舷梯)」とは、乗船するときのタラップのことをいいます。
 また、2項の「短艇(たんてい)」とは、救命や連絡などの用途に使用される小型ボートのことをいいます。
 
 タラップを上るときは上官が先で、降りるときは後。でもって、小型ボートに乗るときは上官が後で、降りるときは先。
 なんで、逆になるの?
 
 おそらく「警察礼式」には、28条のように、「上官が先」というのが原則としてあるのだと思います。
 
 つまり、1項は、原則どおりの規定ってコトね。
 じゃあ、2項が逆の規定になっているのはなんで?
 
 2項において規定されている小型ボート(短艇)については、部下が操船することを前提としているので、「上官を後」としているのではないでしょうか。
 つまり、狭いボートに上官が先に乗ってしまうと、操船をする部下が乗船するとき上官を押しのけてしまう、といった失礼が生ずる。
 そこで、例外的に「上官が後」としたのではないでしょうか。
 
 うーん、正しいような、そうではないような・・・。
 
 この条文の意味についてご存じの方は、是非以下まで情報をお願いします。