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「変な法律」管理人のある日の日記です
 
 
 
・電気供給しろ!供給すんな!
「電気事業法」 昭和39年7月11日
 
 日本では「営業活動の自由」が認められていますから、民間の事業者が商品やサービスを提供すること、あるいは逆に提供しないことは原則として自由ということになります。
 
 「お前にやるよ」や「お前にはやんねーよ」は、自由に選択できるってコトね。
 
 しかし、電気については、そのような自由が認められていません。
 「電気事業法」という法律には、以下の規定があります。
 
第18条(供給義務等)
 第1項
 一般電気事業者は、正当な理由がなければ、その供給区域における一般の需要(中略)に応ずる電気の供給を拒んではならない。
 
 第2項
 一般電気事業者は、供給約款又は選択約款により電気の供給を受ける者の利益を阻害するおそれがあるときその他正当な理由がなければ、その供給区域における特定規模需要(中略)に応ずる電気の供給を拒んではならない。
 
 第3項
 特定電気事業者は、正当な理由がなければ、その供給地点における需要に応ずる電気の供給を拒んではならない。
 
 第4項
 一般電気事業者及び卸電気事業者は、一般電気事業者にその一般電気事業の用に供するための電気の供給を約しているときは、正当な理由がなければ、電気の供給を拒んではならない。一般電気事業者がその供給区域内に供給地点を有する特定電気事業者と第24条の2第1項の補完供給契約を締結しているときも、同様とする。
 電気事業法で規定されている「一般電気事業者」「卸電気事業者」「特定電気事業者」は、原則として、電気を供給する法的義務があることになります。
 
 「お前はムカつくから電気供給しねーから」っていうのはダメなのね。
 
 逆に、電気を「供給してはならない」という規定もあります。
 
第18条(供給義務等)
 第5項
 一般電気事業者は、その供給区域以外の地域における一般の需要に応じ、又はその供給区域内の事業開始地点における需要に応じ電気を供給してはならない。
 
 第6項
 一般電気事業者及び卸電気事業者は、第3条第1項又は第8条第1項の許可を受けたところによるのでなければ、一般電気事業者にその一般電気事業の用に供するための電気を供給してはならない。
 つまり、「お前は気に入ったから電気を供給してやろう」っていうのもダメなんだ。
 
 また、これらの規定に違反した場合の罰則も規定されています。
 

第107条
 次の各号の一に該当する者は、2年以下の懲役若しくは300万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
 第2号
 第18条第1項、第3項又は第4項の規定に違反して電気の供給を拒んだ者
 
 第3号
 第18条第5項から第7項までの規定に違反して電気を供給した者
 
第118条
 次の各号のいずれかに該当する者は、300万円以下の罰金に処する。
 第2項
 第18条第2項の規定に違反して電気の供給を拒んだ者

 でも、なんで、電気についてこんな規定があるの?
 
 電気という国民生活に欠くことのできないライフラインを安定的に維持するため、とされています。
 
 で、法律で電気を自由に処分することができないってしたんだ。
 その点、カミナリ様は自由に電気を使うことができていいね。